学ばない探偵たちの学園 (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 507
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408504285

感想・レビュー・書評

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  • 2011/2/10
    私本読むの遅い。人生で一番遅い。
    一生で読める本の量は限られてるのになぁ。

    最近こればっかりの東川さん。
    なんつっても読みやすいから。
    出てくる人がみんな可愛げあるし。
    今回は学園物です。
    石崎先生が好みのタイプのキャラです。

  • だんしがしんだいでしんだ―
    鯉ケ窪学園の非公認クラブ「探偵(小説研究)部」に部長・多摩川と八ツ橋にひっかかって入部したトオル。
    密室についての議論をしていた夜に密室となった保健室で男性の遺体を発見する。
    続いておこった高校生アイドルの失踪とこれまた密室内での音楽教師の殺人。
    身近で起こった殺人に首をつっこまないわけがない!
    ということで探偵部の3人はこれらの事件の解明にのりだすのだが。。。

    東川さんのシリーズ外モノ。こちらも笑えました!
    3人の高校生の掛け合いも面白いし、顧問の石崎先生や他の先生もいいキャラしてます。
    トリックというか、真相も同じように軽いのはまあ愛嬌ですかね~。

    クラブ活動の探偵小説についての議論は興味深かったです。
    特に密室殺人での犯人像。古今東西の名作古典作品の犯人の行動パターンについての分類にはニヤリとさせられました。

  • 話のテンポが良くギャグも面白かった。八ツ橋格好良い。しかしトリックが微妙…

  • この人の作品はどれも同じパターン、同じキャラクター設定のスラップスティックミステリですな。でも、それが好きなのですが。ミステリスピリッツというべきものに共感を覚える訳ですよ。今時コナンもびっくりの物理トリックを真っ正面からドカンと扱ってくれるのも嬉しいじゃないですか。バカバカしいんだけど、きっちり本格。これってすごいことかも。

  • ユーモアたっぷりの筆致で書かれた本格。次々に繰り出されるギャグ、受け付けない人には少しばかりうっとうしいかも。まあ軽妙に読み流してみれば、悪くもないけどね。登場人物表だけで笑えるし。
    真相……幾分バカミスっぽい感じも(いや、バカミスそのものかしら。基準がよく分からないのだけれど)。特にアパートの密室トリックは「なんじゃそら」。想像してみて爆笑。数々のギャグよりも、これが一番ツボに入ったな~。

  • 物語の語り部『赤坂 通』、高校2年生。編入した高校で『文芸部』に入部しようと部室を訪ねるが、そこにいたのは『探偵部』の2人だった。学校から公認されていない『探偵部』は、部室を持っていないため、いつも無断で空き教室を使っているのだった。そんな2人の巧みな(?)話術により、通は、あれよあれよという間に、なぜか『探偵部』の一員となるのだった。

    そんなある日、相変らずだらだらと居残っていた三人は、悲鳴を聞き駆けつけた先で、一人の男が死んでいるのを見た。これは・・密室殺人。はたして『探偵部』は、犯人を見つけることができるのか?


    本格推理と書いてあるのに、全然本格じゃなかった(笑)まぁ、冒頭で通が、これで騙されてるんで・・そっか。にしても、先輩がおバカ {/atten/} とくに部長。や、最初はちゃらんぽらんでも、やるときゃやるぜ金田一少年!みたいな人かと思いきや、最後までおバカ!!これでいいのか探偵部・・トリックもありえね~て感じのものなんだけど、その前に、さらにありえね~×2の推理を披露してくれてるもんだから、これでいっかみたいな気分になっちゃうし。まぁやりとりが面白かったので、最後まで笑って読めたけどね。

  • 読みやすいミステリ
    なにかとくべつな力を持っているわけじゃない、良くも悪くもその辺にいるような学生が事件解決に奮闘します。
    …いや、おもしろがってるだけかもしれない(笑)
    個人的プッシュはやっぱり石崎先生
    続編もでてるみたいなので、読んでみるかも

  • 鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ1冊目。
    密室ものです。トリックは微妙かも・・・
    石崎先生がかっこよかった。

  • 2004年2月22日読了

  • 転校生の赤坂通が、探偵部というなんとも怪しい部に間違って入部してしまうところから始まる。
    部の活動で密室談議をしていて、帰路に着こうとすると、学園内で密室殺人事件が起こる。
    部長の多摩川、部員の先輩八ツ橋のふざけたやり取りが入りつつ、展開的には(殺人があるけど)明るく進んで行った。
    最初の登場の仕方から想像しなかった人が探偵役をこなしていて、ちょっと笑ってしまった。
    確かに、登場人物は多いけど、軽く読むにはお薦めな探偵小説だと思う。
    2008.3.15。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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