- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408504285
作品紹介・あらすじ
呑気な雰囲気の私立鯉ヶ窪学園。転校生の赤坂通は非公認サークル・探偵部に入部させられた。彼らの目前で起きた密室殺人。被害者は、芸能クラスのアイドル目当てで侵入した盗撮カメラマン。事件後には、妙な名前の刑事コンビが現れ、美術教師が勝手な推理を披露し、音楽教師が謎の言葉を残すやら…。我らが探偵部と顧問教師は犯人にたどり着くのか。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
すごく軽いかんじの世界観で進む学園ミステリー作品。校内で学生ではない男が学校の制服を着た状態で、密室の保健室で死体で発見される。この男は誰なのか、密室はどうやってできたのか。探偵部の3人が真相に迫る!のですが、ライトノベルとは違う何とも言えない軽さで進みます。あえてこうしているのでしょうが、死体の横でバーベキューしてても不思議じゃないような登場人物たち。トリックについてはなるほどって思ったけど、○○○ってそんなにバウンドするのか?と疑問はあった。
-
鯉ケ窪学園に転校してきた赤坂通。文芸部に入るつもりが何故か非公認サークル・探偵部に入れられてしまう。二人の先輩と部活動に勤しむなか密室殺人事件に遭遇。軽妙な文体でテンポよく展開していく。散りばめられた伏線もすべて回収で楽しい読書だった。
-
ブクログの新刊情報で気になった「君に読ませたいミステリがあるんだ」がシリーズものの最新刊だと知って、鯉ヶ窪学園探偵部シリーズを読んでみることに!
東川篤哉さんは、「謎解きはディナーのあとで」シリーズしか読んだことがありませんが、こちらのシリーズもコミカルな会話×本格謎解きという組み合わせで、読みやすさと読み応えがどっちもありますね。
次回作にも期待! -
鯉ヶ窪学園の保健室で密室殺人事件が発生。
その密室に挑む探偵部3人組。
偏った知識と理論でおもしろおかしく事件の真相を暴きにかかる。
連続して起こる殺人、密室のトリックが一つにつながっていく。
各箇所に謎を解く鍵が散りばめられ、推理ゲームを楽しめるような構成。
あまり登場人物に感情移入しにくかったかな。
まあそういう狙いではないかもしれませんが。。。 -
コミカルで軽い文体だけどしっかりとミステリー。ラスト50ページ、転がり落ちるように全てがわかる感覚がたまらない。読み終わったあとに冒頭付近の描写を思い出しながら「お前が…伏線だったのか……」と簡単の声を上げた。
-
この筆者の作品は謎解きはディナーの後でのようにマンガとして読むとストレスなく読めます。何も残らない、だからこそいい。考えすぎて疲れて、娯楽的な話を求めたい時におすすめ。