- Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408504285
感想・レビュー・書評
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コミカルで軽い文体だけどしっかりとミステリー。ラスト50ページ、転がり落ちるように全てがわかる感覚がたまらない。読み終わったあとに冒頭付近の描写を思い出しながら「お前が…伏線だったのか……」と簡単の声を上げた。
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10年前のちょうど高校受験の日にテストの合間に読む本として購入した思い出深い本。
本格推理小説でありながら独特のコミカルな文体でとても読みやすく、主要な登場人物全てに好感を持てる珍しい作品。(推理小説だと死に役やブラフ的な悪役がよくいるので...)
トリックに関しては、作中キャラになりきってその視点で見ると「偶然」だけど、
文章からは「緻密」な印象もするし「大味」な気もする。
「計算された大雑把」なのかもしれない。
とにかく心の中にモヤモヤが残ることのない、収まりの良いトリックでした。
あとはこれを読むとお好み焼きが食べたくなります!もしくはクリスティやクイーンの小説を読みたくなります(笑)
……ちなみに私が持っている本の装丁は旧verです。キャラ絵がない方が想像力を掻き立てられて楽しめるので今でもお気に入り。 -
個性的な探偵部の面々が活躍(迷走?)するシリーズ。
真相に近いところまで辿りつくけれど、結局解決するのは
別の人間というのがいい。
お好み焼きのやりとりには、ついつい笑ってしまう。
昔の装丁が好きだったのに、表紙が変わってがっかりした。 -
この人の作品はどれも同じパターン、同じキャラクター設定のスラップスティックミステリですな。でも、それが好きなのですが。ミステリスピリッツというべきものに共感を覚える訳ですよ。今時コナンもびっくりの物理トリックを真っ正面からドカンと扱ってくれるのも嬉しいじゃないですか。バカバカしいんだけど、きっちり本格。これってすごいことかも。
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本気なのか、遊び半分なのか?確信をついているようで、ずれている…鯉ヶ窪学園探偵部(所属3名)+何の因果か探偵部顧問教師が、お気楽にそして、ちょこっと的外れに事件を本格推理!
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とぼけた文体ととぼけたキャラ達にはまりました。