モップの精は深夜に現れる (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408504483

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第二弾。
    今回はいろんな会社で事件を解決するキリコに出会える。
    大介との絡みが少なくなってしまったのは残念だが、キリコならではの切り口ににんまり。
    こんなふうに自分の仕事に自信が持てたら、どんなにいいんだろう?
    と思うのと同時に掃除がしたくなる。

  • 各話それぞれ違うビルで清掃作業に励んでるらしきキリコちゃん。どこへ行ってもおかしな事件に関わってしまう彼女だが,本作は前作よりミステリーっぽいかも。表紙にも「本格ミステリー」と書かれているし。

  • さらっと読めて思ってたより、面白く、最後の話はほろっときた。日常の中にある題材だからこそ、面白いのだと思う。続きものと知らなかったので、前作を読まなくては。

  • 軽快なテンポでお話しが進む。基本的には、キリコという清掃員が、必ず登場して
    謎の出来事を解決し
    主人公を幸せな方向に導いて行く物語
    キリコの存在が、とても可愛らしくて
    出過ぎずとても素敵な女性
    最終話は、そのキリコの日常の話
    これは、シリーズものなので続きが楽しみ

  • 2015 05 23
    キリコちゃんシリーズ第二弾。
    短編集です。
    キリコちゃん、どんどんいい子になっていく…

  • これ前作あったのか…!1作目と勘違いして読んでしまった。でもあとがきまでそのことに気付かずさくさく読めたし単体で見ておもしろかった。キリコのキャラにはちょっと無理があるかな~と思ったけれどラストで優しい気持ちになれたから良し。やっぱり近藤史恵好きだなあ。外れがない。

  • 事情があって天職から離れていたキリコちゃんが帰ってきた!とはいえ今回はあちこち短期の現場。でも会社の掃除から「事件」を解決するだけじゃなくて、思春期の娘とうまくいかないお父さんとか、本当はそんなつもりじゃなかった人、男に二股かけられたモデル、そういう人の「心」を救ってた。そしてラスト!前回「そんなの嫁にやってもらえばいい」って当然のような顔してたおばあちゃんにはちょっとムッとしてたんだけど 今回はキリコちゃんとおばあちゃんの親交と理解の深さに感激。またしても美味しいとこもっていくなぁ、ヤル時ぁヤルジャン

  • うん、期待通りの安定感。落ち着いた雰囲気ながら軽さもある、心地良いミステリ。楽しく読めました。

    最終話のキリコの人間像が完璧すぎる気がして、ちょっと不満。

  • お掃除の仕事をしているときのキリコちゃんはすごく魅力的なんだけど、それがいざ家庭問題に向けられると、とたんにそのスーパーウーマンぶりが裏目に出てしまう。
    完璧な妻、というのは、周りを怠惰にする。

  • 清掃員・キリコシリーズ2作目。短編集。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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