殺意は必ず三度ある (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 888
感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408504650

作品紹介・あらすじ

のんきを絵に描いたような鯉ヶ窪学園。敗退を続ける野球部グラウンドからベースが盗まれてしまう。オレ(=赤坂通)が唯一の下級生として在籍する探偵部員の総力を結集しても謎は解けない。後日、野球部とライバル校との練習試合終盤に事件は起きた。白昼堂々、球場で発見された野球部監督の死体に騒然となる両校関係者と捜査陣。動機は不明、球場ではアリバイ実験も行われるなど混迷をきわめる事件に、オレたち探偵部三人が事件に首を突っ込んだ。しょうもない推理合戦の先に待つものは…。

感想・レビュー・書評

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  • 鯉ヶ窪学園探偵部シリーズの第二弾。
    ミスリードにすっかりハマり、終盤の怒涛のネタ明かしはなかなか面白かったです!
    ただいかんせん野球のことを全く知らないもので、イマイチ上手くイメージができない部分もありました。。
    野球好きならもっと楽しめたと思います。

  • 相変わらず軽いノリで、、サクサク読めましたね。
    内容はあんまり残ってないけど、、(^_^;)
    「放課後はミステリーとともに」は結構面白かったんだけどな。
    部長が行き過ぎちゃてるな。

  • さらりとよめる。

  • 「謎解きは~」はいまいちだったけど前に読んだ「ここに死体を~」のテンションが好きだったからこっちも好み♪
    ただ続きものだった。今更「放課後は~」を読んでる。
    野球はそこそこにわかってるからトリックや解説も面白かったけど野球に疎い人はよく分かんないだろうなぁ。
    でもキャラ読みでも楽しいんじゃないだろうか。こういうばかばかしくもくすっと笑っちゃう会話とか好きなんだよね。

  • 昔読んで再読。
    探偵部3人の掛け合いのテンポが良くて好き。

  • 鯉ヶ窪学園シリーズ第2弾。探偵部員三人は今日も総力を結集し部活動に励んでいる。学校では野球部とライバル校との練習試合が行われ、試合終盤には野球部監督の死体が発見される。今作もたくさん笑える。登場人物のキャラも立ちそれがより魅力を引き立てている。トリックがいまいちピンとこなかったかな。

  • ちゃんと騙されました。三馬鹿、もしくは馬鹿トリオと同じく。確かにこのトリックでは前作と同じように人物一覧は載せられないな。今回は石崎先生登場せず。この方の作品は野球ネタがちょこちょこ挟まれるが知らなくても楽しめる。でも知ってれば尚良しの本作、うま~く演出したら映像化として面白そうだなぁ~なんて、考えるだけ野暮か。

  • アリバイのトリックが面白い。微妙に現実性が欠けるけど、ユーモア仕立てなので不条理感は感じない。されに被さる叙述トリックもいいよね。

  • 騙されたか騙されていないかで言えば騙されたし、面白いか面白くないかで言えばつまらくはないのだけれども、だからと言って何?というキーワードがやはり残ってしまう。

    だってさ、犯人の意味がさっぱりわからない。第一の殺人は、ま、理解できなくもないけど、第二と第三の殺人がちょっと無理矢理すぎっていうか、こじつけすぎとしか言いようがない。

    キャラクター小説としては楽しめるのだけれども、ミステリーとしてみた場合、ちょっとそんなイメージかなぁ。

  • 鯉ケ窪学園第二弾。
    章タイトル通り、野球をテーマに殺人事件が起こる。

    ミステリとしては想像通りのトリックというか、可能性の一つのトリックとは思ったが、それとは別にまさかの落とし穴があって、そんな引掛けがあるとはまったく思ってもいなかった。東川作品はおもしろさの上に繰り返しもあるからか、謎解きを真剣にいつもしていない私でも「ちょっと解いてみようかな?」という気持ちにさせてくれる。敢えなくまさかの落とし穴を前に完敗したが、どんよりした気分がない分、謎解きを考えるのもおもしろいと思える。

    ただ一つ気になるのはキャラクター重なり具合。探偵部はアクが強すぎるからか定着はしたのだが、そのほかの登場人物がなんとなく東川作品によく居る人物に見えて来てしまう。生徒会長の桜井さんで特にそう思えてしまった。シリーズを重ねる毎にもっと芯が強くなっていくのかなぁと期待。

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著者プロフィール

1968年広島県生まれ。岡山大学法学部卒業後、2002年、光文社カッパノベルスの新人発掘プロジェクト「KAPPA‐ONE」にて『密室の鍵貸します』が有栖川有栖氏に推薦されデビュー。11年『謎解きはディナーのあとで』が第8回本屋大賞第1位に輝き、大ヒットシリーズとなる。「烏賊川市」シリーズ、『館島』、『もう誘拐なんてしない』、「探偵少女アリサの事件簿」シリーズなど著書多数。

「2023年 『谷根千ミステリ散歩 中途半端な逆さま問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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