幻想運河

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著者 : 有栖川有栖
  • 実業之日本社 (1996年4月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408532783

幻想運河の感想・レビュー・書評

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  • 漠然とした不安、恐怖
    そういったものはみんなあると思う

    それを具現化したのがこの本ではないか。
    かの宮崎勤元死刑囚は、死体は物体だと認識していたという。
    なんだか、それに通じる気味悪さもあると思う。
    『深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ』読後に、そんな言葉が頭をよぎった。

  • 昨年旅したアムステルダムの花市で売ってたbonsaiの種、
    やっと意味がわかりました(笑)
    買わなくて良かった!

  • ドラッグで頭いかれた人が主人公みたいな本。たまにこういうの書いてるけど、読むの疲れた。スタフォルト警部だかが素敵。それにしても、幻想でした。

  • もう一度読み直してみた。
    やはり、あの・・・なんとも表現し難い読後残余感に包まれる。
    時は流れても、水の流れは変わらず・・・。

    こういう含みを持たせるラスト(と自分だけ?)って難しいと思うんですけど、
    そこは有栖川氏、伏線が美味いから嫌味がない。
    なるほどと頷いてしまう。
    あとは流れに身を任せるだけ・・・。

    有栖川作品の中でも、心に残り続ける一品ですね。

  • 有栖川作品にしてはわりに、タイトルのとおり「幻想的」な話。本格ミステリなのだけれどところどころに抽象的な雰囲気がくわわり、本当に幻想小説のように文章が崩壊しているようなところもあって、ただの本格ではない、けれど本格であることには納得ができる…というような、微妙な色合いの作品に仕上がっています。個人的にはかなり好きだった。というか、改めて有栖川著の文章力のすごさに感動した。ミステリ界だけにおいておくのは、本当に勿体のないお方だといつも思います…。文章がすごく綺麗で。洗練された、技巧的な文章というか。丁寧に一文ずつが何度も推敲して構築されているような気がして、読んでいてかなり「綺麗」。そんな著者の凄さを再確認させられた一冊でした。

  • アムステルダムに暮らす、共通点は何一つなさそうに見える5人の日本人の不思議な関係。
    運河の街、大阪とアムステルダム。
    遠く離れたその2つの街にも不思議なつながりが……。
    誰が?どうして?
    ソフトドラッグの紫煙の向こうに真実があるのか?

    薄いベールに包まれ、ふわふわと漂うような感じのまま読み終わりました。
    私の好みの結末ではないはずで、ましてやはっきりとした結論のないまま終わっているのですが、なぜかもどかしさなどを感じませんでした。
    どうしてだろ?
    不思議な作品でした。

  • 有栖川先生の本領発揮。

  • 視覚的な演出が凝ってるのは分かるけど、幽霊刑事ほどの感動はなし。

  • タイトルのように幻想的な作品。美しくはあるけれど、朧な印象しか残らない。

  • <font color="#666666"><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408532789/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4408532789.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
    <br clear="left">
    大阪で起こった事件とオランダのアムステルダムで山尾恭司が体験した出来事からなる物語である。そしてさらに、アムステルダムでは未来のシナリオライターであるはずの恭司に突然降ってきた小説のアイデアも挟み込まれている。
    そのどれもに当てはまるキーワードは≪バラバラ≫。
    アムステルダムでは合法であるドラッグで飛ぶ場面が多く描かれているせいか、友人・水島のバラバラ死体事件もなにか曖昧な靄に包まれているように見えてしまうのは著者の意図するところだろうか。結局は事件は解決を見ないままラストの大阪の場面になるので 水島殺しの犯人も最後まで推測するだけなのだ。そして信じられないラストが待っているのだった。
    結局私にはよくわからなかったのだが...。</font>

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