橋ものがたり 新装版

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著者 : 藤沢周平
  • 実業之日本社 (2007年2月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535050

橋ものがたり 新装版の感想・レビュー・書評

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  • 江戸の橋を舞台に江戸に生きる男と女の話が10篇。
     ハッピィエンドのものと、そうでないものがあるが、少しでも幸せを感じることができたこと、その自分たちの時間を大切にしたいという気持ちが伝わってくる。
     しかし、やはり、終わりも良しというほうが、読み手としては嬉しいし、すっきりする。勿論、そのあとどうなってしまうかはわからないが、とりあえず、「よかった!」と思えることの喜びを味わいたい。

  • 橋を題材にした時代小説短編集。
    男女の機微を描いている。
    読みやすい。

  • 2014年1冊目は藤沢周平。橋をキーにした短編集。個人的には『約束』『赤い夕日』『小さな橋で』『川霧』が良かった。特に『小さな橋で』の最後は泣いてしまった。微妙な関係や成就せず終わった作品よりも最後がハッピーエンドで終わる作品がやっぱりいいなと思った。藤沢周平さんは心の動きだったりを描くのが本当に上手いと思う。

  • こちらはTwitter上でみなみさんにオススメいただき、図書館で借りました!!

    藤沢周平さんの作品を読むのはこれが初めて。と言うか、男性作家さんの書かれる時代もの自体殆ど読んだことが無かったような…?

    こちらは短編集なのですね。
    江戸の町にかかる様々な橋を物語に織り交ぜて、10篇。男女の出逢いから別れまで。こんなこともあったかもなあ、と言う。

    全体的に物哀しい、わけありな人々の物語なのですが、そんな中でも博打打ちの父親のお陰で家庭内がめちゃくちゃになってしまったことに腹を立てる少年が主人公の『小さな橋で』と言う1篇が、最後ちょっとほっこりでよかったです。

    一番印象に残ったのは『赤い夕日』。
    こちらの物語に登場する、主人公にとって大切な二人の男性。過去と現在の自分を象徴するような。人物描写も全作品の中で一番響くものがありました。

    全篇少しずつ少しずつ、キーワードになるもの?がクロスフェードしていて、でも同一ではない。故意ではない可能性もありますが。そんなわけで全体にまとまりがあるわけですね。

    個人的には時代ものだと色恋ものよりも人情もの、探索もの、妖ものなどが好きです。
    色恋ものはあまり移入できないと言いますか、短編故か、気持ちが追いつかないところも。

    本作では博打で身を持ち崩す人が結構出てきますね。その辺も男性作家らしいな、と思ったり。

    決して甘くはない切なさ、物悲しさのある短編の詰め合わせです。

  • 図書館より。
    橋を舞台にさまざまな男女の物語を描いた短編集。

    男女を描く微妙な筆勢が巧いなあ、と感じる傍ら幸せな話だけでなくほろ苦い話の巧さが特に印象的でした。ただ話の中には物足りないな、と思うのもありました。短編なので致し方ないかな、という気もしますが……

  • 梅雨時、雨が静かに降る日は周平の市井人情物がピッタリ。 という事で "橋ものがたり"藤沢周平をしっぽりと。この作品橋にまつわる十の短編を集めたもの。 江戸期の橋は現代の駅に相当だそうな。待ち合わせに使われ、人々の出逢いや別れの舞台が多く紡ぎだされてきた。5年後に深川萬年橋にて再会の約束をしたうら若き男女が描かれている「約束」。互いに大人の苦労を味わった二人の恋の結末は‥。気持ちがホンノリ温かくなれる良作だらけ。

  • かなしみにも、喜びにも、心の小さな綻びさえも
    無駄はないのだと 静かに微笑まれるかのような小説でした。

    思い通りに愛せることだけが正しいわけでも
    幸せなわけでもないし

    耐えることが意味ないことや
    不幸なことでもないし

    ほとんどのことは、許して信じて、
    そして包み込んで

    「それでよかったのだ。」

    と引き受け合わなければ進めないものだと
    思い知らされます。

    出逢わないよりは、無様でも、泣いても、苦しんでも
    出逢ったほうがいい、と。

    強がりじゃなく、言いたくなります。

    ブログに感想をUPしてますので詳しくはそちらへ。

    http://ameblo.jp/sweetviolt/entry-11171076982.html

  • まさに珠玉の短編集、という感じ。

  • 切ないです。
    この何とも言えない雰囲気で終わると
    とっても続きが気になる。
    でも、これが藤沢さんの良いところでも
    あるんだろうなぁ。

    案の定こうなったのかなぁ、
    あぁなったのかなぁと考えている自分がいます。

  • 短編集。
    藤沢作品は救いがあるので良いです!

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