任侠学園

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535104

感想・レビュー・書評

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  • 2作目は高校という舞台に変わっただけでやってること同じやないかい!!
    といきってますがもちろん不満は全くございません
    今回も面白かった!

    もちろん出来すぎ感は否めませんが
    いいんですこれで!
    物語なんだから出来すぎでいいんです!

  • 言われたとおりにするしかない。命じられたらすぐに実行する。それはヤクザだ。やらねばならない仕事をだらたらと明日に延したりしない。明日は何が起きるか分からないからだ。そして、すぐにやらなかったがためにチャンスを逃すこともある。
    何かを命じられたとき、何かを思い立ったとき、何か問題が起きたときなどは躊躇したり面倒くさがらずにすぐに行動するように習慣づける。

  • 読む順番を間違えたけれども、結局は2作目である本書を2番目に読んでいることだし、問題は無い。
    隠蔽捜査シリーズ同様、このシリーズも実に面白い。

    2冊読んで、なるほど毎度こういうパターンで進むわけね、と理解した。
    つまらないのではなく、安定した展開で安心したという意味だ。

    難しいことは考えずに、エンターテイメントとして純粋に楽しむといいと思う。

    それにしても日村、なんで黒谷だけは最初から最後まで敬語を使っていないのに、それを一度も注意しないのか、そこが可笑しかった。
    きっと日村ですらそのことに気付かないくらいに黒谷が飄々としたキャラなんだろう。

  • 間違って一作目を飛ばしてしまい、第二弾である本作から読んでしまったのだが、そんなことも気にならず楽しく読了。ヤクザが学校のトップとなり、荒んでいる高校を立て直すという、ある意味ベタな内容ながら、我々一般社会と一線を画しているはずの任侠の世界が、日本古来の義理を大切にし、学校というコミュニティを通して、現代が抱える問題点や人間はどう生きるべきなのかということを、ビシッと伝えてくれる事に、読んでいる自分の背筋も多少真っ直ぐに伸びたかも。融通が効かず、変わらないという事が如何に大切なのかを教えてもらった気がする

  • 収まるとこに収まったって感じ

  • 任侠シリーズ第2弾!!
    先に、第3弾の「任侠病院」を読んでしまって、その前に2作品もあるということで、図書館で借りようとしたけど、1弾目の「とせい」が借りられていて、第2弾を次に読むことに(苦笑)

    すっごく面白かったー♪ 「任侠病院」よりも好きですねー。
    阿岐本組が経営難に陥った私立高校の再建をするんだけど、大人が教えなければ、子どもはいつまでたっても分からないんだということを、再認識させられました!例えば箒で掃除をする方法なんて、あたりまえでしょーって思っていたけれど、案外、今の子供達の中には、世の中便利になって、箒で掃くなんて動作をしたことがないってのもあるのかも。。。
    教育問題と、親のいびつな愛情っていうか、そういうのとかも描かれていて、ただ高校の再建っていう任侠物語では終わらないような内容だったなぁ~と感じました!

  • 「任侠」シリーズ第二弾。

  • 映画公開に備えて読む。今時任侠ヤクザなど存在していないのでこれはもうファンタジーであると同時にコメディである、しかし読んでいて楽しかった、世の中にこのような筋を通した話がなくなって来ているせいかもしれない。この話はシリーズ化しているようで阿岐本組は色々な業種に首をつっこむらしい、映画の方も評判が良ければシリーズ化するかもしれない、西島秀俊と西田敏行のキャスティングは素晴らしいと思う。

  • 生徒をお客さん扱いする私立高校の教師たちよりも
    ヤクザの方がよっぽどまっとうな教育ができてるというのが何とも皮肉。
    設定はぶっ飛び過ぎてて現実にはあり得なさそうなんだけど
    ヤクザを取り巻く状況だとか教育現場の実態とかがものすごくリアルで切なかった。
    “昔気質のヤクザ”に対するこだわり(?)も目から鱗。
    『ヤクザ』と『暴力団』は違う。なるほどな。

  • やくざが学校の建て直しを図るという話です。ご都合主義的だけど,ちょっといい話という浅田次郎の「プリズンホテル」や「きんぴか」を,今野敏の「慎治」で味付けしたような本です。こういう話が好きな人には,たまらないでしょう。私もこういう話は結構好きです。この本でも,今野敏の全共闘世代批判がされています。相当嫌いなんですね。

  • 今野 敏 『任侠学園』

    任侠シリーズの学園物w

    ヤクザが潰れる寸前の学園を立て直してくお話。

    単純に面白い♪

    昔ながらの任侠道を持った極道は何処へやら…。 ⁡
    ⁡⁡
    ⁡2014年読破

  • ヤクザに対する見方が変わった。
    人として教わることばっかり。
    笑いあり涙ありの心温まる話でした。

  • 今まで読んだ今野敏先生の作品と少し違う感じがした。
    ヤクザの世界感、曲がった物を真っ直ぐにする、面白くて一気読みしてしまった。シリーズ本なので次を読むのが楽しみ‼️

  • 任侠シリーズ2作目。
    今回の舞台は、経営難に陥った私立の高校。
    生徒をお客様扱いをする先生、過保護な親、大人しそうに見えて隠れて悪事をする生徒。
    お決まりパターンで解決するが、そのプロセスがテンポ良くて、ついつい引き込まれていく。

    さくっと没頭して読むのにちょうど良い。

  • 設定は平成、オチは昭和。
    仁侠浴場を借りたら、実はシリーズ物と知り、最初の話と思って借りたのがこの本(実は仁侠書房(改題)が先だった)。
    なんだよそれと思いつつも借りた本は読む、が鉄則だったので読んだ。ライトなノリで読みやすく半日でも読める内容。
    オチはお決まりで新鮮さはなし。これは小説よりも漫画仕立ての方が良かったんじゃないか?と思えるが、映画化と聞き納得。でもこんな内容の薄いのをよく映画化したもんだと、昨今のなんでも感でも映画化には辟易だ。
    映画は映画用のシナリオで作るのが本道で小説やアニメの映画化と言うのは好きじゃない、というか嫌い。

  • 過去の既読本

  • 「とせい」に続く、阿岐本組シリーズ第2弾。

    今度は経営の傾いた高校の理事長に就任し、荒れた学校を正すお話。

    経営を引き受けた井の頭学院高校は、ガラスは割られ、落書きはし放題、生徒は教師を教師とも思わず、教師自体もやる気がない無法地帯。

    そんな高校を今回も興味本位で引き受けた組長に、代貸・日村誠司は振り回されるコミカルなストーリー。

    立場は何であれ、礼を尽くす、躾の大切さをヤクザが教えてくれる。

    このシリーズ好きなので、次作を期待します。

  • 任侠ものが苦手なのでこのシリーズはスルーしてきたのですが、4作目が出たところで読んでみたら、隠蔽捜査シリーズよりももっと直球の正論エンタメでした。
    あまりに展開が都合よく、そこを笑える人なら楽しめるでしょう。
    これは2作目ですが、それぞれ独立した話なので、どこから読んでも問題なしのようです。

  • 任侠書房に続いての第2弾。面白すぎて一気に読んでしまう。小説にありがちな場面の転換がなくてストレスなく読める。面白く温かくもありながら、現代の問題を適当にとらえてスパッと解決しているのが心地よい。水戸黄門的に、組長の人脈でカタをつけるところがスカッとする。

  • やくざの組が高校の経営に乗り出す!やくざ、といっても最近の暴力団みたいなものではなく、義理人情に硬い、昔かたぎの「やくざ」だ。やってきた高校は、最近の例に洩れず荒廃しているが、彼らのお陰でみちがえる程の変貌をとげていく…という、悪く言えば「ありがちでできすぎ」なストーリーだけれど、この単純明快さがいいのだ。モンスターペアレンツとの戦いにはムカついたが、これが現在の親なんだよね。本作は「とせい」という作品の続編だけれど、そっちを読まなくてもノープロブレムです。

  • 面白かった~。シリーズの他のも読んでみたい。

  • 日村誠司が代貸を務める阿岐本組は総勢六人というちっぽけ極まりない所帯だが、堅気に迷惑をかけず、任侠と人情を重んじる正統派ヤクザである。組長の阿岐本雄蔵は、兄弟分の組長から、経営難に陥った私立高校の再建を引き受けることになった。文化的な事業に首を突っ込みたがるオヤジの悪癖を嘆きながらも、日村たちは学校へ乗り込む。そこで彼らが接したのは、割れたまま放置された窓ガラス、平気で煙草を吸う生徒、無気力な教師たちであった。百戦錬磨のヤクザをあぜんとさせるほど荒廃した学園を、日村たちは立て直すことができるのかー。,"赤字だらけの学校法人ダメダメな生徒たちをヤクザが更正させるって!?

    昔気質のヤクザが学校の理事に就任!?


    どうなることやら!







    久々の図書館で借りた一冊。




    おもしろかった。
    小日向が

    ペンブラの蝶野みたいなキャラでうけた!


    けど、黒髪、巨乳、ストールって最高。


    そういや、この人果断と同じ人!?



    全然気付かなかった。



    弟が


    任侠ヘルパーと同じ人?って聞いてきたけど



    あれは、ドラマやし同じ人ならそんな似たようなタイトルつけないでしょ

  • シリーズ2作目も期待通りに面白かった。
    気楽に読めてパターン化しているのがいい。

  • 期待通りの流れで、期待通りの終わり。
    最初の描写のわりには大学進学組もいるとか
    ちょっとレベル設定がよくわからないが
    まあ良かったね、と。
    恥と躾についてはほんとに最近強く思う。
    恥知らずが当たり前になっていくのかな。
    久々に唐獅子株式会社を読みたくなる。

  • 「とせい」からの第二弾。面白かった、一気読み。甘糟さん登場がいい。

  • 2015_12_03読

  • こんなヤクザ,ありえないって思うけど,図らずも正義の味方になり,周りも影響されて良い方に転がっていくところが,癖になりそうな面白さだった.

  • 20151015
    任侠シリーズ二作目。組長、代貸、変わらず魅力的。ちひろ、黒谷。楽しく、面白い一冊。3作目を買わないと。父に借りてたのは、シリーズ二作目まで。

  • 2014年11月20 3210一気読みでした病院から(反対に逆行して読んでますがやっぱり面白かったです。ヤクザってほんとにこれがやくざなのかなあとちょっと心配です


    2019/07/06
    やっぱ以前にも読んでいたのね〜。
    相変わらず面白い。今度映画化するから予習した。
    南流山中の撮影だって。

  • 今野敏先生のお遊び
    今の子供たちに接する大人へのからかいってとこ

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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