腕貫探偵、残業中

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535296

感想・レビュー・書評

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  • 腕貫さんという通り名の安楽椅子探偵短篇集。
    おいしいものもいっぱいでてきてお腹空きます

  • 再読

  • 収録作品:体験の後 雪のなかの、ひとりとふたり 夢の通い路 青い空が落ちる 流血ロミオ 人生、いろいろ。

  • 西澤ミステリって肉食系だな。恋愛に貪欲なキャラが多い。登場人物に百合系がいるのは、森奈津子先生へのオマージュか?腕貫さんを雇っている市役所がそもそも怪しい。

  • 悩める市民の相談ごとが次々に持ち込まれる「市民サーヴィス課臨時出張所」の職員にして名探偵!?黒い腕貫を嵌めたその男の巧みな誘い言葉に、ついつい気がかりな悩みごとを話してしまうと…、ありゃりゃ、いつしか難題解決へ!軽妙な筆致でユーモラスに描く連作ミステリ六編。," 明晰な推理力をもつ
    クールな安楽椅子探偵は公務員!?


    立てこもり?偽装殺人?詐欺?ひき逃げ?


    奇怪な事件が存在する世の中。

    悩める市民の相談事は「市民サーヴィス課臨時出張所」の職員へ。

    黒い腕貫をはめた冷静沈着な男が全て解きほぐしてくれるでしょう。


    最初、腕貫じゃなくて敏腕かと思った。

    腕貫さんなのね。


    表紙じゃはめてないからわからんわ。


    体験の後

    店に強盗が引きこもり、人質は数名。
    しかし、何かがおかしい強盗たち。

    予想外の犯人でビックリはしたけど、無理があるような、、、。

    私の目線ではユリエさんとの出会いがあったというその一点につきますが。


    雪のなかの、ひとりとふたり


    バレンタインのお話。
    これまた、冷静沈着、眼鏡メガネで無表情な男が推理を閃かせるんですが
    それより、ユリエさんとの発展はないのか!?(完全キャラ読み)

    夢の迷い道

    これは、おもろいドキドキ
    自分の母おやと親友の男友達が不倫してたらイヤだろなと。
    しかし、男友達は自分の好きな人の彼氏だという(どろどろ)


    青い空が落ちる


    シーンとしてしまいますがな。

    松島先生どうしてですか!?
    私が50、000、000円もらったら貯金しますが何か!?!?


    流血ロミオ

    ここで、大事なんは話の大筋よりもユリエさんが、腕貫さんをダーリンって呼んでるこの一点。
    それしか。
    しかし、腕貫さんもユリエさんがいらっしゃるかと思って多めに。というのは冗談ですが。と無表情に呟いてるし

    萌です。
    新しい形の萌ができました。



    人生いろいろ。

    おもろい!?
    最後の最後でひっくり返した
    まぁ、それよりも

    ユリエさんが(以下同文。付き合ってるんだろうか?)

  • まさかのプライベート姿、そしてグルメなこだわり…生活感のなさにますます興味出てしまいます。
    事件も予想と全く違う真相でびっくりさせられっぱなしです。

  • 残業中というか、サービス残業中?
    誰もが振り返るような美人女子大生にだーりんと呼ばれて眉一つ動かさず淡々と会話する腕貫さんが手に取るように想像できて楽しい。
    とても楽しい。
    作中の事件は、ほっとしたり眉間にしわが寄ったり種々雑多。
    面白かったです。

  • 面白かった。
    気楽に読めるけど薄すぎない程度で。

  • 相変わらず面白かったが、腕貫探偵が最後まで推理したりと、前作と違う部分が多々ある気がする。

    まさかの真相と人間の業の深さに驚かせる「青い空が落ちる」
    二重の結末「人生いろいろ」がお気に入り。

  • 前作あまり覚えてないんですが、これだけでも楽しめる短編集。「体験の後」のユリエさんは絶対ソッチの人だと思ったのに、後々でそういう感じはなくてただの男前の美女なだけだったのか。ダーリン呼ばわりにも多分びくともしないんだろうな腕貫さん(笑)。どれも真相がわかるとちょっと切なかったりする。「青い空が落ちる」が中々純真に破滅的でぞっとさせられて好きだった。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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