あの日にかえりたい

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著者 : 乾ルカ
  • 実業之日本社 (2010年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408535746

あの日にかえりたいの感想・レビュー・書評

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  • 亡くなった人は時間軸の観念がなくて越えて過去も未来も行き来するという説に基づいた短編集。

    読みやすい文体で簡単な説明で状況、情景がイメージ出来る。
    が、お話の内容はどこかで読んだこと見たことあるようなものばかりで新しさはない。
    こちらを泣かせてやるという意気込みが見えてしまって泣けない。
    書く力があっても物語を考えるのは難しいのね~という感想です。

  • 誰しもが持つ人生の分岐点「あの日」。今を生きている者と、あの日から時が止まってしまった者との時空を超えた交錯が奇跡を生みます。それは希望に続く道筋でもあれば、もう時を刻むことのない過去への懺悔でもあり、ひとつひとつの物語に感慨深くしみじみと読みました。それぞれが二度と戻ることのないあの日に触れて思い寄せます。そこには懐かしい切ない気持が静かにたたえられていくのです。特に「翔る少年」は互いの果てしない優しい思いが悲しくなるくらい伝わって大きく気持ちを揺さぶられました。他「へび玉」「夜、あるく」が好き。(2010年7月読了)

  • あちらの世界についての話、いずれも面白かった。

  • 現世とあの世の短編集。
    ちょっと切なくてほんのり温かい世にも不思議な物語風の作品。
    展開が読めるのもあったけど、読後感はよく読みやすかった。
    重たい話を読んだ後のお口直しにいいかも。

  • 表題作の「あの日にかえりたい」よりも、
    「へび玉」「夜、歩く」が秀逸でした。

    へぇーっ どうなっていくのだろう。
    なぁるほど、そこに持ってきますか。
    ふぅん、なるほどねぇ。

    読み終わった後、しみじみ感が心地よく漂いました。
    優しい気持ちを喚起させられるような気がしました。

    朱川湊人さんとは また一味違う不思議感が魅力です。

  • あの世にまつわる短編集。
    「翔る少年」に泣けた。

  • 「真夜中の動物園」
    夜の動物園で会った、優しい飼育員さんは・・・
    「翔る少年」
    僕には新しい、若いお母さんがいる。
    ある日大きな地震が起きた。
    僕の意識は過去と、そして今いる場所を行き来する。
    「あの日に帰りたい」
    ボランティアで通い始めた老人施設。
    私は一人の老人の話の聞き役になる。
    奥さんを亡くして、苦労ばかりさせた事を悔やんでいる老人。散歩のときに私が見たのは・・・
    「へび玉」
    長い事そのままになっていた袋には、へび玉が入っていた。高校の時の仲良し5人組は、そのへび玉を持って15年後に会う約束をしたのだった。会えない事は分かっていた。けれど、行かずにはいられなかった。
    「did not finish」
    アルペン競技でコースアウトした。自分はきっと助からない。選手として一流にはなれなかったのに、自分をこの競技につなぎとめていたものは何だったのだろう。
    「夜、あるく」
    夜の散歩のときに会う一人の老婦人。いつも中学校の門の前のハクモクレンの木の傍にいた。
    彼女は雪の季節にしか歩かないという。
    老婦人と彼女との、ハクモクレンにつながる思い出は・・・
    ちょっと不思議な物語が6篇。

  • 2015.2.14 読了

    切ない話が多かった短編集。

    世にも奇妙な物語チックでした。
    読みやすく 読後感も悪くなかったです。

  • 喪失感の中にも、もう一度現実を肯定しようとする主人公の姿が印象的だった『へび玉』と、『夜、あるく』が特によかった。

  • 世の中には影響が無く、でも人に心には大きな “小さな奇跡” が切ない。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/5704881.html

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