- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408535845
作品紹介・あらすじ
私立鯉ケ窪学園高等部副部長・霧ケ峰涼の周辺にはなぜか事件が多発する。校舎から消えた泥棒、クラスメ-トと毒入り珈琲一族との関わり、校外学習のUFO騒動-はたして解決できるのか…。
感想・レビュー・書評
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学生に勧めたい読みやすいミステリー。
主人公が霧ヶ峰涼(エアコンに間違われる)という時点でエンタメ要素が強い。
短編になっているので重ため長編を読む時の箸休めに向いていると思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鯉ヶ窪学園シリーズの短編集。
主人公が変わったので番外編か。
本編とは違い、人が死なない。
軽めな事件。
キャラクターが面白い。 -
学園ユーモアミステリ。
元気のいい高校生の一人称で。
気楽に読めます。
国立市恋ヶ窪にある私立鯉ヶ窪学園高等部。
探偵部の副部長の霧ヶ峰涼は、エアコンみたいな名前と言われるのが悩みの種。
探偵として活躍したいと、何かと謎解きに挑戦するが…?
「霧ヶ峰涼の屈辱」は、E館と呼ばれる校舎の一角で起きた事件。
探偵部の顧問になって貰おうと、涼が生物教師を訪ねた所…
視聴覚教室から怪しい人物が飛び出し、居合わせた生徒がつぎつぎに追ったのだが、校舎を出てみたら姿が消えた?!
「霧ヶ峰涼の逆襲」は、帰り道に猫に出会い、ついでに物陰に隠れていた取材記者に出くわす。
人気俳優が女性のいるアパートに入っていったままだというのだ。
ところが、女性は担架に乗せられて出て行き、その後、俳優は出てこなかった。
その謎は?
「霧ヶ峰涼の見えない毒」は、同級生の奈緒子が居候しているお金持ちの家で。
一家の主人である老人の頭に瓦が当たり、涼が頼まれて屋根を捜索することに。
瓦は自然に外れたのか?屋根から落ちかけて宙づりになる涼。
さらに事件が起き、老人は毒殺されかかった。
解決するのは同級生のほうだったり。
「霧ヶ峰涼とエックスの悲劇」は、数年ぶりの流星雨があると皆が待っていた夜。
緑に光る点がエックス山の方角に見え、地学教師の池上先生はUFOマニアなため、大喜びで向かうのに、ついていく涼。
ところが、畑の真ん中で女性が倒れていた。
首には絞められた跡…?
池上先生が警察に連れて行かれてしまう。
調子のいい文体で、ふざけたお喋りのように進みます。
読んだ翌日、何も覚えていなくて…
明るい雰囲気なので、暇つぶしには十分楽しめますよ。
2003年から書かれた短編を集めた物。
探偵部の部長らの話からのスピンオフ。
2011年発行。 -
片手間に軽ーく読めるラノベミステリーです。
探偵部の高校生が、学園で起きる日常の謎をすったもんだで解いていく短編集。
「謎解きは~」もあっさり旬を過ぎてしまったので、お初だったのですが、ちょっと軽すぎるかなぁ。
まぁまぁ平均点ぐらいには面白いんですが、時々イラッとしたりモヤっとしたり。
主人公のキャラもわざとらしくて、少々あざとい。
おそらくターゲットの読み手じゃないんですね、私が。 -
探偵部所属の高校生・霧ヶ峰涼(エアコンではない)が、珍事に巻き込まれたり解決したり。鯉ヶ窪学園(恋ヶ窪ではない)周辺に旋風を巻き起こす、ユーモアミステリー短編集。
◆「霧ヶ峰涼の屈辱」
放課後の視聴覚資料室から飛び出してきた人影。すわ泥棒!と後を追う涼たちだが、泥棒は校舎の外へ。だが、玄関脇にいた用務員は、誰も通っていないと証言する。
◆「霧ヶ峰涼の逆襲」
スクープを狙って、人気俳優が出入りしているというアパートを見張る芸能カメラマン。ところが、目的の部屋から急病人が運び出され、室内にいるはずの俳優の姿も無い……。
◆「霧ヶ峰涼と見えない毒」
涼のクラスメイト・奈緒の親戚である資産家の老人が毒を盛られた。しかし、在宅していた家族たちは、互いに動機をあげつらうばかりで……。
◆「霧ヶ峰涼とエックスの悲劇」
流星雨の夜、出現したのはUFO!? 地学教師に引きずられてUFOを追いかける涼。ところが、2人が発見したのは足跡なき殺人の被害者???(死んでないけど)
◆「霧ヶ峰涼の放課後」
体育館でこっそりタバコを吸っていた不良。駆けつけた教師の命により、涼たちはタバコ捜索を手伝わされる羽目に。しかしタバコは見つからず、なぜか涼は不良から奢られることに。
どういうわけか首を突っ込んできた芸能科の人気女優と共に、涼は再びタバコ捜索へ。
◆「霧ヶ峰涼の屋上密室」
教育実習生の上に女子生徒が降ってきた?! 落下直前に女子生徒がいたと思われる校舎屋上はたまたま密室状態、彼女の飛び下り自殺(未遂)と思われたが……。
◆「霧ヶ峰涼の絶叫」
陸上部のヒーロー(自称)が、走り幅跳びの砂場で何者かに殴打された!? 砂場には彼自身と発見者の足跡しか無く、犯行方法も逃走経路も不明。動機も、自称ヒーローにはビミョ~な心当たりが多すぎて絞り込めず……。
◆「霧ヶ峰涼の二度目の屈辱」
放課後の美術室で、不良が石膏像により圧死?!(死んでない)
犯人は第1話同様、廊下を走って校舎の外へ、居合わせた者たちはやはり、逃げる犯人を目撃していない。
第1話とよく似たシチュエーション、果たしてリベンジなるか?
図書館本。
すみません、東川篤哉についてはほぼアンチです(笑)。
合わないのはわかっていたけど、軽く読めるミステリーを求めていたので……。
ミステリーとしては『謎解きはディナーのあとで』とどっこいどっこい、もしくは下。
読みやすさは『謎解きはディナー(略)』よりも上、といった感じ。いちいち「バカでございますか?」などと言ってくる奴がいないだけ気分良く読める。
一昔前のケータイ小説レベルなのは相変わらずではあるが……。
UFOの話と、タバコの話はまあ面白かった。 -
高校生の霧ケ峰涼は、探偵部副部長として毎回事件に首を突っ込むものの
その能力は?が付く感じでどちらかというと狂言回しの役回り。
主人公の名前をはじめとして、名前が駅の名前等ちょっと変わった名前と
キャラクターが出てきます。
すっごくつまらない、ということはないけど人に勧めるほど面白くもない。
解説でも書かれていますが、この本は短編集ですが最初の話から読んだほうがいいです。
でないと、ネタバレになってしまって最初の話の謎がわかってしまいます。 -
『お嬢様はあほでいらっしゃいますか?』の台詞が決め手の『謎解きはディナーの後で』の東川さんの作品。
余りにも人気過ぎて、例の作品が読めないので。。。
と思って探して見つけたのがこれ。
短編集なので読みやすい。
しかも、どんでん返しがちゃんとそれぞれの最後についていて。
でもって、割とギャグっぽいノリだったりするので、読んでいて楽しい♪
彼の作品が好きな人は、一読おすすめ。 -
ミステリーなんですが、面白く、とても読みやすいです。
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もうこの著者の作品は読まないと決めた。