かっこうの親 もずの子ども

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制作 : 椰月 美智子 
  • 実業之日本社 (2012年8月18日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536101

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かっこうの親 もずの子どもの感想・レビュー・書評

  • タイトルから想像できるように、人工授精それも非配偶者間人工授精をテーマにした作品。そこに、子育て中の母親たちの閉塞感や孤独とかママ友との人間関係の難しさ、実の母親との関係などなど盛り込みたいことが多すぎて整理しきれていないような印象。
    中盤はどこに焦点が当たっているのかわからなくなってとっちらかった感があり、どう収束つけるのかな~と少々中だるみ。
    ただ、最後で子供が亡くなるあたりは涙、涙・・・
    「子どもを授かって、その子が無事に生まれて育ってゆくっていうのは、並大抵のことじゃないんだよね・・・ほんとに奇跡的なことなんだよね。」という言葉は素直に入ってきた。

  • 2016.12.20読了
    子育て真っ只中の私には、胸が苦しくなる描写がたくさんあった。母親はみんな必死なんだ。(図書館)

  • 非配偶者間受精によって産まれた息子がいる総子。夫と別れ、編集者として働きながら一人で育てている。子育ての大変さや息子の出自についてなど、総子の悩みは尽きない。でも、ひとつひとつ乗り越えていく。
    すっきり面白いというストーリーではないけど、読後感は悪くない。子を持つ母なら共感することがある。

  • 子を育てることで親は成長する。
    色々な考え方がぎゅっと詰まった、胸が熱くなる本でした。

    記念すべき初のサイン本!

  • 本は出会いだといつも思っている。この本はその思いを新たにした本だ。最近久しぶりに本を読み漁っており、図書館でタイトルと表紙、最初の数行を読んで直感で借りた本だった。通常は、文庫本の紹介文や、帯の煽り文句につられて読むことが多いけれど、ジャケ買いならぬ、ジャケ借りだった。
    小説としては話の筋がいろいろに変化して、女性の頭の中そのものであるような、物語の世界に入り込むより、エッセイや体験談を読んだような印象のストーリーだったけれど、主人公不妊治療で授かった子供を通して体験したり、考えていることがことごとく自分とリンクして、いまの自分が読むべきタイミングで出会った本なのだと感じた。はなはだ個人的な感想ではあるけれど。

  • 離婚し、シングルマザーとして子育てしながら働く母統子。
    何にも変え難い大切なわが子ではあっても、仕事と子育ての両立はとても大変だった。

    様々な問題提起のあるストーリー。
    シングルマザー、不妊、AID、ママ友、子供の死…

    立場違っても、同じ母親、どこかに何かの共通点を見出し、胸が苦しくなりました。

    子供を授かり、無事に生まれ育っていくことは、並大抵のことではない、本当に奇跡的なこと

    大きくなった我が子をまだまだ心配しつつも、その奇跡に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

  • 全体を通して面白かった。ただ親友の子どもの死については、友人が当人よりも不幸になってしまう訳で、その描写のバランス加減が個人的には好きではなかった。息子が生まれてきた理由との対比で必要不可欠だったのだろうけども。そしてその喧嘩が絶えない夫婦が作者本人のエッセイに出てくる作者本人に近かったので、死も実際に身近にあったのかと余計な方に気が行ってしまった。

  • 913.6ヤズ 2015.5.20

  • 非配偶者間人工受精で出産したシングルマザーの物語です。
    一人目を出産して育休中に読みました。

    元夫と不妊治療を経て、非配偶者間人工受精を選択するまで
    そして、出産後夫とぎくしゃくしてしまい離婚に至る回想シーンでは
    結婚した多くの夫婦が持つであろう、子どもを授かりたいという願望に翻弄され、葛藤する夫婦の姿に既婚者として考えさせられるものが多々ありました。

    シングルマザーとなってからの仕事と子育てとの両立、保育園のママ友付き合いなとの主人公の試練は、シングルマザーでなくても、当時はまだ復帰前でワーママも未経験でしたが、それでも共感できる感じがしました。そして、その後、仕事復帰して、自身も仕事と子育ての両立の難しさや保育園でのママ友付き合いの難しさを経験した今、本の内容を思い出しては、より強く共感できます。

    本を読んだ当時の息子はまだ赤ちゃんで、今でも主人公の息子の年齢には追いついていないですが、主人公と息子とのやりとりを読んでは「我が子も男の子。いつかこんなこと言うようになるのかな~」と感慨に耽りながら読みました。

    子どもがいる人、子どもがほしい人に特におすすめの本です。

    親になることの意味について、考えるきっかけをくれる本です。

  • なかなか・・・よかったし
    充実感と大変さはよくわかりました

  • ダ・ヴィンチ プラチナ本 2012年11月号

  • Raising kids the babies and the children are tough. Hows your Mommying? parenting aruaru(the possible story). could you happen , too?

  • そんなことってあるのか!という展開だけれど、話の流れに違和感はなかった。
    小さい子どもを育てる母の気持ち、おとなになった娘と母の思い。ママ友とのかかわり方、仕事を持って子育てすること。どれもリアルな描写。
    五島列島の描写も素晴らしい。

  • 私が読む前に持っていた印象は「働くシングルマザーの日々と葛藤」みたいな、働く母親のドタバタな日々が描かれているお話だと思っていました。それもあながち間違いでもないのですが、それだけではなく、不妊治療(非配偶者との体外受精)で授かった命への想い、生と死など壮大なテーマでした。

    私としては、働く母親のドタバタな日常でもよかったのですが。でもそれももうありきたりなんでしょうかね。

    自分が余裕のない時に、子供が病気になりお漏らしされて子供に怒鳴り散らし、後から号泣する所とか、身につまされて泣きました・・・

    負の感情だけではなく、子どものちょっとした仕草や言葉にものすごく愛おしさを感じる所もリアルでした。

    ただ一番核となると思われる、夫のものではない精子で子を授かった事からの夫とのすれ違い、五島列島へ行く理由。などに共感できず、そこはいまいち乗りきれませんでした。

    でも五島へ行った動機はともかく、そこでの光景や体験は統子親子にとってかけがえのないものになったし、統子も色々吹っ切れたようだったので良かったかな。

    小説として、ところどころ「う~ん」な部分はあるのですが、色々考えながらも一気に読んだ小説。
    子育て中のお母さんには特にお勧めです。

  •  幼児誌の編集の仕事をしている統子。4歳の息子・智康が生後7ヶ月の時に、夫と離婚。以来、シングルマザーとして働きながら智康を育てている。(離婚の原因は、智康の出生に関することだということが徐々に明らかになっていく。)
     他社の雑誌で智康とそっくりな双子を見つけたことをきっかけに、その男の子たちが住む五島を智康とともに訪れる。

  • 懐かしい気持ちになりました。
    こんな風に思ったり感じたりした時期があった。
    蛤浜海水浴場に行ってみたい。
    何時か行く‼︎ 2014.7.29

  • 子育て、母子関係、シングルマザー、仕事と子育ての両立、ママ友など様々なことに加えて、人工授精による出産ということにも重きを置いた作品でした。母は強しとは言うけれど大変さも伝わってくる。子供がいないせいか、全体的に読んでいて、息苦しさを感じました。親の視点からみたAIDの問題に取り組んだ感じでした。

  • 読み終わったあとに考えさせられる作品。
    きっと結婚する前に読んでたら、つまらん!で終わっただろうな。

  • 毎日続く日常は、実は壊れやすく脆い奇跡の連続なのかもしれない。子どもたちが幼かった頃、熟睡して身動きしない兄妹が生きているのかどうか不安になり、お腹が上下するのを見たり、鼻に手のひらをあてたりして、呼吸しているのを確かめたことを思い出す。つらいこともたくさんあった。それでも一緒に生きてきて良かったと思っている。

  • シングルマザーの統子さんは、体外受精で子どもを授かり一人息子の智康くんと暮らしている。シングルで子どもを育てる大変さがよく伝わってくる。全く面識の無い人の精子を受精し、それが原因で離婚している。ある日、智康にそっくりな双子の男の子にであう。サラッと読めるが奥が深い。

  • 子供がいないので、母親の、ここまでの詳細な機微な感情は最初戸惑いました。子供が生まれることも、育てることも、容易ではないのに、さらに今の社会には困った親とかもいたりして、本当に困難ということを改めて考えさせられました。自分なぞ本当にやっていけるのかなぁと思ってしまう。だけれども、それを上回るほどの想いとか力でやりきれてしまうのかもしれない。
    ところでこの本を退院祝いでもらった(うれしかったです!)のだけど、どういう思いがあったのかしらと思ってしまいます。

  • 小さな子供を持つ親なら直面する問題が殆ど全てぎっしり詰まった小説。私は統子さんのようなシングルマザーでもないし、仕事もしていなかったけれど、知らない土地で一人で子育てに奮闘していた頃を思い出した。子供は親を選んで生まれてくる。この言葉が胸に刺さった。息子達はもう大きくなってしまって無理なので、心の中でギュッと抱きしめた。私達のところに生まれてきてくれて心からありがとう。
    それにしても終盤の展開は悲しすぎる。子供だけでなく、家族みんなが何事も無くくらしていけるというのは本当に奇跡なのかもしれない。

  • 子ども向け雑誌の編集者の統子。AID…提供精子を使って産んだ4歳の智康との2人暮らし。ある日雑誌で見た双子の男児が智康にそっくりなのが気になり、統子は五島列島に夏休みがてら双子とその親を訪ねる事に…離婚、ママ友、保育や医療…育児にまつわる様々な問題を取り上げた家族小説

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かっこうの親 もずの子どもの作品紹介

命とは、愛とは、絆とは-子育ての"今"を描く家族小説。

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