可愛いベイビー

著者 :
  • 実業之日本社
3.38
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本棚登録 : 423
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536446

作品紹介・あらすじ

銘和乳業課長のわたし(川村晶子)は、38歳にして14歳年下の児島くんと結婚を決意し、交際は順調…ではあったが、契約社員の児島くんがリストラにあってしまい、生活費節約のため二人で暮らすことに。仕事は部下も責任も増え、売れっ子モデルのCF撮影と、休む暇なし。折しもわたしの体に変調が。二人はこれからどうすれば…?"年下"シリーズ完結編。

感想・レビュー・書評

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  • 年下の男の子シリーズ第3弾。
    タイトル通り、期待しながら読みました。

    今回は、お仕事小説感が強く、そこが良かった。
    2人の関係が安定しているからこその展開に、安心して読み進めることが出来ました。

    児島くん、いい奴ですね~
    晶子さんは幸せもの。
    晶子さんの今までの頑張りがあったからこそ、周りも認め応援してくれたのだと思います。
    このまま行けば、お家もあるし、経済的にも不安はなさそうだし、幸せに暮らして行けるだろうなと思いました。

    ラストは両手放しのハッピーエンド♪
    楽しい読書でした。

  • 正直なところ、途中までは読み進むのが辛かった。

    前半は主人公にあんまり魅力が感じられなくて
    晶子はホントに児島くんのことが好きなのか
    児島くんは晶子のどこを好きになったのか
    全く見えなかった。
    博報堂を蹴った児島くんを晶子が責める辺りは
    申し訳ないがホントに本を投げようかと思ったくらい。

    だがしかし、児島くんが博報堂を蹴った理由が判る辺りから
    話が魅力的な方向に転がり始めて
    晶子の異変で急転直下、俄然面白くなった。
    晶子が金のわらじを履いて探すに値する魅力があるかどうか
    同性の自分にはよく判らなかったのだが
    晶子が児島くんのどこに惹かれたのかは再認識できた、と思う。

    子供を盾にして無理矢理纏めた感は若干否めないけど(爆)
    それも含めてめでたしめでたしでよかったのかも。

  • 今どきそんな父親っているのかな。

  • 年下の男の子 の続編

  • 読みやすくて面白いです
    最後のお母さんが必見

  • 年下シリーズ第3弾
    2作目を飛ばして読んでしまった(汗

    主人公 晶子 38歳 一流乳製品メーカーの課長
    彼氏 児島くん 24歳 出入りのPR会社の派遣社員・・・のはずがリストラで無職!

    双方の家族は付き合いに大反対
    前途多難の2人に更なる試練が・・

    これね、小説だから頑張れ~って思えるけど
    実際だったら、やっぱり反対するよねぇ~、な感じ(笑)
    アラフォー出来婚のウエディングドレスかぁ~

  • 王道な、鉄板な、流れででき婚かぁ…。

  • 年の差カップルの恋愛話、と言うよりも、仕事小説として面白い。
    晶子の仕事っぷり、上司や部下との関係、CM撮影現場の話、どれも「そうなのか~」と思うような内容ばかり。
    小嶋君の女系一家の様子と晶子の家の対比も面白いし。
    五十嵐さんの作品は「リカ」シリーズよりも、こちら系の方が断然いい!

  • シリーズ完結。
    14歳年下の彼との話。
    結婚、出産、体のこと、世間体やら仕事のこと。
    自分達がこうしてきたから、多くの人はこうしてきたらから、聞いたから見たから、こうしないさい。というのは、あまりに乱暴だなぁと思っていたけれど、そんなものは言い訳でしかなかった。
    親という立場に立っていないので、何となくしか分からない。しかし、自立はしてほしいけれども誰かの元には行かせたくない、という気持ちは共感できないかもしれない。それを、ビンタ一発で!というのが爽快すぎて笑ってしまった。ビンタという機会があって、前を向けるならば、それもありかもしれない。

  • (図)

  • 年下の男の子シリーズpart3。昌子さんと児島くんの14歳差の二人の年齢差を感じさせない雰囲気と会話が好き。来年に就職活動を控えている者としてOL生活の場面も詳しく出てくるためとても参考になった。児島くんからは周りに流されないで自分の気持ちと向き合うことの素晴らしさを教えてもらえた。そして、やはり主人公昌子さんを描いたのが男性作家だとは思えないほど女性の些細な気持ちでも細やかに表現しており本当に驚く。

  • いろいろあったけど、ハッピーエンドということでいいんじゃないですか。それでも38歳で初産はともかく、14歳年下の男の子とデキ婚っていうのはもし身近にいたら、どう思うかなあ・・・身内が心配するのはしょうがないことなんだよね。

  • 恋愛要素だけではなく、仕事の要素も多く含まれていて楽しめました。
    最後の晶子の母親の言葉が素敵でした。

    課長職の女性が子どもを持った後もこれまで通り働けるのか…その点の続きを読んでみたいですが、きっとこれで完結なのかな。

  • 川村晶子38歳 大手の乳業の課長で、やり手社員。
    児島君 24歳の派遣社員で、リストラにあい、失業中。
    児島くんは、生活費節約の為、晶子と、同居を願い出る。
    年の差14歳ながら、2人でいても、落ち着く2人は、結婚を両親へ報告するが、どちらも、年齢差に、反対されるのである。
    晶子は、仕事も部下も、上司も、色々責任が追及される立場で、忙しく休む暇なしであったので、体調の変化に気づく。

    さてさて、妊娠していたのである。
    こうなったら、両親説得に、児島家から、、、、、訪問。
    妊娠の事で、祖母の了解を得て、和気あいあいまで成る。
    そして、川村家は、、、、、母の力と、説得力の強さに、合意することになるのである。

    リストラだった児島くんは、晶子の上司の推薦を断り、小さな広告代理店の面接で、受かり、最後は、プロジェクトメンバーになって、前倒しで、2人でグアムに行き、結婚式を挙げることになって、ハッピーエンドで終わる。

    少し、のんびりと、構えている児島くんが、頼りなさげに、感じるが、24歳これから、頑張ってほしいものだと、おもう。

    晶子も、今、妊娠してないと、一生、子供は作れないかもしれないなんて、小説なのに、余計な事を考えたが、今は、40歳でも、初出産できる医学の進歩の時代であるから、大丈夫かな?

  • なんかだんだんつまらなくなって、
    最終的にひどい終わり方。
    出来婚する女上司、ってつい最近身近にいたけど
    やっぱり祝福っていうより
    その年でそれ、ヤバくないか⁇という気持ち。
    まして両家族に反対され、男は頼りなく
    話とわかっていてもイライラ‼︎
    まあこういうカップルは大体別れるよね、現実‼︎

  • 歳の差結婚

  • おもしろかったー!
    前回作を読んでから必ず続きを読みたいと思っていたので図書館で見つけて借りました。
    あたしもこんな年下の子にこんなに愛されてみたい。
    14歳差の恋愛なのでベタベタ甘甘じゃないんだけど、そこかしこにニヤッとする場面や書きまわしがあり、とても楽しく読めました。
    最後の母親、いいね!
    この場面が一番グッときたかもw
    このシリーズはこれで終わりかな?

  • 産休に入るほどの女性は本当一握りだろうけれど
    (事務員は無理だし。)
    いい意味でゆるくて こんな営業の女性がいたら憧れる。

  • 年下シリーズ完結編。前作『ウエディング・ベル』でウェディングベル鳴らない!!!と酷評した私ですがまだ続きがあったんですね。本作でまるっといろいろ解決。しかし30半ばのデキ婚はやだなぁ。。。

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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。『リカ』で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、翌02年デビュー。以来、警察小説・青春小説・サスペンス・時代小説等、ジャンルにとらわれずに活躍中。

「2023年 『交渉人・遠野麻衣子 爆弾魔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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