芸者でGO!

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著者 : 山本幸久
  • 実業之日本社 (2014年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536477

芸者でGO!の感想・レビュー・書評

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  • 冒頭───

    「本日は皆様、大変、お疲れ様でしたぁ」
    襖の向こうから女性の声が聞こえてきた。従妹のデコだ。今回のツアーのバスガイドなのだ。
    これ、あたしが企画を立てたのよ。順路も考えて、あちこち手配したのもぜんぶ、あたしなんだからね。スゴイでしょ。
    デコ本人から杉浦晴子は聞かされた。たしかにスゴイと思う。でもそれを自分で自慢げにしゃべり、しまいにはスゴイでしょと同意を求めるところはスゴクない。ひととしての器の小ささを物語っている。でもそれでこそデコなわけで、そこが晴子は好きだった。
    さすがデコさん、あたしの従妹だけあるよ。

    山本幸久作品は目の付け所が面白い。
    八王子で芸者として働く五人衆の物語など、私などには考えようにも考えつかない。
    それぞれ訳アリで芸者になった女性五人。上は45才から下は19才まで。以前の職業は、看護師、丸の内OL.キャバクラ嬢、女子プロレスラー、高校生と様々だ。
    彼女たちは、過去を引きずりながらも、現在の人生をそれなりに堪能している。
    まさにリア充だ。
    そんな彼女たちに訪れる色々な出来事。
    困難な壁も容易く、明るく、前向きに乗り越えていく。
    この過程がユーモアとペーソスに溢れ、楽しい。
    山本さんは、こういうのを書かせると独特のセンスがある。
    最後まで楽しく読ませてもらいました。
    このキャラは愉快なので、ぜひ、続編を期待しています。

  • 置屋「夢民」に属する八王子芸者5人それぞれの人生模様。笑いあり涙ありで、今回のお仕事小説も面白かったです。寿奈富姐さんと未以姐さんの件がハッキリとした形では着地せず、その後の収まりが気になりますが、“芸事に終わりはない”とも言いますし、明るく前向きな兆しが見え人生まだまだ続く…との事で一応の〆でよろしいでしょうかね。でもなんでムーミン絡みのネーミングなんでしょうw?

  • やっぱり山本幸久作品は面白い。5人の芸者さん皆んないい。アヒルバスのデコをはじめ、どこかで読んだ!って人がでてくるのも楽しい。
    兎笛のセリフ「昔のあたしがいて いまのあたしがいる。いまのあたしがいて 将来のあたしがいる。だからいまを がんばらなくちゃ」ホントそうだとおもう。

  • この手の作品は「お仕事小説」って言うらしい。
    日経水曜日夕刊書評に載っていた作品。これが紹介されていたわけではなく「ハケンアニメ!」のレビューの中に「お仕事小説」はどれも傑作ぞろい、「舟を編む」「あぽやん」と並んで「芸者でGO!」も一括り。そうなの?傑作なの?
    読んでみたら、なるほど面白い。芸者と言えば京都なのか?と思ったら同じ会話が本作品にも載っている。「バカ、京都は舞妓だろ!」そうです、その通りですね。
    んで八王子の置屋に在籍する芸者さんのお話。
    彼氏に振られた腹いせにいきなり芸者になった元女子高生、健康志向が強い元女子プロレスラー、元OLだが謎の多い芸者、元キャバクラ嬢、高校生の息子がいる元看護士芸者、とバラエティ豊かな面々。各章毎に主人公を変えて、それぞれの視点で芸者を語る。就職第1志望に芸者を選ぶ訳もなく(いるのかな?いたらゴメンナサイ)
    それぞれの事情で芸者になった彼女たちを暖かい目線で見つめている暖かい話が多い。ちょっと有川浩を彷彿させる。
    元キャバクラ嬢の未以だけお話が未完で続編あり、の前提なのかな?
    でも面白かったよ、確かに傑作、続編読みたい!

  • 切ない!切なすぎる(ノД`)・゜・。
    ポップな表紙とタイトルに似合わずしんみり。いや、半分はちょっと希望も見えるのだけど〆がなんとも……
    みんなに幸あれ。

    前の職場が八王子駅近くだったので、それも七年余も勤めりゃ少しは地理も分かりまして。地元の人や私みたいな者からすればなんかもうクスクス・ニヤリなのではないでしょうか。
    にもかかわらず巻頭の八王子の地図が広域すぎて、もうちょっと駅前も載せた方がよかったような。
    本を片手にセンチメンタルジャーニーがてら聖地めぐりをしたくなりました。

  • 芸者さんのお仕事小説です…。

    舞台は、八王子の置屋です…。
    最近、時々ですが、TVにも出てきますね…。

    仕事の愚痴に、他人に言えなぃ悩み事に、
    そして、恋愛に…、お仕事小説の王道を、
    きっちりと描いており、面白かったです。

    5人の芸者さん達のキャラクター設定も、
    いぃ感じでバラけており、また、それぞれが、
    いぃ感じでハジけており、楽しかったですね。

    もちろん、
    芸者さんのお仕事も、興味深かったですし…、
    お仕事小説として、十分に及第点以上でした。

    評価の高ぃバスガイドさんのお仕事小説、
    『ある日、アヒルバス』の主人公デコさんも、
    カメオ(以上に)出演しておりまふ…(笑)

  • 八王子の置屋〈夢民〉に在籍する、5人の芸者たちの物語。『ある日、アヒルバス』シリーズとつながった作品。デコ本人も登場するのが面白い。カキツバタ文具もちょこっと登場。
    全部がすっきり解決、とはいかないものの、ハートウォーミングで楽しい。八王子の描写が具体的で、知っている場所はより楽しめた。

  • はるちが借りてきたのを読んでみる
    まぁ良し

  • 作者の生まれた八王子を舞台に5人の訳あり芸者のひとりひとりを主人公にした連作短編集。
    八王子の今がリアルに描かれている。
    思わず検索しまくり。八王子のガイドにもなっている。
    戸川純の電車でGOとかわかる人少なくないかい?
    スナフ姐さんのキャラがいまいちわからなかったが、続きの話もありそうな展開だし、続きに期待したい。
    他の人のレビューを見て「アヒルバス」も読みたくなった。

  • 芸者さんひとりひとりにスポットがあたってそれぞれの訳ありストーリー。
    舞台が京都かと思いきや、八王子。よく知っている街だけにとっても親近感がわいた。
    少し上手くまとめすぎのような部分と妙に尻切れトンボになった部分があって
    面白いストーリーなんだけど
    少し残念。

    デコちゃんにここでも会えたのが感激。

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芸者でGO!の作品紹介

東京・八王子の置屋「夢民」に在籍する五人の芸者たち。彼女たちは人生の逆境をのりこえて最高の芸を見せることができるのか。そしてままならぬ恋の行方は…!?傑作『ある日、アヒルバス』の笑いと感動再び!

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