三人屋

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著者 : 原田ひ香
  • 実業之日本社 (2015年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536675

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三人屋の感想・レビュー・書評

  • 美味しい料理はさほど出てこなかったことにガックリしたけど、強いて言うなら朝日ちゃんのトーストを食べたいかなぁ。

    まひるの元旦那と愛人の件が読んでてムカムカしてしまった。
    こういう女と男っているんだろうなぁ。

    2017.5.29読了

  • パンの朝食、ランチのうどん、夜のスナック。
    閉めたお店が目立つ商店街の中にある、三姉妹が開くル・ジュール。
    愛想と要領の良い、三女の朝日が焼くトーストとジャム。
    無愛想で拘りの強い次女のまひるのうどん。
    おっとりとマイペースにお客をあしらう、長女の夜月。
    そして、彼女らを取り巻く常連さんと家族。

    もっとほのぼのとした話と思っていたら、いろんなタイプのダメ男が続々出てきて、どうにもやりきれない。
    三姉妹が個性的なのに、周りに話が飛び散って、何をどうしたいの!という気持ちにもなる。
    料理にも期待してたのだけど、パン!うどん!白飯!がただただ美味しいという。
    夜月のご飯とキャベツの糠漬の秘密は良かった。
    そんなもんだ。
    そして、人の悩みや想いも案外、そんなものなのかも。

  • 仲がよいんだか悪いんだかわからぬ三姉妹(夜月、まひる、朝日)が、朝は喫茶店、昼はうどん屋、晩はスナックと形態を変えて店を切り盛りしている。

    周囲の人物を掘り下げながら三姉妹も浮かび上がらせる。
    三人とも適度にやさぐれていて、おもしろかった。

    白いごはん、キャベツのぬか漬けなど、スナックのメニューを準備する描写(p.108~109)がいい。
    そして、そのおいしさの秘訣が何ともあっけなくて笑ってしまいました。

  • 同じ店舗で、朝昼晩で形態を変えて、食べ物屋を営む3人姉妹を巡る物語。

    謎めいて妙艶な長女のスナック、硬くて不器用な次女のうどん屋、要領良く愛想のいい三女。3人の個性と、彼女らをとりまくちょい癖があってでも可愛げのある商店街のおっさんどものやりとりが面白い。

    三姉妹の父親の謎や、3人と(別々に!)夜逃げした大輔というナンパなおっさんの正体等、ちょっとした謎解きスパイスも効いていて、飽きさせない小説になっている。13話で終わらせるドラマにしたらエエ塩梅になるだろう。

  • +++
    朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック―時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。三女にひと目ぼれするサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店の店主、女にもてると自負するスーパーの店長など、ひとくせある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る…。さくさくのトースト、すだちの香るぶっかけうどん、炊きたての白飯!心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!
    +++

    両親が亡くなった後、営んでいた喫茶店を、朝は三女の朝日がモーニングを出し、昼は次女のまひるがうどん屋をやり、夜は長女の夜月がスナックを営んでいることから、近所では「三人屋」と呼ばれている。姉妹は、両親の生前からのさまざまな確執によって仲が悪く、ことに長女と次女はほとんど口をきくことさえない。ただ、生前、小さなオーケストラのピッコロ奏者だったという父が、たった一度録音したレコードを探し、父のピッコロを聴くという夢だけを共有している。盛り込まれた要素はどれも興味深く、先を知りたくなるようなものなのだが、それぞれの掘り下げ方がいささか散漫になっている印象である。ラストは、姉妹間の感情の問題だからだろうか、あまりにもあっけなく、肩透かしされたような不消化感が残る。おもしろかったが、もう少し突き詰めてほしかった気もする一冊である。

  • 夜月・まひる・朝日の三姉妹。まずは名前がいいなあ。
    それぞれが、それそれの名前の時間に同じ店でスナック、うどんや、モーニングのお店をしている。それもいいなあ!…でも、着地点手前がちょっとなあ。

  • 三姉妹?キャッツアイかな?
    親父の真相は分からず仕舞い。
    「姉ちゃんが信じているならいいじゃない。私たちも信じましょ」ってところか。
    幸せなのか、仲が良くなったのか、よく分からん。
    次女の元旦那、ありゃあいずれ捨てられるな。

  • 読み始めの感触はよかったけど、途中からちょっと間延びしてしまった感じ。
    ぼやっとした感じでした。

  • 三姉妹の描き方が中途半端でなんだか話の焦点がぼやけた読後感。

  • 小さな商店街の廃れた喫茶店
    ある日
    朝は三女の朝日が喫茶店、昼は次女のまひるがさぬきうどん屋、夜は長女の夜月のスナックに…
    三姉妹の複雑な関係と商店街の常連客とのやりとりと

    登場する食べ物もおいしそうでほっこり

  • ちょっと話がとっちらかってまとまりにかけるかな?最後までなんだかスッキリしない終わりだし。夜月はなんだかなーというかんじ。

  • 安い漫画みたいな話だった。
    凄く美味しいパンや凄く美味しいうどん、
    凄く美味しいごはんにぬか漬けは
    ただまずいものしか食べたことない人たちが
    食べて喜んでるだけだな、という中身のなさ。
    登場人物も嫌な性格ばかりの書き割りみたいな
    人たちばかり。
    そして結局何が言いたかったか全くわからない散漫な構成。

  • 朝は三女が、昼は次女が、そして夜は長女が店に立つお店の名前は、通称「三人屋」。三姉妹それぞれ癖がありながらも人を惹きつけるその店に縁ある人々の物語。
    ユニークな設定を基に少し変わった人間模様が描かれています。そう深刻ではないので軽く読めます…と終盤あたりまでは言えましたが、いやけっこう三人ともしこりを残したままだな?とか思ったりもしました。
    親兄弟であろうと言わないでおいたほうが良いこともあるのはたしかなので、悪いこと、ではないのでしょう。その微妙な距離を取りながら、時折もめもしながらも、彼女たちはきっと長く長く、お店を続けていってくれるのではないかなと思います。
    作中一番不憫なのは別れた旦那ですかね。絶対捨てられる。けれど、いい気味だな…(下衆い感想ですみません)

  • 良かったです。
    みんなのその後が気になります。

  • ワケありで朝はモーニングを三女「朝日」が、昼はうどん屋を次女「まひる」が、夜はスナックを長女「夜月」が営む三姉妹のヒューマンストーリーです。最初から最後まで、あますトコなくビッシリと原田ひ香さん風味をきかせた作品となっております。それぞれに個性豊かな三姉妹ですが、かかわる幼なじみのスーパーの店長「大輔」もユニークでなかなか人間味に溢れています。しかし、ストーリー展開やキャラの個性は申し分ないのですが、なんとなく話の本筋みたいなものが、人物を広げすぎた感じで少しぼやけてしまったかなと。でもいい話でした。

  • 朝はトーストにジャム、昼はうどん、夜はおにぎりとキャベツのぬか漬け…どれもこれも、話を読んでいるだけで食べたくなる。
    物語は一つの店を朝昼晩と三姉妹がそれぞれ担当し、その彼女たちと商店街を中心とした男性たちの話。
    謎が解けていく話の展開はなかなか面白かったです。

  • この店に行きたい!

  • 亡くなった父の店を受け継ぎ、三姉妹は朝昼晩で別の店を開く。
    姉妹のいざこざ、亡くなった父の幻のレコード。店に通う商店街の人々の群像劇。
    結局、本当のところはわからなかったけど、あのレコードが三姉妹の仲を取り持ったのは間違いない。

    血がつながってるからこそ、許せないこともあるし意地をはってしまうこともある。
    姉妹って同性だからこそむずかしいのかも。

  • 三人姉妹が一軒の店を朝昼晩と分けて担当する。
    店のコンセプトも料理もそれぞれ。その店にご近所さんたちが寄ってきてわいわいと。三人姉妹色々あるけれど、そこはやっぱり姉妹なのだからと、最後はちょっと心温まる。

  • 原田ひ香さんの本を立て続けに3冊読んでしまいましたが、これがいちばんよかったです。
    朝日、まひる、夜月、三姉妹のお話。これだけでも面白そうでしょ?
    つぎつぎとちいさな謎が解けるように描かれているので何を言ってもネタバレになってしまうのですが、そこに構成の妙を感じました。なぜ「三人屋」なのか、三姉妹の過去にすべて関わっているという大輔とは?ぐいぐい引きこまれます。
    それぞれの人物がとても個性的。印象に残るので、これはテレビドラマだな~、と、勝手に思いながら、シーンを脳裏に描いていました。そうさせる描写が、あるんですよね。さて三姉妹は誰にしよう?(再び妄想)それにしても、この人の小説に出てくる男はみんな情けないところがあるひとばかり。その描き方もなかなかだと思いました。

  • 商店街の一角で、三姉妹が営む朝はカフェ、昼はうどん屋、夜はスナックとなる『ル・ジュール』。そこを舞台に繰り広げられる、姉妹とそれを取り巻く人々の話。 

    良かったです、とっても。タイトルと設定を裏切るような、著者の独特の世界観満載と言う感じ。
     
    お父さんが残したとされるレコードを探し続けた長女。真偽のほどはわかりませんが、結果、両親が残したお店を守っていこうと、それぞれが思うようになった最後に、胸の奥が熱くなりました。 

    ハッピーエンドでしたが、北海道から追手が来ないかがちょっと心配なのは、私だけでしょうか?

  • 原田ひ香さん、初読み作家さんです。「三人屋」、2015.6発行です。ボーイッシュな23歳、大学院生・朝日の営むモーニング、トーストとコーヒー390円、美人の桜井まひる32歳が昼に営む讃岐うどん390円、色気と隙がいっぱいの夜月が営むごはんの美味しいスナック。三姉妹の時間差によるそれぞれの味、こんな店があったら楽しいことでしょう!(笑)店の設定はOKですから、三人娘にかかわる人間模様、すなわち話の展開も私好みならいうことなかったんですが~(笑)

  • 2015年11月西宮図書館

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三人屋の作品紹介

朝は三女の喫茶店、昼は次女の讃岐うどん屋、夜は長女のスナック-時間帯によって出すものが変わるその店は、街の人に「三人屋」と呼ばれていた。三女にひと目ぼれするサラリーマン、出戻りの幼なじみに恋する鶏肉店の店主、女にもてると自負するスーパーの店長など、ひとくせある常連客たちが、今日も飽かずにやって来る…。さくさくのトースト、すだちの香るぶっかけうどん、炊きたての白飯!心も胃袋もつかむ、おいしい人情エンターテインメント!

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