6月31日の同窓会

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著者 : 真梨幸子
  • 実業之日本社 (2016年1月29日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536774

6月31日の同窓会の感想・レビュー・書評

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  • 「さて、同窓会を下記のとおり開催することとなりました。…
     日時 六月三十一日 場所 ホテルニューヘブン」ー

    神奈川県の小学校から短大まで一貫教育の伝統ある女子高・蘭聖学園。
    原則、初等部と短大のみ入学者を募集するが、年によって中等部・高等部も
    数名から数十名の入学者を募集する事もある。地元で憧れのお嬢様学校だ。
    八十九期生で有名漫画家・柏木陽奈子のもとに突然届いた同窓会の案内。
    この案内状のせいで、不眠症が始まった…。
    そして、テレビから流れるニュース…。
    フッ化水素酸に触れて女性が亡くなった。
    死亡した女性はオオサキタカミさん…クラス委員長だ。
    六月三十一日の同窓会と関係があるの…?
    そして、陽奈子も歩道橋の階段から転落して亡くなった。
    困ったことがあったら何でも相談しなさいと学校で教えられていた、
    同校卒業生の弁護士・松川凛子は次々と八十九期生の相談を受ける事となり、
    同窓生の証言から真相を突き止めようとするが、自身にも同窓会の案内状が届く。

    〝六月三十一日の同窓会〟の案内状を貰った人はお仕置きをされるという都市伝説…。
    八十九期生が学業発表会で六月三十一日の同窓会伝説を演じた劇…。
    ○○さんの記憶とか○○さんの推理とか○○さんの思い出とか○○さんの今の思いとか、
    高校時代の色んな人の思い出が沢山登場し、現在と過去がしばしば交錯する。
    今語っているのは誰かわからなくなってしまう…。
    いや、作者の意図でわからなくされている様だった。
    とても嫌な女性が沢山登場し、過去の姿と現在の姿もそう変わってなくて嫌なものだった。
    嫉妬や僻みや劣等感や妬みや嫉み…。
    人の悪意の描写があまりにも凄い!
    確かにこんな風な子っていたなぁって思わされたのも心が痛かった。

    ラストの学園に隠されたとんでもない秘密には、驚きました。
    そして、あの人も、この人もだったのかって…。
    本当に、ビックリしました。騙されました。
    そして、表紙のイラストも怖すぎです(´⌒`。)

  • 一気読み。登場人物がわけわからなくなりつつも、「これ絶対後で来るぞ」という怪しい伏線や、「ここ絶対騙されないぞ」というポイントがわかってきたので注意深く読む。少し偶然が多かったのと成長に伴うキャラ変更が残念。

  • 真梨幸子作品3冊目読了。3冊目にしてやっと作品の読み方が分かった。この本なかなか面白かったわ。読み手が男性か女性かで評価が違ってくるだろうな。途中、登場人物が増えて混乱したけれど、キーマンは最後にちらっと出てくるあの人だったり、黒幕はまさかのこの人だったり、構成もよかった。真梨さん、好きな作家さんに追加しよう!

  • 読み終わっての感想をひと言で言うと、面白くなかった。
    結末だとか事の真相だとかを知ってもピンとこなくて説得力がないし、読んでいる間、少し間があいてしまうと内容が抜けてしまい、少し前から読み返すという感じ。
    それほど記憶に残らない内容だった。
    ただ、いつも通り、女性の嫌らしいねとーっとした感情は上手に描いていて、ハッとするような表現なんかもあったりする。
    例えば、同窓会とは・・・というくだり。
    それが面白かった。

    蘭聖学園ーエスカレーター式の私立女子学校。
    その卒業生に6月31日という実際にはない日付の同窓会の招待状が届く。
    そして、その招待状を受け取った何人かはお仕置きと称し、殺されていく。
    殺された女性は同期で、「6月31日の同窓会」というタイトルの劇に関わった女性たち。
    しかも、殺される役をした女性たちだった。
    その劇のシナリオを書いた女生徒は物語の冒頭に、殺人計画を立てていて、その殺人にはフッ化水素酸という危険な薬品が使うようになっていた。
    そして、実際にこの連続殺人で最初に殺された女性はその薬品で殺されていた。
    現在弁護士となっている同期生の女性の事務所で働いていたその女性は現在行方不明。
    彼女が一連の殺人の首謀者なのか?

    登場する女性たちの名前ごとに各章が分かれていて、彼女たちの目線の物語や彼女たちの事が書かれた物語で構成されている。
    そして、物語が始まる前にある2つの事件の事について書かれている。
    それは合併問題による自殺と殺人について。
    まず、最初の女性の話を読んだ時、作者が読み手に誤解をさせるようにもっていっている。
    だから、てっきり私もある人物について「この人がそうなんだ」と思いこんで読まされていた。
    そして、改めて読み終えてちょっと最初の方を読み返した時、「ああ、このやりとりはそうだったんだ」と理解した。
    そういうのはいつものこの人の書く本らしい。
    そして、たくさんの登場人物が現れて、どんどん複雑でゴチャゴチャしていくのも・・・。
    ただ、途中である人物が事のあらましをまとめ書きしているのでそれを見て頭を整理する事はできる。
    できるけれど、やはり事件の全容は見えてこない。
    そして、それが見えた時は何となくチャンチャンという感じで、煙にまかれたような気持ちになった。
    読んでいる途中でも内容を忘れるくらいに記憶にも心にも残らなかったので、タイトルを変えて出版されたら絶対にまた読んでしまうと思う。
    そんな程度の内容だった。

  • *神奈川の伝統ある女子校・蘭聖学園の89期OGが連続して不審な死を遂げる。同校出身の弁護士・松川凛子は、同窓生の証言から真相を突き止めようとするが―学園の闇と女たちの愛憎に、ラスト1行まで目が離せない!*
    「ダーク過ぎる女の園」、「ノンストップ・女子高イヤミス」などの宣伝文句に期待したのですが・・・普通でした。普通によくある、女子高の風景。失礼ながら、とにかく話をややこしくするぞ感が先に立っているような感じ。それぞれの悪意が招いた結果、と言うのも悪くはないですが、なんだか煮えきらない内容でした。

  • 登場人物が殆ど女性で、名前の他にニックネームで呼んでいる時もあるので混乱してしまいます。
    相変わらず悪意の描写が印象的ですが、意外にあっさりしていて拍子抜けですし、ラストは広げた風呂敷を強引に畳んだ感じですっきりせず不満が残ります。

  • 真梨ワールド炸裂とまではいかない作品。大好きな作者だけに期待してしまい、最後の方はえっとなってしまった。タイトルはすごくよく、惹きつけられるが、登場人物が多いため、いつも混乱してしまう。

  • 自分には合わなかった。構成か文体か。

  • 登場人物が多すぎてわからなくなる

  • (図書館本)お勧め度:☆5個(満点10個)。何かすごく後味悪い作品。それが真梨ワールドなのかもしれない。それにしても、女子校の陰湿な争いだけならいざ知らず、卒業してまでもこの醜い争いは何なんだ!!それに、ありもしない日付の同窓会の案内なんて!それともう一つ、同校で同期の女性が次々に死んでいき、警察は何してるのか?不思議で仕方ない。まあ、結局、犯人も曖昧なまま終わってしまうけど、それにしてもいつも通り登場人物の多さにちょっと訳がわからなくなった。微妙に繋がっているのだけれど相関図が必要かもしれない。

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