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- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784408536798
感想・レビュー・書評
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落語の住人が、死者となって現れる。閻魔様にさばかれる、彼らの顛末を語った、えんま寄席。
元の落語はひとつも知らなくても、楽しめた。最後に閻魔様とのやりとりで謎解きをする、ミステリ仕立てなのがよかった。
愛憎、隠そうとした嘘、人の内面にきりこんでいく。ただ断罪するのではなく、人情味があって、読後感がよかった。
特に「第弍席」は、人情噺としてもよかったし、オチにも笑った。 -
古典落語を題材にした4編の短編からなる。天上界に旅立つか地獄に堕ちるかは、閻魔さまのお裁き次第。江戸人情噺といった作品。
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あの名作落語にはこんな続きがあったのかー?ここは落語の世界の住人が死後にやってくる「えんま寄席」。閻魔を納得させれば天上界。怒りを引き出せば地獄へ堕ちる。人情噺『芝浜』で夫のために尽くした女房は天上界へと思いきや…「芝浜」「火事息子」「明烏」など古典落語、その先の噺!ベストセラー『蔦重の教え』『春画入門』著者が描く本当は怖い大人の落語ミステリー!!