スローバラード Slow ballad

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著者 : 小路幸也
  • 実業之日本社 (2016年9月9日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408536927

スローバラード Slow balladの感想・レビュー・書評

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  • ★3.5

    弓島珈琲・弓島大シリーズ第4弾!
    東京の北千住で弓島珈琲店を営むダイは53歳になっていた。
    学生時代バンド仲間の淳平・ヒトシ・ワリョウ・真吾と暮らした自宅を改装した店舗。
    ダイにも常連客の純也や三栖刑事にも家族が出来少しずつ生活も変化している。
    かつて三栖が下宿していた家には、大学時代の友人ワリョウの息子・明とその友達
    双子の翔子と翔太たちが下宿していた。
    ある日、水戸に住むヒトシの息子の智一が家出したと連絡が入ったー。

    前作を読んだのが2年前で今回のダイ達は50代
    シリーズ4作で20代・30代・40代・50代…10年ずつ経過しているのですね。
    今回は、学生時代の友人達皆に会えたのがとっても嬉しかった。
    時代の経過と共に彼らの子供達が登場し活躍する。
    前作であゆみちゃんとの関係がとっても気になっていましたが、
    望んでいた通りに結ばれて、子供にも恵まれていた事が凄く嬉しかった(*´▽`*)

    最初は友人の家で息子の安否確認に奔走するうちに、次々と謎の出来事や
    事件があちらこちらで発生する。
    一見バラバラに見える周囲で起こる事件が繋がってゆく。
    そしてとうに過ぎたはずの大昔の出来事が…。
    仲間やその家族を心配する気持ちは何十年たっても変わらず良いなぁって思った。
    大家族のような仲間意識で事件を解決していく。
    下町のあったかい空気感。ほんわかしてて、とっても良かったです。
    いつもながら男性の友情っていいものだなぁって思った。
    若い頃と違って、沢山の柵を背負って抱え込んで日々過ごしていた。
    とんでもなく色んなものを抱えて生きて来た人。
    「置いてきた」と言い切ったダイ。良い表現だなぁ。

    このシリーズも続編を熱望します!子供達の成長も楽しみです。
    登場人物がとっても増えてて、東京バンドワゴンシリーズを思いださせられました。
    そろそろ相関図が必要かも…(*≧∪≦)笑

  • 学生時代を共に過ごしたダイ、淳平、ヒトシ、ワリョウ、真吾。

    『モーニング』は既読ですが、『コーヒーブルース』、『ビタースイートワルツ』はまだ読んでいなくて。

    ちょっと遡って読んでみようかな。

  • あれ、これってシリーズものかしら?
    学生の頃の仲間が遠く離れて暮らしていても、何かあると集まってくれる。50歳近い設定だから、30年以上の付き合いってことよね〜。しかも、家族ぐるみの付き合いができるってどれだけ仲がいいのか。
    いつもつるむのではなく、ここぞ! というときに力になってくれるってありがたい存在だ。

  • 50歳を越えたダイと仲間達(^^)ヒトシの息子が家出したことから始まる事件の数々!(゜゜;)みんな歳はとったけれど、変わらない仲間の絆がステキ(*´-`)その絆、次の世代にもずーっと受け継がれて欲しいなぁ(^^)しかしまさか、過去のあの事件に絡んでくるとは…(--;)

  • (2016/11/9読了)
    弓島大シリーズ(でいいのかな)第4弾。
    これまでの(45歳「モーニング」、30歳「コーヒーブルース」、40歳「ビタースイートワルツ」)ことが冒頭に書かれていたので、読んでは忘れる読者の私にはありがたかった。東京バンドワゴンシリーズのように、相関図もあったらいいのになぁ。
    今回のダイたちとはちょうど同い年。5人それぞれに現実的な生活感があり、物語の内容とは別に、親近感を持った。
    いくつもの事件が同時進行し、紐解いていったのは、ダイと三栖さん。三栖さんは今回はかなりいい味を出している。
    謎が解け始めるまで、引っ張りすぎかな。奇をてらったような事件キーワードや、伏線、人物設定の粗さも少し気になった。
    シリーズが続くなら、次作のダイたちは何歳になっているのだろう。

    (内容)
    事件の連鎖が呼び起こしたのは「あの頃」の記憶と私たちの絆―。青春時代のほろ苦さが沁みる、大好評!珈琲店ミステリー。

  • 暗い過去を抱えて生きる重苦しさ。
    一生他言しないと決めた秘密。
    長く生きていれば、背負うのにやっかいな荷物が
    どんどん増えていく。
    罪を告白してしてしまえば、あるいは誰かに秘密を打ち明けて懺悔してしまえば軽くなるとわかっていても
    主人公の弓島大は決してそんなことはしないのだ。
    そうすることで楽になるのは自分自身だけで、周りの誰も幸せにはならないから。。。
    ク~~~~ッ!!
    かっちょいいぞ、弓島。
    やっぱ男はハードボイルドでないと♪

    世の中白黒つけるだけが正解じゃないと、
    私も漸くわかる年頃になった。
    曖昧なままにしておくことは決して逃げではない。
    だけど、主人公たちがこの先さらに年を重ねた時にも
    同じことを思っているだろうか。。。
    なんとなくシリーズ最後の雰囲気が漂っている感じの本作だけれど、
    私はこの10年、20年後の物語もぜひ読んでみたい。
    そして、その答えを是非とも聞いてみたいと思う。

  • +++
    事件の連鎖が呼び起こしたのは、「あの頃」の記憶と私たちの絆――

    2014年4月。東京・北千住で喫茶店〈弓島珈琲〉を営むダイは53歳になっていた。
    学生時代、バンド仲間の淳平、ヒトシ、ワリョウ、真吾と暮らした自宅を改装した店舗だったが、
    ダイにも、常連客のゲームクリエイター・純也や三栖刑事にも家族ができ、
    少しずつ生活も変化している。
    かつて三栖が下宿していた純和風の家には、学生時代の友人ワリョウの息子・明と
    その友人たちが下宿していた。

    ある日、水戸に住むヒトシの息子の智一が「東京に行ってきます」というメモを残して
    家出したと連絡が入った。
    ダイは三栖や明、純也らと智一の行方を捜し始めると、
    智一と同じ高校に通う村藤瑠璃がケガを負った家族を残し、
    行方不明になっていることがわかる。
    時を同じくして、人気俳優となった淳平の妻・花凜にストーカー騒ぎが起こった。

    ダイたちは、智一の高校の先輩にあたる仁科と、新宿二丁目でゲイバーを営むディビアンが
    それらの事件に関わることを突き止める。
    学生時代をともにした仲間たちが〈弓島珈琲〉に再び集結し、
    「あの頃」に封印した事件と対面する――。

    青春時代のほろ苦さが沁みる珈琲店ミステリー。
    +++

    誰ひとり悪人はいないのに、昏い思いを抱えて生きざるを得ない仲間たちである。彼らも歳を重ね、53歳になった。それに伴い、事件も子どもたちの世代が中心になっている。だが、その根っこはやはり、ダイたちが日々をともにしていた若いころにあったのだった。一度はどこかに置いて、前に進めていると思った屈託も、また手元に戻ってきてしまう。なんと切ないことだろう。それでも、真実を知ればこそ、また次の一歩を踏み出せるのかもしれない。彼らの信頼関係が揺らがない限り。それぞれのしあわせを大切に生きていってほしいと願わずにいられないシリーズである。

  •  弓島大シリーズ第4作。冒頭で前3作の内容を簡潔に紹介してくれているが、完結編という解釈でいいのだろうか。
     ダイ、ヒトシ、ワリョウ、淳平ももう50を過ぎ、それぞれに家庭を築いていた。過去の作品に顔を出していた人達も年を取り、次の世代が暮らし始めている。シリーズを読んでいる者には感慨深い。今回は、ヒトシの息子で高校生の智一の家出がきっかけとなり、ダイと三栖刑事が奔走する。真相は四人(と亡くなった真吾)が封印していた過去と関係していた。
     ご都合主義は相変わらず。ダイの直感は正しいし、三栖刑事のおかげで捜査情報は手に入るし、ハッカーまがいの若者のおかげでネット情報の入手もお手の物。人脈が絶妙というところだが・・・・
     ハードボイルドばりにマイルールで行動するのもよくあること。遵法が必ずしも正しいとは思わないが、あまりに多用されると倫理観が安くみえてしまい、つい、皮肉を思いつく。信念をもった善人ほどやっかいなものはないと。もちろん、主人公たちだから話はちゃんと落ち着くのだけれど。
     

  • ダイさんたち、50歳!
    あっという間にそんなことに。
    それぞれに、いろんなことがおきている。
    生きていれば、それは、当たり前。
    で、途中までは、いつもの小路先生の作品の雰囲気で、仲間の息子である高校生の智一の家出に動き回るし、その中で出会ったディビアンさんが、とっても魅力的だしで、作品世界を思いっきり楽しんでいたのだけど、、、
    瑠璃ちゃんの事件は痛ましいけれど、彼女を守ろうとする動きもしっかりあるようだったしね。
    それだけに、ダイたちの行った私刑、現在に行われた私刑と思われる事件。
    その2つにもやもやしてしまう。
    だって、そりゃ、中島は最低ヤローだけど!
    主人公たちたるもの、そこまでのことをやらかしておいて、なんであんなにあっけらかんなの?!
    魅力的なはずのディビアンさんがそういう人なのもショック。ああ、もう、なんでそうなるかな。
    清廉潔白たれとは思ってないんだけど。
    でも、そこはがっかりだけど、やっぱり、ダイと仲間たちは嫌いになれないんだよね。うん。

  • これまでの話を読んでいてよかった。読んでなくても何とかなるかもしれないけど、読んでいるからこそ感じられることもあると
    色々びっくりする展開だった。

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