Tの衝撃

著者 :
  • 実業之日本社
3.30
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本棚登録 : 239
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537009

作品紹介・あらすじ

長野・群馬県境で、自衛隊の運搬車が襲撃を受け、核燃料が強奪された。同時刻、岐阜県の飛騨山中で、大学教授らの乗った車が土石流に流された。生き残ったのは八神准教授、ただ一人。その後、八神は見えない敵からつけ狙われる。一方、自衛隊の運用支援・情報部の溝口は、襲撃犯の洗い出しを厳命される。襲撃犯は誰か?その目的は?そして、「T」とはなにか?恋人、家族、仲間、国のために、男たちは真実を追い求めて戦う。壮大なスケールで描く、パニックサスペンス小説の新傑作!

感想・レビュー・書評

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  • 地震学者と公安、防衛省を交えた展開で引き込まれた。一気に読み込んでしまう
    内容。

  • レビュー600件記念
    大学で地質学を研究している八神準教授は嵐の日、とある研究所に向かう途中で地すべりに遭遇し生還するも、恩師と恋人を失う。その事件とほぼ同じ時に、陸上自衛隊の溝口三佐らが万全の体制で運搬していた核物質が、北朝鮮グループと目される一団に強奪される。この事件から八神は自衛隊の陰謀にあれよあれよという間に巻き込まれていく。
    八神も溝口も、それぞれの方面からこの事件を調査していき、当然の結果として二人は重なっていく。
    そして犯人グループはどうやら有りがちな北朝鮮ではなく、もっと洗練された集団なのではないかとの疑いが強まる。
    そして日本国の一部勢力が昔から熱望する、しかし全世界、特に米国が決して許さない極秘計画が進行中であることを突き止めたのであった。
    しかし自衛隊によるこれほどの陰謀が描かれるとするならば、防衛省の撮影協力は得られない。映像化は不可能であろう。

  • 怒涛のストーリー展開です。
    謀略が渦巻く事件の裏には何があるのか。
    情報官が迫りくる情報の翻弄されつつも、真相にたどり着いていきます。
    伏線が収束に向かうときに、思いもよらない敵が姿を現します。
    それにしても、すごい作品です。
    この作家の次回作も楽しみです。

  • 自衛隊の運搬車が襲撃され、核燃料が奪われる。陸上自衛隊の溝口は犯人を特定するよう命じられる。また、同時刻に土石流に押し流され、恋人と教授をなくした准教授の八神。2人は何者かに何度も阻まれながらも、それぞれの立場で真相を追う。
    好きなタイプの話でスピード感もあり一気に読めた。謎が深くなっていくのは興味深かったが、そこに落ち着くのであれば、もう少し政治的な話があっても面白かったかなと。
    ラスト近く、少々一方的にやられすぎでは・・・

  • 好きなジャンルの内容ではないけど安生正さんということで手に取ってみた。
    ただただ巻き込まれた感じの准教授が可哀想。ラストでどんどん人が死んでいく。簡単に死に過ぎな気もするけど。

  • 自衛隊の運搬車が襲撃され、核燃料が奪われる。地震学者と自衛官と刑事。誰を信用したらいいのか。

  • 自衛隊の皆さま、日々日本を守ってくれてありがとう

  • 衝撃。
    読み終わった後の爽快感、そして脱力感。
    余韻に浸るってこういう事って教えてくれる一冊。

  • 予想を裏切るストーリー展開に、一気に引き込まれる一書。登場人物は多いが、それらが複雑に組み合わさって話が展開する点が、分かり難い訳ではない点が非常に良い。

  • 20190110-3国家陰謀とパニックもの。人が簡単に死にすぎる。ストーリーの深みにチャレンジして欲しいです(๑˃̵ᴗ˂̵)

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著者プロフィール

1958年、京都市出身。京都大学大学院工学研究科卒。第11回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、『生存者ゼロ』にてデビュー。同作から続く〈ゼロ〉シリーズは、累計130万部を超えるベストセラーに。現在、建設会社勤務の傍ら、執筆活動を続けている。著書に『レッドリスト 絶滅進化論』(幻冬舎文庫)、『ホワイトバグ 生存不能』(宝島社)、『不屈の達磨』(角川春樹事務所)などがある。

「2022年 『首都決壊 内閣府災害担当・文月祐美』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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