崩れる脳を抱きしめて

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著者 : 知念実希人
  • 実業之日本社 (2017年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408537146

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崩れる脳を抱きしめての感想・レビュー・書評

  • 研修医と余命いくばくもない脳腫瘍患者。心に傷を持つ同士、いつしか心を通い合わせて…てな単純なラブストーリーじゃ終わらない、そりゃそうだ、知念さんだもん。
    なるほど、そういうことだったのか、と膝をポン。小さな違和感は大きなトリック。そうかそうか、と大きくうなずく。一つ気になるところはあるけれど、それはそれとして最後まで油断禁物。

  • 不治の病を扱った小説は元々苦手で、更にラブストーリーが絡んでくると普通もうお手上げなのだけど、この知念さんの新作は抵抗なく読めた。謎解きの興味で最後の最後まで引っ張られる。知念さんが人気急上昇中なのが納得出来た。
    伏線の張り方が巧く、脇役(例えば主人公の元カノで広島弁丸出しの女性)が生き生きしていて、暗い題材を救っているのも巧い。こういう医療ミステリ、他の作家さんは書けないものなあ。
    但し、知念さんの作品の愛読者なら、第一章の終わり方で結末がある程度は予測できるかも知れない。そうなると帯にある様な感動も薄れてしまう。実際に私がそうだった。もっと予想の上を行って欲しかったな。

  • 病棟シリーズ2冊に次いで、知念さんの本は3冊目。なぜに知念実希人はこれほどまでに面白い?
    この凄まじいストーリーテラーの才能は、まだまだこれから磨かれる!

  • 久々に五ツ星!
    面白かったー!
    恋愛下手な研修医の恋愛模様から始まり、悲しい別れからの怒涛のミステリー解決編。そしていい感じの終わり。やっぱりおもしろいです知念先生。

  • 最後まで引っ張って、飽きずに楽しませてくれた。
    最後になるかあるって帯に書いてあったから、
    最後まで緊張の糸を切らさずに読んだというのもある。

    少し綺麗に終わり過ぎた気もするし、
    小説としては「驚愕」とまでは行かないトリック。

    それでも面白かったし、
    「人はいつか死ぬ」という当たり前のことを思い出させてくれた。
    今こうして平和な毎日を送れていることがいかに幸せか。
    ちゃんと噛み締めて生きて行こうと思った。

    …あ。「優しい死神の飼い方」のレオが出て来たのは
    嬉しかったな(^^)

  • 『優しい死神の飼い方』を読んでから気になっている作家さんです。最後の方までカラクリが分からず、読み終えて納得。レオいたね(^^)他の作品も是非読んでみたいです。

  • 広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の
    碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。
    外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる
    碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を
    通わせていく。実習を終え広島に帰った
    碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。

    彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?

    ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を
    彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!?

  • ふぉっふぉっふぉ・・・こうきましたかー!w

    一転、二転、・・・三転!?おいおいっ!!www
    恋愛・・・医療ミステリー?w

    いやー、なかなか楽しませてもらいましたっ♪

  • 全室個室の富裕層向け療養型病院「葉山の岬病院」へ広島から1ヶ月の研修にきた碓氷蒼馬。28歳で膠芽腫に侵された弓狩環の厚意で広い立派な病室の机で勉強させてもらい、次第に距離が縮まったがー

    ◆うむ、なるほど。誤解と怨恨が溶けて良かった。遺産のトリック、メジャーなのかしら、確か「雨利終活ー」でも…。諦めなくて良かったねぇ、お父さんのことも、彼女のことも…。

  • 一気読み。面白かった。これからが心配。

  • 事前にいろいろ喋ると面白さ半減するからそうしませんでした。後半からの怒涛の謎解きに頭がマヒしたまま最後まで。ああ、面白かった!そんな気持ちです。そして少し切ない幸せ。最後まで読んではじめて「崩れる脳を抱きしめて」そのタイトルの意味が分かります。
    表紙が素晴らしい。げみさんのイラストが本当に、美しい。読んでるうちヒロイン「ユカリさん」を何度も見に行ってしまいました。

  • 請求記号:913.6/Chi
    資料ID:50088356
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • ベタベタの恋愛医療ミステリー。途中…幻と思い込ませようとしあたり…でトリックには気付きました。二人の過去は切ないし辛い、けど…何と言うか…小説の中ではあり得る設定で、ちょっと面白味が無かったです。あくまで私としては。「屋上のテロリスト」でも思ったのですが、帯が大げさ過ぎです。驚愕も想像できたので、余りしなかったし、感動も…まぁ、そうだろうな、という結末で…。煽りすぎだと思います。冴子が良い仕事してました。こっちと上手くいけば良かったのになぁ、なんて。

  • 第一章は甘ったるいけれど、第二章後半からの"謎解き"はそれなりに面白い、、、けれど帯にあるような"驚愕”とまではいかず。装丁も含めてラノベ的な雰囲気のする医療恋愛ミステリーでした。

  • お金が絡むと人は変わるんだなあ。ハッピーエンドじゃないけど、ハッピーエンド。

  • ‪知念実希人の新作は誰を信じればいいんだ?系ミステリー。若干サイコパスっぽい設定があることで周りの人間が怪しいのか?それとも主人公がおかしいのか?で引っ張られる。このジャンル共通の弱点の解決パートも正直トリックは弱いのだけど医療ネタ伏線の回収と恋愛要素で散らしてるのも上手いなぁ。‬

  • 医者と頭に爆弾を抱える女性の恋愛ミステリー。読みやすかったです。全体的によく書かれていますが、少々うまいように行き過ぎ感が。ヤクザ風の人が一撃でやられてしまうとか、などなどなど。葉山とか横浜とか、それほど場所にこだわるものではないけれど、親近感あったし、重くなり過ぎず強いものもなくまとまり良くいい感じに楽しめました。

  • 医学、格闘技、ちょっと情けない男性主人公と作者のいいところが全部出ているいい作品。途中展開読めるじゃんと思わせてそれを裏切るのも楽しい。

  • 単行本で買うつもりはなかったが、サイン本がぽつんと一冊だけ置いてあったので買ってしまった。   

    知念実希人が描く恋愛ミステリー。    
    面白かった。   
    恋愛要素もミステリー要素も良かった。   
    良いお話だった。

  • 【あらすじ】
    広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届く――。
    彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?
    ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!? どんでん返しの伝道師が描く、究極の恋愛×ミステリー!!

    【感想】
    こんな物語は初めて読んだ。読み終えて本を胸に抱きしめた。ぐっと堪えていないと泣きそうになるくらい心を強く揺さぶるものが、この本にはたくさん秘められていた。ずっと手元に置いておきたい本だと思った。わたしはこれを大切な人に買ってもらった。だから余計にそう思ったのかもしれない。この本は一生大事にしたい、何度も何度も、繰り返し読みたい、と。
    ウスイ先生とユカリが出会ったのは運命だったんたと思う。ウスイ先生は純粋で優しくて、自分を顧みずに誰かのためなら何だってする人だ。そんなウスイ先生を見ていると、その人柄の真っ直ぐさに好感を持つと同時に、少し心配にもなる。だからだろう。ユカリは、自分を蝕む病魔を気にしてないように見せて、ウスイ先生の心にあどけない笑顔を見せて近づいた。そして、その作戦は見事に成功し、ウスイ先生はユカリにどんどん惹かれていった。ユカリが、ウスイ先生を縛っていた苦しみを解き放つ手助けをしてくれた。自分も十分苦しんでいたはずなのに。わたしはそのウスイ先生に対するユカリの積極的な行動力がすごいと思ったし、こまでする理由がわからなかった。でも、事実、ユカリのその必死の努力のおかげでウスイ先生は救われた。その代わり、ウスイ先生は、ユカリという大事な存在を失った。こんな悲しすぎることってあるだろうかって思った。胸が締め付けられた。だけど、腐れ縁の冴子が何度もウスイ先生の背中を押してくれて、ユカリがどんなふうにして亡くなったのか何かを遺さなかったのか、ウスイ先生はその真相を探るために必死でいろんなところを這いずり回った。今までのウスイ先生では考えられないことだった。その血眼なところが、ユカリに対するウスイ先生の気持ちの大きさだと思った。それだけウスイ先生はユカリのことを想っていたんだなと思った。そして、すべてのことがわかった時―。ウスイ先生は自分の思いをいろんな人にぶつけ、間違いをすべて正した。そして、本当のユカリに会いに行き、想いの丈を伝えた。今までのウスイ先生には考えられないような行動力だった。それも全部、ユカリと出会ったからユカリと出会ったことで変わったことだと思った。ユカリは躊躇ったけれど、ウスイ先生は折れなかった。絶対に負けなかった。ユカリはウスイ先生の気持ちを受け入れた。その瞬間、わたしは心の奥底から幸せな気持ちで心がいっぱいになった。ウスイ先生の凄まじい愛の努力が今、満たされた気がした。ウスイ先生はこれからきっと本当に愛する人と本当の恋をすることができると思う。ユカリも同じだ。わたしも、ずっと本当の恋をしていたい。こんなふうに、お互いを求め合い、どんなことがあっても結ばれていたい。ウスイ先生とユカリがもう一度出会うことができて、本当によかったと心からそう思った。この物語に出会えて本当によかった。

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