感染夢 (実業之日本社文庫)

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著者 : 明野照葉
  • 実業之日本社 (2011年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550374

感染夢 (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 一家心中した従兄弟の葬儀に参列して以来、恐ろしい夢を見るようになった主人公とその彼女。
    それと同時に、葬式で見かけた不気味な印象の女につきまとわれるようになる二人。
    実はその女性自身も別の力によって操られていた。

    タイトルから、多分広い範囲で悪夢が伝染していくのだろうと思っていたらスケールの小ささにガックリ。
    そしてそれほど恐くない夢の内容にガッカリ。
    ただ重苦しい-。
    話がまあまあ面白くなってきたのは女性を操っていた正体とその理由が描かれたあたりからでした。
    ただ問題の解決方法もありきたりだし、タイトルからは期待外れな内容でした。

  • 不気味。この世界とは、関係のない世界で生きたいと思った。

  • タイトルを見たとき、「リング」のように呪いが感染していく話なんだろうなと、想像していた。

    最初のほうはなかなかいい雰囲気出ていた。
    何だか得体のしれない嫌な念を感じて。
    だけど謎が明らかになるにつれて、怖くなくなっていき。
    ラストは怖さ満載にしたかったのだろうが、なんじゃそりゃ?って感じ。

    しかもやけに関東の地名が詳細に出てきて。
    ここまで詳らかにする必要あったのだろうか?
    その割には、肝心な呪いの地である大分は簡単(というか架空の地名だし、当たり前だけど)に通過してるし。
    怖くなかったのと、上記のことが納得いかないので☆一つ。

  • 230820

  • 阿波渓輔は、順風満帆な人生を歩んでいたはずだった。穏やかで聡明な性格、大企業の出世頭で、妻と一男一女の待つマイホームもある。その渓輔がある日、一家心中という形で凄惨な死を遂げる。2人の子を絞殺、妻を刃物で刺殺したのちに、自宅マンションのベランダから飛び降り自殺をしたのだ。渓輔の従弟である阿波隼人は、その遺品にあったノートから、渓輔が生前、不可解な悪夢に苦しめられていたことを知って、驚愕する。自身も同じ夢にうなされていたからだ。そして、渓輔の前に現れたらしい謎の女が、隼人と同じマンションに引越してきて――。


    閉ざされた村の因習、人に憑依し苦しめる霊など、他の明野さんの本でも見たことのあるネタが満載。その意味ではお決まりとは言え楽しめた。しかし、やや単調で、追い詰められるような怖さが足りなかった。

    それから、お祓いが終わった後の描写が何だか不自然に感じた。あれだけ多くの人が亡くなったというのに、先祖が同郷だったからと仲良くなるものだろうか?「一生もののつきあい」だなんて、したいと思うものだろうか?むしろお互いにもう会いたくないと思うのではないか。束の間の平和を表し、その後の怖さを際立たせたかったのかもしれないが、白けてしまった。

    最後の理恵子の心情がどうも私にはわからない。たとえ「タキ」の胎児にとり憑かれようとも、今の生活を守るために波風を立てたくないということなのか。妻になり、母になったことで、自分の居場所を守ることだけに執着しているということなのだろうか。だとしたら理恵子もつまらない女だ。「仕事向き」だの何だの言っていたのもこのための伏線で、女はそういう恐ろしくてつまらないものだというメッセージ?だとすればやめていただきたい。

  • 大阪の本屋でポップをだけで衝動買い。どこかにあるような設定だが、読み始めたところからじわじわとホラー感を味わうことができた。久しぶりにちょっと気になる小説家と出会えたような気がした。

  • 土俗的な背景を持つややオーソドックスな形式でのホラー小説と言ってしまえばそれだけなのかも。冒頭の悪夢と謎の女がいかにつながっていくかという展開に期待はしたものの、やはり因縁・怨念ものに終息していくのかと。。。作者が女性なこともあってその辺りの描写はやや粘着っぽい気もするので、こういうのが苦手な人にとってはあまりお勧めできないかも。ありがちなイントロから始まって解決部のエクソシスト的な要素と因果はめぐるというエンディングまで予定調和なので、読んでいるうちに先が見えてくるのは否定しませんよ。
    ただこの作品を成立させている発端の事件が日本の至るところで起きていたことは間違いなく、それが民話や伝説によって現代に伝えられていることや地域の社での荒魂神的な存在によって明らかなように、ここで描かれているようなことは誰にでも起き得ること=誰もが殺人者の末裔であるという理由のみで怨念の洗礼を浴びるという意味で怖さを覚えてしまうという作品なのであります。血の絆や共同体幻想の負の一面を感じさせてくれるという面で、読了後に魘されそうな部分があるのです。

  • ベッタベタなホラーだが,臨場感があって怖かった。

  • 100年前位に殺された女に憑依された女。それをめぐる事件。

    導入部分は少し不自然かなと思ってしまった。最後も尻切れトンボのような気もした。

  • 思ったよりは面白かったですが、解せない部分がありました。ここからはネタバレっぽくなりますが…

    それはこの不可解な状況の原因を誰も疑わずに受け入れてしまっていること。
    こういうのを扱う場合、1人くらいは「そんな非科学的なことはあるわけ無い」って言い出すもんじゃないのかな、と思いました。それなのに誰もそんな事は言わない。受け入れることが前提となってしまっています。
    それと妙に同郷意識を全面に押し出しているところが気持ち悪く感じました。「昔々から私たちは繋がってるのね!」みたいに。
    過去の話は悲惨なものだけど、イマイチその無念さも伝わらず…。
    閉鎖的で学の無い田舎はモラルも無いなって思ったくらいです。

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