たまゆらり (実業之日本社文庫)

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著者 : 高橋克彦
  • 実業之日本社 (2011年6月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550398

たまゆらり (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 短編集ですが、2、3話目進んだところで既読感があることに気づきました。
    おそらく途中まで読んで手放してしまった作品だと思います。

    内容は高橋さんお得意の「記憶」にまつわるものが大半でした。
    高橋さんご本人は、年を重ね、死への恐怖が薄らぎ、
    また生への執着をなくした中年小説家を演じたいのだと思いますが
    どの話も、言葉の端々に著者の虚栄心や自尊心が垣間見え、
    無欲な人間とはおよそかけ離れているように感じました。

    幽霊の話としては大変面白く、特に一話目は背筋がぞくっとしました。
    日本特有のひんやり感が味わえます。

  • 【本の内容】
    締切りを数時間後に控えた私の周囲に、何者かの気配が…(『声にしてごらん』)。

    遠野で保護される以前の一切の記憶を失くした私は、二十年ぶりにその地を再訪する(『隠れ里』)。

    幽霊画の傑作に出会った。

    描かれた女の長い髪が、不意にふわふわと蠢き…(『二つ魂』)。

    高橋ホラーワールドの真髄がここにある。

    文庫オリジナルの1編を加えた哀惜と戦慄の12編。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    入院中の母を気にかけつつ小説を書く「私」のそばに、誰かの気配が(「声にしてごらん」)。

    写真では白く、動画では黒く出る“玉”は、死んだ知人の憑依(ひょうい)なのか……?(表題作)。

    12編中11編の語り手は、著者の分身のような盛岡在住の作家。

    母の死、芸術への広範な関心など、身辺の出来事から紡がれた、読者の背筋をゾッと戦慄させる「私怪談」集。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 高橋克彦は読み過ぎて手の内がわかってるせいもあり新味は感じなかった。レンズ越しに見える不思議な路地に迷い込む話はシンプルで面白かった。ITの道化師みたい。たまゆら写真で検索したら、著者が参考にしたらしいサイトが出てきたて、写真の撮り方も説明されていた。自分でもたまゆら写真を撮ってみたくなった。レンズ遊びとして。

  • 昔から氏のホラーの大ファン。何日も記憶の片隅に居座るような独特の怖さが癖になります…でも後味が悪くないのは、誰もがどこかで畏れと同時に憧憬を抱く「向こう側」の描き方に品があるから?今作は『隠れ里』の妖しさが秀逸だと思いました。誰か美しく映像化してくれないかなあ。

  • 星5つでも良いのです。
    一言でいうと、あぁ、高橋克彦だ~!という感じなのです。ずーっと読んできて面白さがよくわかっている高橋克彦でした。とても怖くて、しみじみゾーッとする高橋克彦でした。
    収録されている作品の中にもありましたが、20年前の怖さがちょっと減じた感じもあったのです。それで星四つです。ちょっとドライな感じ。それは多分、作者本人が分析しているものと同じなのでしょう。
    しかし、
    何と言っても、何はともあれ、高橋克彦を満喫できる一冊でした。

  • なぜか、ちょっと怖いものが読みたくなる時期があって、『怪のはなし(加門七海)』と一緒に買った。
    短編集ではあるけど、どの主人公も作者を思い出させる人物で、もしかしたら自分の体験をもとに書いているのかな?なんて思ったり。

  • 最近新作が寂しくなってる高橋さんの新作文庫です。作者が登場しているけれど、何か侘しさを感じます。東北が舞台の大河歴史ドラマを待ってます。

  •  この人のホラー、面白い。
     他のも読んでみよう。

  • 2011/6/10 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。

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