花嫁たちの深夜会議 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550770

作品紹介・あらすじ

深夜の街をさまよっていた植草治夫は、オフィスビルに次々と女が入っていくのを目撃する。誘われるようにビルに入った植草は、彼女たちの会議の驚くべき内容を知る…。一方、女子大生・塚川亜由美は夜道で酔っ払いを撃退。しかしその直後、男は逃げていった先で喉をかき切られて死んでしまう。誰が何のために殺したのか?表題作のほかに「花嫁は荒野に眠る」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 花嫁シリーズ第23弾で、「花嫁は荒野に眠る」と「花嫁たちの深夜会議」が収録されています。

    今回は、ダックスのドンファンの活躍はほとんどなく、いつものとおりですが、あと1冊買ってある花嫁シリーズを読むのが億劫になります。

  • シリーズものの途中の作品だったようで、誰が主人公なのかよく分からないまま読み進めることになりました。
    赤川次郎さんの作品の最大の利点は文体がとても軽いということ。
    しかし、あまりの軽さにストーリーとして物足りなさを感じてしまうというのもあります。
    今回のお話は「花嫁は荒野に眠る」と「花嫁たちの深夜会議」の二つの作品が収められていましたが、前者はお話の展開がぶっ飛びすぎていて、ついていけませんでした。
    後者は比較的お話としては好きでしたが、とても短くあまりにも薄っぺらく終わってしまったなというのが正直なところです。
    一人の男を四人の女性で夫婦ごっこをするという設定は良いのですが、それぞれ四人の女性のキャラクターへの感情移入をするほど丁寧には描いていませんし、本当におはなしがさらっと終わってしまった感がいなめません。
    文体が軽やかで、爽やか、というのも良いのですが、なんだかあまりにも軽すぎて記憶にもあまり残らないような気がする作品だと思いました。

  • 久しぶりにこのシリーズ読みました。変わらないところとかわったところと。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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