我餓狼と化す (実業之日本社文庫)

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著者 : 東郷隆
  • 実業之日本社 (2012年6月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408550800

我餓狼と化す (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 8篇が収められている。各作品は戊辰戦争の時期を中心とした「乱れた時代」の人間模様を扱っている。俄かに訪れた「乱れた時代」とは、同時代人にとっては「極限状態」のようなものかもしれない。裏切り、打算、飽くまでも何かを護ろうとする姿勢など、人の様々な面が曝け出され、それが記憶として、また何らかの意図が加えられた記録として後世に伝わっているのであろう。旧幕府寄りの行動を取った人達に関する記憶が掘り起こされたのは…大正末期から昭和初期までに、古老の話しを聴き取る等して綴られた史伝を通じてということになる。本作の作者は、そうしたものを随分と参照している…

    裏切り、打算の他方の「飽くまでも何かを護ろうとする」かのような動き…惹かれるものが在る…8篇の短篇で取上げられている挿話は、知られているような、然程広く知られていないようなモノが多いように思うが、こうした作品を介して広く知られても善いと思う…

  • 紙一重で勝ち馬に乗れず、名を馳せられなかった男たちが、この一冊の中では近藤勇、土方歳三、そして河井継之助をワキにやり、シテとして舞台に上がる。

  • 取り扱っている話がマイナーな局地戦で地名なども難しく、登場人物も認知度が低いので、非常に読み進めるのに苦労した部分はあるが、一方で、知らなかった史実ばかりを取り上げているところ、新鮮に読めたという感じはある。子母澤寛などの作品に書かれていることをそのまま引用しているところは譲るとして、緻密な史料精査からくる筆致は、比較的自分の好きなタイプの歴史小説であった。

  • 今回読み手側の私に問題があると思うので、評価なしで。

    うーん、小説というより、歴史の本ですかね。

    短編集なので、「ある文献では〜」と語る部分が物語部分の分量を上回ってる話もあって、正直読んでてつらい。

    あと難儀したのが、舞台の把握。地理が全く覚えられない私にとっては、県の名前を出されても、どんな場所なのか分からない…(出身県の話は流石にさくさく読めた)
    ぜひ地図をつけてほしいです。

    上記二点に苦しめられ、読み終わるのに存外時間がかかってしまいました。

    ただ、物語部分は楽しく読めたので、作者の文章力うんぬんというより、私のへっぽこさに原因があると思います。

    幕末の関東周辺の動きが知れるので、勉強したい方はどうぞ。

  • 幕末期に義に殉じた男たちの生き様。
    有名な人物が多いかと思って読んだけど、知らない人物のほうが多かった。文章がちょっと読みにくかったかな。
    義に殉じた、でまず思い浮かぶのは、新選組や会津藩だけど、他にも大勢いたんだな。

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