はれのち、ブーケ (実業之日本社文庫)

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著者 : 瀧羽麻子
  • 実業之日本社 (2012年12月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551043

はれのち、ブーケ (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 見てばっかりじゃ意味ないとわかってるのに、見てしまうのが隣の芝生。
    年齢的にもなんだかジャストな本だった。
    最後の章が、すき。

  • 大学のゼミ仲間6人。
    その中の10年来の恋人ひと組が
    ようやく挙げた結婚式。

    でもお互いが渋々でもなくて
    結婚するならこの人しかいないと
    ずっと心に決めていて。

    それでも結婚に至るまでに
    10年の歳月が二人には必要不可欠で。

    この結婚式を挙げた新郎新婦と
    かつてのゼミ仲間の男女4人。
    その中の一人と結婚した女性がひとり。

    この結婚式を境に
    それぞれがそれぞれの視点で
    自分のこと パートナーのこと
    家族のこと 来し方行く末のことを
    じっくりと見据えてゆく。

    ある者は 前進を決断し
    ある者は 現在の自分を肯定し
    ある者は それでも動けずにいる。

    ひとりひとりの個性も話す言葉も
    すっきりと腑に落ちる。
    自分に当てはまることなど少ないけれど
    それでもこの人たちの悩みや考え方に
    ほんのりと共感できてしまう。

    そうして思った。

    人は自分がどんなやつかを分かった上で
    それを分かってくれる人のそばにいたいと願う。
    自分がどんなやつかを分かっているのに
    離れずに寄り添ってくれる人を
    生涯の友人として選び選ばれる。

    夫婦もそうなのだろう。

    この物語に集う男や女たちからは
    気取りも気負いも感じない。
    生きていれば無理もないと思える頑張りや
    自分ですら気づいていない素敵な優しさを
    みんなが内側に持っている。

    誰が読んだとしても きっと
    自分がたどってきた足取りを
    間違いなかったと信じさせてくれる物語。

    読後には 傍らにいる人に優しくなれそう。

  • 瀧羽麻子作品、3冊目。
    大学時代の友人の結婚式の一日をベースに、それぞれの想いを綴った連作短編。
    章ごとに主人公が変わります。

    面白かったのですが、なんだろう…あまりに今の自分とオーバーラップすることが多くて、感想を書くのが躊躇われました(苦笑)。
    ちょうど同じ年代で、結婚を意識し始めた頃だったので、この中の特定の誰に、というわけではないのですが、それぞれの想いの中で共感できる部分がありました。
    最後の章太郎の妻、ゆかりの話『あおい芝生、あかい花』は文庫版だけに収録されている作品のようですが、この作品もあって良かったです。
    私は結婚せずに仕事を続けているタイプですが、結婚してたら…あるいはこの先結婚したらどうだろう…と思うことがあります。
    だから、結婚をしているゆかりの想いも一緒に読めて良かったです。
    「隣の芝生は、あおい」というのは、そうなんですよね、きっと。

    今はあまり客観的に読めないのですが、少し年を取ったら、また違う感想を持つのかな、と思いました。

  • 2015/03/11

  • 仕事、恋愛、結婚、学生時代の友人の結婚式に集った仲間達の進む道は・・・
    揺れ動き、悩み、過去を振り返り、それぞれの感情を描く。

  • さいこーやった!

  • あのときああだったら。
    もし、あっちの道を選んでいたら。
    そう思ってしまうことは、生きている間に何度もある。
    人のことが妬ましく思えたり、自分を卑下することだって、ある。

    だけど、ないものねだりをするよりも、この手の中にあるものや私に与えられたものを慈しみ、大切にし、感謝していけるような人でいつもありたいと思う。

    人と比べたって仕方ない。
    だって、これは私の人生なのだから。
    自信を持って、進んでいきたい。

  • 大学時代から付き合っているカップルの結婚式当日を基本の時間軸として、アラサーの恋愛、結婚、仕事の悩みやあれこれを描いていく連作短編集。

    仕事と結婚で迷ったり、歳の差を気にしたり、夢と現実の生活の間で揺れ動くのは20代ではよくある光景。
    リアルではあるが、等身大の悩みなので、ドラマや小説で使い古された群像劇的な平凡さはある。

    過去の作品の傾向からもハッピーエンドが予感されるので、その点安心して読めるというのはいいと思う。
    心に響くほど緻密で深くはないけれど、大人の青春小説としては爽やかでいいのではないか。

  • それぞれが大変なのだからそれを受け止めて過ごしていけたらいいなと思う。

  • 30歳。ゼミ仲間の結婚式。

    理香子、裕人、鈴子、亮、奈緒、章太郎。
    そして文庫には章太郎の妻、ゆかりの視点の物語も収録されていました。

    それぞれの視点から描かれるハレの日。
    大学時代のこと、仕事、恋愛。

    環境も変わって、仕事もそれぞれ違うけれど、
    久々に会っても当時の空気感に戻れる。

    大人になっても悩みは尽きなくて
    それぞれ、隣の芝生は青いみたいなところはあるけれど、
    過去を振り返りつつも、みんなが前向きな決断をするところが読んでいて心地よかったです◎


    やっぱり、大学時代の友達って一生ものだなと
    自分の友達を思い浮かべながら思いました。


    登場人物の年齢が近いこともあって
    共感できるところも多かったです。

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