モップの精と二匹のアルマジロ (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 57
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551159

感想・レビュー・書評

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  • 二匹のアルマジロ、幸せになると良いな。

  • お掃除キリコちゃんシリーズの長編作品。
    大介の働くビル内で働くイケメン男性がもつ秘密のために事件事故が起こる。。
    軽いタッチでさらっと読めちゃう相変わらず気持ちの良いモップシリーズなんだけど、愛情とか人のつながりとか、そんな身近なことを考えさせてくれる本でした。ほんわかします。

  • も~っ!キリコちゃん、好きすぎっっ!!ヾ(≧▽≦)ノ♥

  • とても読みやすく楽しく読める。
    でもその中にはとても大事なものが詰まってる。
    キリコの台詞「どんなに辛い事だって、知らなきゃそこから前に進めない」。
    すんごい共感。落ち込んでも傷ついても、知らないよりは、知って前に進みたい。今までそうしてきたし、これからもそうありたい。
    つい立ち止まり気味になる心にpowerをくれるキリコが大好き。

  • 今回は、ちょっとヘビーな長編です。
    いつもはライトな身のこなしで、くるくる動くキリコちゃんが少々お疲れ気味……。

    夫の不可解な行動に悩む奥さんに、真実を話すか否か、夫に任せるか判断に困ったキリコと大介。
    キリコちゃんは、「知らないほうがいいなんてことは、絶対ない!」と、断言します。
    知らなければ、前に進めないからと…。
    でも、夫・大介は、そこまで人間は強くないし、弱い人間を否定したくないと、心の中で思います。
    この、心の中の葛藤が大介の優しさなんですよね。

    誰もがどこかで悩むことを、二人が代弁してくれている気がします。

    なかなか考えさせられるストーリーでした。

著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。大阪芸術大学文芸学科卒業。1993年『凍える島』で「鮎川哲也賞」を受賞し、デビュー。2008年『サクリファイス』で、「大藪春彦賞」を受賞。「ビストロ・パ・マル」シリーズをはじめ、『おはようおかえり』『たまごの旅人』『夜の向こうの蛹たち』『ときどき旅に出るカフェ』『スーツケースの半分は』『岩窟姫』『三つの名を持つ犬』『ホテル・カイザリン』等、多数発表する。

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