水族館ガール (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551760

感想・レビュー・書評

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  • 市役所の観光事業課から、突然水族館へ出向になった、嶋由香。
    何もわからない上に、イルカ課の先輩は無愛想な男で……。

    お仕事小説。

    シリーズ第1作。

    水族の飼育や施設の裏側についてだけではく、博物館としての水族館の意義、収益という現実まで、議題が幅広かった。

    わからないことをどんどん訊いて、たくましくなっていく成長ぶりもよかった。

    遊び好きのイルカたちが、楽しげ。

    もうひとつの柱である恋愛要素の方は、あまり入り込めないまま終わる。
    特にふたりが共通で見る夢は、合わなかった。

  • '22年12月27日、Amazon Audibleで、聴き終えました。この作者さんの作品、初体験です。

    楽しく聴けました。子供の頃、というか今もですが…水族館は大好きで、色々思い出しながら聴き終えました。

    ホンワカして、良いお話しだなぁ、と…ま、オッサンからすると、ベタベタなところもありますがಥ⁠‿⁠ಥ
    でも、素直に、楽しめました!

  • 水族館に行かずにはいられない作品でした。
    とても面白かったです

  • 本作は小説ですが、ストーリーと同じくらい知識の収集が面白いものとなっています。

    つまり、水族館の雑学書にストーリーを組み込んだ印象を受けました。

    水族館の裏側には様々な困難があり、水族達(魚やイルカなど)の特性や命と共に仕事をする難しさを学べました。


    基本的には平凡な(平凡といっても舞台となる水族館はいつも大変)仕事風景が描かれているのですが、時たま涙が出てくる瞬間があります。



    本作を読んでから水族館へ行くとこれまでとは違った目線で楽しむことができます。

  • なんかもう、色々と最高に面白かった!

  • 市役所から突然水族館への出向を命じられ、イルカ課に配属になった由香。
    そこにはコミュニケーション能力にやや難有りの先輩 梶が居て。
    痛快、ほんのり恋愛お仕事小説。
    これもまた会社の方からお借りした一冊。

    どこか図書館戦争的な雰囲気。
    中高生には清々しく読みやすい作品ではないかな?ライトノベルなのか分からないが、軽いノリですらすら読めてしまう。
    私のようなおばさんにも、しっかり楽しむことが出来た。

    いたずら好きの子供イルカのニッコリーと、由香ちゃんの触れあいがとても微笑ましい(*^^*)

  • オーディオブックで聴き放題対象だったため聴いた。
    爽やかな表紙イラストから、お仕事小説だと思ったが、恋愛要素や性的な表現が変に組み込まれていて、なくてもいいのになと感じた。
    人手不足だからといって市役所職員が出向し、しかも事務員ではなく飼育に関わるとは、現実にはあり得ない話だと思うが…。水族館について、イルカについて、少しだが知ることができたのでは。好きなだけではできない、大変な仕事だと思った。
    水族館のあり方を考えるきっかけになった。
    ずいぶん前にドラマ化されていたことは知らなかった。続編もあるようだが、オーディオブックで聴けるようになったら聴いてみたい。

  • 水族館への印象が変わった!
    行きたくなる!

  • 面白かったけど、
    たまーに入る下ネタがちょっと気になるなあ。
    あれがなければ文句なしに面白かった。
    前半が特におもしろくて、
    水族館って奥深いなあ、水族館行きたいなあ、
    と素直に思えます。

    水族館のお仕事小説なので、
    恋愛の要素はもっと控えめでよかったのでは。
    少女漫画に寄せてみたけどちょっと失敗している風。

    続編がかなり出てるみたいなので、
    もうちょっと読んでみます。

  • 正確に書くと星3.7。
    思ったより文章が軽くなくて、水族館のお仕事の内容もしっかりしてて学べることも多く、面白かった。
    恋愛要素はもう少し遅くてもよかったんじゃないだろうか。

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著者プロフィール

1965年兵庫県生まれ。金融機関の勤務を経て、2005年『時は静かに戦慄(わなな)く』で第6回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。著書は「水族館ガール」シリーズのほか、『銀行占拠』『本日の議題は誘拐』『王子になるまでキスしない』がある。

「2022年 『水族館ガール9』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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