信長・曹操殺人事件 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 89
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408551883

作品紹介・あらすじ

「戦国の革命児とよばれた織田信長の人生は三国志の英雄・曹操を真似たものだった」-大学教授の新説が世間で賛否両論の大反響を呼び、さらに教授が弓矢で襲撃を受けるという事件も発生。歴史研究家の月村弘平は恋人の警視庁刑事・上田夕湖と犯人像に迫るが、今度は教授が火縄銃で襲われて…人気時代小説作家が挑む傑作現代ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • タイトルに興味があり、読んでみようと思いました。信長は、曹操の真似をした生き方をしただけで、独創性などないという大学教授浅井。これに反対する鉄道会社社長。これがもとで教授は、命を狙われ始める。しかし、二人には過去に因縁があり、周りで起きる殺人事件の犯人は実はこの人でしたという展開です。信長や曹操の歴史的な話がちょいちょいでてくるので、歴史の好きな方には面白いかもしれません。

  • 信長の人生は、三国志の英雄をまねたもの?

    すごい説がでてきたな、という感じですが
    嫁を貰いに行った時の行いについては
    確かに、と思うものがあります。
    しかしそれがすごい状態で書かれているという事は
    それほど通常がすごかった、という事やも知れません。

    事件そのものは微妙な感じ印象が薄いです。
    登場していた女優さんの頓珍漢な感じの方が
    強く残ってます。

  • いかにもライトな表紙からは想像できないほどきちんとしたミステリーになっていた。
    警察の捜査状況に、一部「え?」と思う箇所もあったけれど面白かった。
    地元の英雄とは、そこに住む人々にとって特別な存在なのだろうとは想像できる。
    きっと幼い頃から聞かされたり、地域の歴史を学ぶ機会があったりで、一種の刷り込みのようなものかもしれない。
    でも、殺人の動機になるほどかと思うと答えはNOだろう。
    そのあたりも含めて、いまひとつ納得しきれない部分も残った。
    シリーズ第3弾ということなので他のシリーズも読んでみようと思う。

  • 歴史探偵月村さんの続編。読むぞ読むぞ。表紙はヒコちゃん。

  • 2014年10月刊。文庫書下ろし。風野さんの現代ものは初めてですが、楽しめました。時代ものより仕掛けが、やや落ちるという感じがしました。

  • 鯨井統一郎作品かと思った
    そういう一致点があるとは知らなかった

  • しまった。シリーズ3巻目から読んでしまった^^;でも、読み切りなので問題なく読めましたが。「信長は曹操の人生のパクリだ」という説を唱えた教授の説は、もっと踏み込んで面白おかしく描かれるのかと思ったらそれ程でもなかった。登場人物では新登場のアイドル女優・小石夏菜が知識は足りないけど結構賢い考え方をするので好感が持てました。誤解されやすそうだけどww

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『わるじい慈剣帖』(双葉文庫)、『姫は、三十一』(角川文庫)『大名やくざ』(幻冬舎時代小説文庫)、『占い同心 鬼堂民斎』(祥伝社文庫)などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帖』シリーズ(文春文庫)で第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』(KADOKAWA)で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」(宝島社)では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。絶大な実力と人気の時代小説家。本作は「潜入 味見方同心」シリーズの完結作。



「2023年 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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