真田十忍抄 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552446

作品紹介・あらすじ

関ヶ原後、紀州九度山に配流されていた真田幸村は、表向き恭順の意を示していたが、配下の霧隠才蔵は優れた忍びを探していた。才蔵は猿飛佐助を見いだし、幸村のもとへ送るが、家康旗下の服部半蔵党が立ちはだかる。佐助は鋼の糸を自在に操り、敵の斬殺をもくろみ、九度山は凄絶な死闘の場と化した。一方、大坂の陣を前に、家康自身も密かに動き始めていた-。戦国伝奇活劇。

感想・レビュー・書評

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  •  猿飛佐助を中心に真田幸村と真田十勇士の活躍を菊地秀行が伝奇活劇として描き出す。

     真田十勇士、特に霧隠才蔵が大好きな私にとって、あの菊地秀行が彼らの活躍を描くということでそれだけで一気に読んでしまいました。

     才蔵より佐助を中心に描いているところは、惜しいところでしたが、それでも佐助の必殺の忍術や彼の秘密などが徳川との戦いに裏に描かれており、読み応えがありました。

     残念ながら、この作品は未完に終わっているので、ぜひ続きを書いて欲しいと思っています。

  • 珍しくまっとうな話の様ではあるが、いかんせん、主人公が弱い。鳴り物入りで登場した割にキャラが立ってなくて、後から登場してくる十人衆の方がよっぽどカッコよいので、後付で例の妖糸に頼る始末。そもそもその意図は出雲の阿国が使ってたのでは?また、それからすると根津甚八ではという感があるまま、何故か途中から佐助が使いだし、教えてもらったというのならわかるが、何の伏線もなく、老忍者に譲り受けたというのは如何にも無理が多い。服部半蔵もよくわからないし、天海の弟子も話が出ただけで何の展開もなく
    如何にも尻切れトンボの感が強い。

  • 2015 10 27

  • 相変わらずアイデアはいいんだけどザッパだよね

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著者プロフィール

1949年千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者を経て82年『魔界都市〈新宿〉』でデビュー。以後、20年以上にわたりエンターテインメント小説界を牽引し続け、著作は300冊を超える。著書に『吸血鬼ハンター“D”』『魔界都市ブルース』『妖獣都市』等多数。

「2023年 『七人怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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