チームII (実業之日本社文庫)

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著者 : 堂場瞬一
  • 実業之日本社 (2015年10月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552590

チームII (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 『チーム』『ヒート』と読んできた読み手にとって、たまらない一冊。
    何しろ登場する面々が、所属チームの解散で危機に直面しているあの天才ランナー山城、彼に手を差し伸べる『チーム』で共に戦った学連選抜の、浦、門脇、朝倉、それに『ヒート』でペースメーカーの身ながら山城とデットヒートを演じた甲本、そして学連選抜の監督吉池。これだけのメンバーが山城を支援し、彼が走る。これで面白くないわけがない。
    しかも、山城はかつての山城ではなく、けがを克服し二年ぶりのレース。果たして走り切れるか、ゴールの先には何が待っているか、頁をめくるのももどかしい一冊。

  • 最近はまっている堂場瞬一のスポーツ小説。前作「チーム」と合わせておもしろく読めました。箱根駅伝ファンは必読ですね。

  • 面白かった。
    今回も最後まで引き込まれる。
    あの山城が、怪我と廃部の危機に。
    頼ることを知らない男と、彼をサポートしたい男たちの、葛藤や絆。
    年齢を重ねた彼らだが、学生の頃を彷彿とさせる熱さがあった。
    浦が率いる、学生選抜の箱根駅伝も泣けた。
    臨場感満点のスポーツ小説。

  • 堂場作品スポーツものにハズレなし!(たぶん)。

    山城君の心理状態の揺れ具合の描写が秀逸。
    レース中の長~いシーンも相変わらずウマく文句なし。

  • 自分との闘いでしかつかむことのできない頂点に君臨する孤高のアスリート山城が、初めて直面する物理的危機と究極の選択。
    何もかも自分でコントロールし、一人で闘い続けて来た彼が、仲間と、そして仲間のために闘うという別の世界へ踏み込んでいく葛藤と、その向こうにある未来に、胸が熱く熱くトコトン熱くなった。
    スポーツは簡単に個人競技と団体競技に分けられるけど、もうひとつ、個人の闘いの集まりが集団の勝利となる競技もある。個人で勝っても集団で勝てなければそれは負けになってしまう。その複雑な勝負はストレスにもなるけれど、そこでしか見つけられない喜びも、またある。
    共に味わう苦しみと喜び、読んでいるあいだ間違いなく私もそのチームの一員だった。

  •  学連選抜物語「チーム」の続編。トップランナーでありながら極端な自己中心主義で協調性皆無の山城悟がよもやのラストシーンを演じた劇的幕切れから7年。あのときの仲間がまた奇跡を巻き起こす。チームとチーム2の間にはもう一作「ヒート」があって、これもまた山城が意に沿わないマラソンを走らされる物語なのだが、みんな似たようなシチュエーションでありながらそれぞれに面白く、最後のレースはまさに手に汗握る展開となって感動的なゴールにたどりつく。チームのメンバーはもう現役を離れて社会人や指導者になっており、チームが再結成されるといってもどういうことなんだろう。そこが著者の腕の見せ所でなるほどなという展開にもってゆく。故障中の葛藤、復帰トレーニング、そしてレースシーン、相変わらずうまい。レベルの違いこそあれ、走っている者ならではの視点でうんうんと共感しながら読める。そしてつき合いづらい男だがやはり山城はスーパーランナーだ。一見エゴイストでありながら実は非常に自分に忠実でありしかも繊細なだけなのだとわかる。だから人望などとは無縁にみえながら人が集まってくる。そして一旦出ると決めたレースではまさに死力を尽くす。そしてお約束の最後の一行にニヤリ。

  • #読了。
    孤高の天才ランナー山城は怪我からの回復に時間に時間がかかる中、所属する社会人チームも陸上から撤退することになり、引退も考えなくてはいけない状況に追い込まれる。浦を中心に、かつて箱根の学生連合で出合ったチームの面々が山城のサポートを買って出るが。。。
    「チーム2」となっているが、キング→チーム→ヒート→チーム2という流れ。まだ読んでいない方はこの順番で読むことをお勧め。チームの学生連合の面々に加え、須田や甲本なども登場し「チーム山城」を立ち上げるあたりは、懐かしの面々が登場し楽しめた。

  • 怪我をし引退を意識する山城を支えるためかつての「チーム」が立ち上がる…!もう、これだけで胸熱である。
    確かに長距離は個人競技ともいえるだろう。しかし、苦しい時、力になるのは仲間の存在である。
    ラストのデッドヒート、浦の声が山城の力になった瞬間は本当に感動だった…。
    いいチームだ。

  • 箱根駅伝学生選抜で走った選手達のその後。
    走り続けている仲間をサポートしたい気持ちや関わりたくない気持ちが交差する。
    だけどやはり走っている仲間には惹きつけられる。
    そんなチーム意識と駅伝の走る魅力が良かった。

  • 堂場瞬一のランナーシリーズの最新作。
    王者山城悟は怪我で2年間走れなかった。五輪記念マラソンを引退レースと決め復活しようとする山城。所属する実業団チームは廃部の危機。走ることにしか能のない山城の引退レースのためかつてのチームメイトが集まり「チーム山城」を結成する。しかし、、、

    劇中に出てくるオールスター駅伝は、平塚陸上競技場をスタートし、厚木、町田、横浜、藤沢、そして平塚に戻るコース。一部箱根のコースを走る。もちろんこんな大会はないのだけど、地元なので交差点名や何から、とても身近で臨場感たっぷりに想像でき、興奮する。

    最後の山城がかつて発した言葉がチームスポーツが好きな私の心を揺さぶる。このシリーズは好きだ。

    ああ、走りたい。

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チームII (実業之日本社文庫)の作品紹介

マラソン日本記録を持ち「陸上界の至宝」といわれる山城悟は、怪我と所属チームの解散危機で、引退の瀬戸際にいた。傲慢な山城に、かつて箱根駅伝を学連選抜チームとして共に走った仲間がサポートを申し出るが、彼は再起できるのか?熱き男たちの友情、葛藤、そして手に汗握る駅伝レースの行方は?スポーツ小説の金字塔『チーム』7年後の物語。

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