空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)

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著者 : 池井戸潤
  • 実業之日本社 (2016年1月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (848ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552729

空飛ぶタイヤ (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中小企業の運送業者のトラックのタイヤが外れて、死亡事故を引き起こしてしまいました。原因調査は自動車会社が行い、整備不良とのこと、しかし運送業者側にはしっかりした整備記録があり、そのことに疑問を持った、主人公である運送業者の社長さんは戦うことを決意します。

    事故を起こしたことで、主要取引先から取引を中止され、またメインバンクからは今まで一度も落ち度がないのに、貸付金の返済を迫られ、あげくに定期預金との相殺までされる始末。一方では、主人公の家庭でも色々問題が発生し、息をつく暇もないほど周囲の状況は悪化していきます。

    その中でも、信念を貫いて只管努力していると、どこからともなくそれを助けてくれる人が現れるのですね。良い弁護士、状況を理解してくれる同業者にも巡り会えて素晴らしい体験をすることになります。

    このような人達は報われる世の中であってほしいと、この本を読んで感じました。800ページを超える大作ですが、本当に面白い小説で、一気に読んだ気がします。

    2016年5月21日作成

  • 池井戸作品の中でも、最も厚くそして熱い作品。そんな解説文が巻末に書かれていたが、、800ページを超える小説をまさか3日で睡眠時間も削って、のめり込むように読むことになろうとは、自分自身予想していなかった。この中毒性はハンパじゃない。様々な伏線が張られ、それが全て回収されていく。しかも全く無駄がない。退屈なパート皆無。傑作。

  • *図書館の所蔵状況はこちらから確認できます。
    http://opac2017.lib.kitami-it.ac.jp/webopac/BB50110833

  • わかりやすい。予想通り過ぎ…

  • 父親の後を継ぎ運送会社を経営する赤松徳郎は、ある日、自社のトラックがタイヤ脱落事故を起こし、死傷者を出してしまったことを知る。
    事故原因を一方的に整備不良とされ、会社も信用を失い、倒産寸前の状態に追い込まれてしまう。
    本当に整備不良だったのか…。
    大手企業の闇と中小企業の力強さを描いた小説。
    三菱自動車リコール隠し事件をモデルとしているらしい。(wikiより)

    いろんな人物の内面が深く書かれていて、葛藤や迷いがよく染みる作品。
    みんながヒーローな感じではなく、人間のドロドロとした感情がリアルに書かれているのでサラリーマンあるあるがたくさんあった。
    本の書き出しが結構衝撃的で、悲しかった。

    分厚いなーと思ったけどすらすら読めました。
    2018年映画公開。

  • 最近読んでた本がどーも深みに欠けるものが多かったので、久々にきたーー!ーーーーってやつ。もうすでにエピローグから私の心を掴んで離さないほど。
    もう、とにかく先が気になるし、もうたまらん。一章ごと先が気になって止まらん。

    さすがの池井戸潤です。

    大体のオチなんて想像つくんだけど、そこに至るまでの経緯がとにかく面白い。

    もう止まれない。一度読んだら終われない。

    面白い。やっぱりおもしろいし、このラストの爽快感は中毒化します。本当に。池井戸潤ほどこんなに嫌なやつをコテンパンにやっつけてくれ、気分的にものすごい晴れやかにさせてくれるほどの悪役の描写うまい作家はいないね。

    これでもか!ばりの嫌なやつ。

    しかもいそうなね。


    すごい。池井戸潤。すごい。夢中っす!

  • 2017.04.12

  • とぼけりゃなんでもなんとかなるのかなあ

    働く男たちの駆け引きは知識がないからあんまりドラマとしてピンとは来なかったけど、それでも文章が読みやすいおかげで楽しく読めた

  •  腐敗しきった大企業の惨状は『沈まぬ太陽』山崎豊子著と共通するものがある。大起業VS町工場的(小が大に挑む)な図式となると『華麗なる一族』『不毛地帯』が思い浮かぶ、山崎豊子をライトにするといま流行りの池井戸潤になるのかもしれない。好みは分かれるが、読んでない方は山崎豊子を読むべし

  • 読むのは2回目なのですが、一気に読み終わりました。物語としては赤松社長の奮闘ぶりがメインなのですが、赤松運送以外のそれぞれの立場においても様々な事情があり、その事情のなかで登場人物たちがもがく姿がとても上手く描かれていると思います。赤松社長の絶望の淵に追いやられながらそれでも必死で希望を探し踏ん張ろうとする姿は心打たれるものがあります。こんな社長の下で働くのは幸せだろうなとも思いました。 

    1つの会社が危機に陥ったときに、会社の為に尽くす人、真っ先に逃げ出す人、どちらが正解というのはないのですが、自分の仕事・会社に対する思いを考えさせられた場面もありました。また主人公の目線からすると相手会社は悪であるが、彼らは彼らなりにそうせざるを得ない理由があるというのは実際の社会でもあることで、そういった目線を持つことは何かトラブルが発生した際に感情的になりすぎず冷静に状況を把握し対処できることに繋がるのではないかと思います。

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