からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶 (実業之日本社文庫)

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著者 : 伽古屋圭市
  • 実業之日本社 (2016年1月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408552743

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からくり探偵・百栗柿三郎 櫻の中の記憶 (実業之日本社文庫)の感想・レビュー・書評

  • からくり探偵2作目。今回はドイル、ポー、クリスティ、乱歩など、いろんな作品のオマージュがちりばめられていて気が付くとニヤリとしてしまう。
    小5の玉緒ちゃんが可愛くて、のちのち妻にする柿三郎先生はうらやま私刑ですな。

    ・殺意に満ちた館
    オリエント急行のパロディだなと気づいだけど、だからこそ余計に全員の共犯説ばかりに気がいってしまった。そうしなかったのはお見事。

    ・屋根裏の観測者
    タイトルからして乱歩の「屋根裏の散歩者」を彷彿とさせる。ストーリーもそれっぽいんだけど、女性作家にそれを告白する手紙が届くところなんかは「人間椅子」のオマージュ。
    結局、天才女性作家・伊豆見芳子とは誰だったのか、本当のところの動機は何なのか。柿三郎先生の推測が語られていたけど、かっちりと確かめられないで終わったところがかえっていい味出してる。

    ・さる誘拐の話
    全部読んでからタイトルで「あっ!」と唸った。
    ポーの話にこだわってるし、モルグ街やろうな、と思ってたらその通りだったけど、それにつけてもタイトルが上手い。

    ・櫻の中の記憶
    パスカヴィル家の犬がモチーフ。
    千代さんの旧友・ふみの失踪をめぐる話。
    柿三郎と千代の師弟の絆を感じた。

    この後の終章で、千代はふみの遺品・万年筆を受け取った。この件が、のちの千代の活動に繋がっていったのかな。

    もし続きがあるとしたら、猫マシンのお玉ちゃんの復活を願います。
    柿三郎先生と人間のお玉ちゃんの絆を描いた話も読みたいです。

  • 「からくり」感がなくなって普通の探偵になった。解説を読むまで某作品のネタバレタイトルのお遊びに気付かなかった。

  • 起きている事件は悲惨だが、
    カラリとした明るい文体でどんどん読める(^ ^
    ドキドキハラハラもバランス良く配合され、
    万人にお勧めできる佳作(^ ^

    犬、GJ(^ ^

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