白バイガール 幽霊ライダーを追え! (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553399

作品紹介・あらすじ

箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった本田木乃美。みなとみらいで起きた殺人事件の真相について、同僚の川崎潤が何か隠していることに気づく。一方県内では、神出鬼没のライダーに隊員たちが翻弄されて…。悩みながらも奮闘する木乃美たちの青春と、怒涛の事件展開に一気読み間違いなしの、大好評青春お仕事ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第二弾
    白バイガール・本田木乃美が主人公
    登場人物は脇役も含めて前回同様
    殺人事件に絡んでそうな黒のバイクを追う
    今回もそれなりに楽しめる内容でした

  • シリーズ2作目。
    横浜で起きた殺人事件から物語は始まる。現場に落ちていた「ガーディアン・ベル」と言うバイク乗りのお守りから、木乃美達にも捜査の協力が求められる。その遺留品に心当たりのありそうな潤。それと同時に管轄内に現れた黒づくめのライダーの正体を追うA分隊のメンバー。
    最初はバラバラに見えたいろんな事柄が次第に繋がっていく。
    今作は潤の物語。「消防女子」のような展開になるかと思ったが、今回は事件のまとまりも良く、警察小説としても楽しめた。白バイ隊の格好良さは少し足りなかったけど。

  • 白バイガール、2作目。
    交通機動隊の面々も、相変わらず順調です。

    殺人事件が発生し、現場にシルバーアクセサリーが落ちていた。しかし、川崎 潤は、何かを知っている風で、口を閉ざす。まさか、あの人が被疑者か?

    一方、神奈川県の各所に、神出鬼没の凄腕覆面ライダーが現れる。果たして、交通機動隊の面々も、翻弄される。

    そして、潤は、悲しき過去に対峙する事を決意する...

    最後、潤が全国大会に出場するシーンは、『私も誰かのヒーローになれれば...』との心の変化も踏まえ、ジーンとさせられます。

  • シリーズ第2作目。
    木乃美から潤に主役が交代。でも二人がメインなので、前作を読んでいなくても楽しめると思います。人間関係は前作を読むべし。
    幽霊ライダーは予想はついたが、理由がわからなかった。
    なるほどというオチでした。
    テンポよく読め楽しめ、ハラハラする場面もあり、お勧めです。

  • シリーズ第2弾。面白かった。主役2人の内面を上手く描写してるしらミステリーとしてもバイクならではの仕掛けを施したりしてのめり込めた。誉田哲也の武士道シリーズに通じるものがあると思った。実際にはまだ女性白バイ隊員見たことないので切符は切られたくないが会ってみたい。

  • 今回もミステリーというよりは人間ドラマ。ストレスなくスムーズに読める。

  • シリーズ2作目です。
    特別、登場人物たちの間の関係性に大きな変化がある、というほどのこともなく、安心できる世界観の中で物語が進みました。

    今作ではどちらかというと本田木乃美ではなく川﨑潤に焦点が当たるストーリーでした。白バイ隊員たちを振り切る、まさに「幽霊」のようなドライビングを見せる謎のライダーの正体に、潤は心当たりがあるようで……。
    不器用で人間関係を拗らせがちな潤と、おせっかいでまっすぐな木乃美のコンビの息もあってきています。
    すこしずつ木乃美も白バイ隊員として実力をつけてきているようなのが、成長を感じることができてほほえましいです。

    事件についての捜査や犯人の動機などについては、「本格ミステリ」ではないので少し物足りない部分もありますが、お仕事小説/エンタメ小説としては十分に楽しむことができると思います。

  • 白バイ隊員のお仕事小説第二弾。
    お約束通り主人公は少々どんくさいものの前向きな性格で、個性的で仕事ができる先輩達に鍛えられ、これまた仕事ができるライバルに刺激され、時には挫折感を味わいながらも成長していくストーリー。
    主人公が自覚していない個性が周囲からは高く評価され、総合点では敵わないライバルが実はその個性を羨んでいるというスパイスもこれまたお約束。
    基本的な構成要素を忠実に取り入れつつ読み易く仕上げられているので、まあいいんじゃないかと思います。

  • ちょっと若手俳優がお馬鹿過ぎて引きました、が、潤の成長が嬉しい一冊でした。憧れの人って皆いるんですかね、私いないです。殺人の本当の動機はちょっと身勝手。涼子の母親も見る目なさすぎる。潤のした事は間違ってないけれど、やっぱり回りも本人も傷付いちゃいますね。木乃美の泣き上戸に、酒癖の悪さはもう少しどうにかならんものか。熱い思いはいいんだけれども、ちょっと読者の私でさえキツイなと思います、いい子なんだけれど。

  • 警察小説
    箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった本田木乃美。みなとみらいで起きた殺人事件の真相について、同僚の川崎潤が何か隠していることに気づく。一方県内では、神出鬼没のライダーに隊員たちが翻弄されて…。

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著者プロフィール

佐藤青南
一九七五年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第九回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、二〇一一年同作でデビュー。一六年に『白バイガール』で第二回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、絶対音感刑事・鳴海桜子が活躍する『連弾』『人格者』『残奏』など、著作多数。近著に『犬を盗む』『ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻』『ストラングラー 死刑囚の逆転』がある。

「2023年 『残奏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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