ねこあつめの家 (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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本棚登録 : 39
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553467

作品紹介・あらすじ

若くしてベストセラー作家となったが現在はスランプ中の小説家・佐久本勝。出版社の編集者・十和田ミチルらから無理な注文を出され、心も折れそうになる。心機一転、のどかな町の一軒家で新たな生活を始めるが、やはり仕事ははかどらない。そんなとき、庭に一匹の三毛猫が現れて…大人気アプリから生まれた、猫に心癒される胸キュンストーリー。

感想・レビュー・書評

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  • sg
    サラッと読める

  • 華々しくデビューしたものの、落ち目小説家の主人公。
    心機一転引越しした先は、猫がやってくる家だった。

    最初はいつかないように、とか頑張っていましたが
    嫌いでない限り、あの魅惑から逃れられないかとw
    文章を読んでいても、わらわらっと猫。
    買い物に出かけても、猫。
    完全に猫のとりことなっている主人公と
    仕事をまっとうさせようとする編集者。

    相談して方向を決める、とは聞いた事がありますが
    こういう一方通行の通達みたいな状況も
    本当にありえるのでしょうか?
    これはこれで、つらいものがあります。
    売れてないから、ならば、それはそれで辛いものが。

    想像して読んでいくと、ものすごく幸せな感じです。
    猫好きにはぜひ! という、猫のだらけ。
    主人公の立ち直り具合が話なのですが
    真の主役は猫です(笑)

  • ねこあつめとコラボしてるから、アプリの猫たち(まんぷくとか)も出てくるかと思ったら、野良猫設定だったから名前も性格に関してもほとんど出てこなかった。
    高級マグロ猫缶とか、おもちゃのトンボとか、関連グッズがちょいちょい出てきたので、その記述に気づくとちょっと嬉しくなる。

  • 猫ってこんなにかわいいんだということがまずもって伝わってくる小説です。本筋は、人とのつながりを重ねていくことで、没落した作家が再起していくというもの。ほのかに感動的です。

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