白バイガール 駅伝クライシス (実業之日本社文庫)

著者 :
  • 実業之日本社
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感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408553924

作品紹介・あらすじ

箱根駅伝1日目の深夜、翌日10区を走る選手の妹が誘拐される。神奈川県警の白バイ隊員・本田木乃美は、年末に起きた七里ガ浜殺人事件の捜査を進めていたが、駅伝先導を務める川崎潤から、選手の妹を探して欲しいと電話が入り-。駅伝×事件が同時進行、白熱の追走劇と胸熱の人間ドラマで一気読み間違いなし!大好評青春お仕事ミステリー!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ3作目。
    今回は、箱根駅伝を背景にした物語。
    いよいよ、川崎 潤が、駅伝先導の白バイに。

    箱根駅伝1日目の深夜、翌日の復路十区を走る選手の妹が誘拐された。本田 木之美は、年末に起きた七里ヶ浜の殺人事件の捜査協力に。
    それぞれの立場で、全力を尽くす交通機動隊の面々。

    やがて、いくつかの事案が一本に繋がり、見えてきた真実とは?

    相変わらず、ハラハラドキドキのスピード感あふれる文体に、軽快なやり取りも交え、一気読み必至です。

    最後、駅伝先導を花道に引退する谷原の姿に、ウルウルします。そして、兄の努力を信じる妹の姿も。
    決して1人では無い、あなたが次にタスキを渡すのは誰?

  • 白バイガールの第三弾
    今回は殺人事件の容疑者を追いかけたり
    箱根駅伝での白バイ先導があったり
    いつものメンバーが活躍してました
    楽しく読めました
    シリーズになるわけですね

  • シリーズ第3弾。
    サブタイトルから、3作目にして、もう木乃美の目標が達成したのかと思ったら、木乃美が箱根駅伝の先導に選ばれた訳ではなく、箱根駅伝を目前に控えた年末に鎌倉の七里ヶ浜の駐車場で起きたリンチ殺人事件の捜査の様子と、箱根駅伝の様子が交互に描かれる。
    箱根駅伝となると、神奈川県警や警視庁にとっても、一大事なんだなぁ、と変なところで納得。
    そこにたくさんの機動隊も配備されることから、今作ではまだ弱々しいながら、何とか自分の力で犯人を捕まえようとする木乃美の様子が印象的。そして、今回のサポートはA分隊のメンバーではなく、同期の「部長」。不器用ながら、一生懸命な姿がとても良かった。

  • 主人公視点の変化が効果的で、飽きさせない。

    しかし、視力&聴力(+記憶力?)の特殊能力が、だんだん常人離れしていってる気が・・・・・。

    もうすぐ箱根駅伝本番ですね。
    今回の箱根は、白バイ隊員さんに注目しつつ、一杯やりつつ、TV観戦することにしよう。

  • 佐藤青南『白バイガール 駅伝クライシス』実業之日本社文庫。

    シリーズ第3弾。書き下ろし作品。無難と言えば、無難。平凡と言えば、平凡な作品。

    箱根駅伝の初日前夜に翌日、10区を走る選手の妹が誘拐される。神奈川県警白バイ隊の本田木乃美は年末に発生した殺人事件の捜査と平行し、誘拐された妹の行方を追う。

  • シリーズ3作目!やっぱり面白い!!
    今作は箱根駅伝を舞台に2つの事件が上手く絡み合っていてハラハラ、ドキドキして一気に読み切りました。主人公を初めとするA分隊の活躍や坂巻刑事の活躍…木乃美と潤の友情だったり山羽班長の本気なのか冗談なのかわからない何気ない一言など読みどころがいっぱいありました!

  • 一気に読み終えた!なんだろう。読み終えたと同時に涙が出た。両角麗奈がお兄ちゃんを応援できたから?なのか?シリーズ第3弾!より面白くなっていた。Twitterで第4弾が出るようなツイートを著者がしていたので、次作も楽しみである。

  • 追跡シーンのスピード感や、箱根駅伝にまつわる物語や、仲間の信頼関係など、シリーズの特徴はとても良く描かれていますが、もう1つの筋である事件が無駄に凶悪なところが興醒めでした。
    こんなに無茶苦茶な犯罪をスパイスとして軽く扱うのは如何なものか。

  • 箱根駅伝1日目の深夜、翌日10区を走る選手の妹が誘拐される。神奈川県警の白バイ隊員・本田木乃美は、年末に起きた七里ガ浜殺人事件の捜査を進めていたが、駅伝先導を務める川崎潤から、選手の妹を探して欲しいと電話が入り―。

  • 間違えて殺された人の扱いが軽すぎて驚きました。本筋は白バイの物語なので仕方ないですが…。価値観の違う人と付き合うと、友情であれ恋愛であれ、おかしくなるんだな、と思います。潤と木乃美は正反対だけど、そこは同じでよかった♪さらっと拳銃盗まれるとか、突っ込みどころも多かったけど、疾走感はやっぱり好きです。木乃美もテクニック磨いて、いつか潤に続けますように。怖い目に遭いながらも兄を応援する気持ちの強さ、最後は清々しかったです。

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著者プロフィール

佐藤青南
一九七五年長崎県生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第九回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、二〇一一年同作でデビュー。一六年に『白バイガール』で第二回神奈川本大賞を受賞。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズ、「白バイガール」シリーズ、絶対音感刑事・鳴海桜子が活躍する『連弾』『人格者』『残奏』など、著作多数。近著に『犬を盗む』『ホワイ・ダニット 行動心理捜査官・楯岡絵麻』『ストラングラー 死刑囚の逆転』がある。

「2023年 『残奏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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