三国志英傑列伝

著者 : 伴野朗

• 実業之日本社 (1997年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[arm0rdさんの感想 · 2017年2月6日]

趙雲、陸遜、荀彧、馬超を主人公とした四篇がおさめられた本。
「文学的」というには各篇短くて、かつ、考察本という趣でもないので、なんというか中途半端な内容。
この地は昔こういうことがあった。作者が訪れた際には〜。という文章が何箇所か見られ、勉強になるといえばなるし、蛇足といえば蛇足…という感じ。
主役4人に対する（正史寄りの）主観的な描き方（意見）の一つを知りたい、という場合にはいいかも。

[GAMBLERさんの感想 · 2006年2月11日]

趙雲・陸遜・荀?・馬超の固定ファンであれば良か？逸話なども含んでそれぞれ面白い。が、ファンで無ければかなり限定なのでつまらないかも。

著者プロフィール

1936年生。小説家。『五十万年の死角』で江戸川乱歩賞。『傷ついた野獣』など。2004年没。

「2021年 『カチカチ山殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」