大人の探検 妖怪

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制作 : 小松 和彦 
  • 実業之日本社 (2015年4月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408594293

大人の探検 妖怪の感想・レビュー・書評

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  • 今評判の一冊。大学教授が研究する『妖怪論』
    人はどんな風に妖怪を認識し、畏敬を持って暮らしの中で生かしてきたのか。時には子育てに使い、時には行き過ぎた時の施政者への戒めに。妖怪は心の中のバランサー。

  • 久々に小松先生の本を読みました。妖怪や境界など小松先生の基本の考え方がわかりやすく書かれています。読みやすいので入門にはいいかも

  •  著者曰く、人には「闇」の部分があるのでそこにもフォーカスした研究も必要で、妖怪の存在こそが「闇」の部分を表している。

     昔の人々が思い描いていた妖怪の絵がいろいろ載っている。「生活圏の違いが生んだ山里の妖怪」では、天狗、山男、山姥、狐や狸が登場している。今と違って、情報が少なく自分の住んでいる生活圏と離れている世界のことなど想像もつかなかったに違いない。夜の闇、うっそうと生い茂る森、現代人でも怖いと思う状況があるのだから昔の人たちの異界に対する恐ろしいと思う感情は計り知れない。

     そういえば、大航海時代あたりのヨーロッパの地図に当時の人たちが思い描いていた怪物の姿が載っていたのを思い出した。未知なる世界への恐れは古今東西問わずあるものだ。

     あのこん棒を持って角をはやしている鬼はもともと中国の幽霊だったと知り、びっくりした。中国から日本へ渡っていく過程でどういうに変わったのか知りたいがそこについては触れられてはいなかった。鬼自身が驚いているかもしれない。

    現代社会にも多くの妖怪が見受けられる。「クレーマー」、「サイコパス」、「ブラック企業の経営者」、永田町や霞が関に住みつく2枚舌を駆使する「ほら吹き」といった具合に結構いるなあ。誰か現代社会の妖怪について書いてくれる人はいないかな。

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大人の探検 妖怪の作品紹介

妖怪学の第一人者が妖怪の"本性"を徹底解説。巻末特集・完全解説・百鬼夜行絵巻「憑」き。専門家目線の"楽しい"が知りたい。大人の探検シリーズ第四弾!

大人の探検 妖怪はこんな本です

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