臨界 潜入捜査5 (ジョイ・ノベルス)

著者 :
  • 有楽出版社
3.20
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本棚登録 : 124
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408605685

感想・レビュー・書評

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  • <懃> この潜入捜査シリーズの第5巻(たぶんw)を読み始めてあらためて思った事がある。
    本の表紙には(カッコ)して『潜入捜査』と小さく書かれているだけで,それが第何巻であるかはどこにも書いていない。これの意味するところ。それは順番に関わりなくどれから読んでもらっても構わないのですよ,と云うアピールだろう。駅のキオスクなどで帰りの新幹線車中で読む本を探している時に『潜入捜査5』だけが一冊あっても誰もその本を購めようとはしないだろうから。

    単話モノでないと読む気にはならない筈だ。そういう売り方買われ方を想定しているのだろう。全巻通しで読みたい様な熱心なファンは自分で調べて買い揃えてくれるだろうから無視しちゃっていいのだよ,とでも言わんばかりの態度である。
    つまり作品内容主体ではなく商業成果主体である。売ってなんぼや的な出版社の発想は好きではない。まあそんな商業主義的な発想は本好きの読書家には皆無であろうな。

    ちなみに僕は後追いで順番にこのシリーズを読んでいる・・・つもりだった。ところが本書を読み終わって気が付くと第4巻の『罪責』をすっ飛ばしていたことが分かった。いや正確には本書を読み終わるよりは先に気づいたのであるが,読み始めたものはもう止まらない。笑う。 で,真剣に思った事。こりゃ最初の第一巻『潜入捜査』はともかく,それ以降はどれを読んでも同じだ! いや最後の巻『終極』は違うのかな。もちろんまだ読んでないけど。荒文すまぬ。

  • 潜入捜査シリーズ 第5弾

    今回の佐伯の相手は、三重の原子力発電所での危険な作業をする作業員を手配する名古屋の侠徳会。

    地元の反原発運動者と共にヤクザと立ち向かう。

    原発のあり方を作者の考えが表れているところと、ストーリーの中で出てきた佐伯を狙う刺客・「素手斬りの張」との格闘シーンが見物。

    でも、もう少し「素手斬りの張」との格闘シーンが読みたかった。

  • 張さんはどうなったの?

  • 最近慣れてきた暴れん坊主人公なのに
    妙に行儀よくなった佐伯
    こやつは古代から連綿と続く暗殺の家柄
    手裏剣やパチンコ玉の反則技で一人ヤクザに
    立ち向かうムリゲー状態は気の毒と言える

  • 繰り返しの内容が多くなってきた?!
    だんだんと佐伯涼が弱くなってきてる気もする、、、
    そして今作はパチンコ玉使わなかったよね?!ヤクザとのただの抗争になってる気も。
    次作で最終巻らしいから一気に読んでしまおう!!

  • 2013年4月

  • 20120910

  • 佐伯涼シリーズ第5(?)弾。ちょっと飽きてきたかな;

  • 「覇拳飛龍鬼」を改題

  • 今野さんの刑事ものということで借りてみました。元マル暴刑事・佐伯涼シリーズ第5弾だそうです。原発がテーマになってますが、例によって、これって本当じゃないのか?と思ってしまいます。図書館予約数は45(2010/01/24現在)です。

  • さらっとしてた。

  • 潜入捜査シリーズ第5弾。
    シリーズを重ねるごとに、「どこが捜査なんだ?」って思ってしまうぐらい、ほとんどやくざとの抗争を描いただけの内容。
    さすがに同じネタのこれだけ重ねると続かなくて、今作が最後かと思ったけど、ちょっと甘かった。
    でも、個人的にはこのシリーズは卒業かな・・・?

  • 潜入捜査シリーズ5:臨界 2009

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著者プロフィール

1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。2006年、『隠蔽捜査』で吉川英治文学新人賞を、08年『果断 隠蔽捜査2』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を受賞。

「2023年 『脈動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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