上を下へのジレッタ 完全版

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著者 : 手塚治虫
  • 実業之日本社 (2008年10月17日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (896ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784408612690

上を下へのジレッタ 完全版の感想・レビュー・書評

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  • 2017.5.27市立図書館
    ミュージカル化(横山裕☓中川翔子、脚本・演出:倉持裕、音楽:宮川彬良)にあたって、読んでみようと思って借りた。優れた娯楽たり得る一方で、人々を扇動したり、ときに狂気や死に追い込むことさえできる、つまり新興宗教家の洗脳のような妄想増幅装置ジレッタ…そんな装置でいったいなにをやらかせば世界をあっと言わせる上を下への騒動にできるのか…門前市郎の計画は?
    男女関係、女性の描かれ方などに時代を感じるけれど、メディア、芸能の世界、政治・権威の世界の本質など現代に通じる批評性も大いに含む作品だった。

  • 1968~1969年に作られた手塚治虫の作品。

    読んで驚いた。これは現在のVRの元祖ではないか。
    すごいな。約50年前に、既にこんな未来を予期していたんだ。
    1970年に大阪万博が開催されたので
    当時、盛んに21世紀の未来の姿が描かれた、という
    社会的な背景もあるかもしれないな。

    ブラックなラストも最高。
    キューブリックの『博士の異常な愛情』(1964年)を連想させる。

    時々挟み込まれる、社会を風刺した小ネタが面白い。
    お腹が空くと美人になる設定もユニーク。
    女性のダイエット信仰を皮肉っていて。

    当時「手塚は女が描けない」と批評家から揶揄されていたのを
    逆手にとったのかどうかはわからないけど、
    本書の中で女性を上手く描けないという設定の漫画家が登場する。
    あれは要するに自分なわけだ。
    それさえもまたネタにしてしまうんだ。

    手塚治虫の名作と言えば、
    「ジャングル大帝」「鉄腕アトム」などの
    子供向け作品があげられることが多いんだけど、
    手塚治虫の魅力は子供向け作品だけではない。

    これは江戸川乱歩にも言えることなんだけど。

  • 実業之日本社

  • 門前市郎は手塚作品の中で一番好きなキャラクター。才能と理想に満ちているのに、人間的なダメさから抜けきれずじたばたと足掻く。

  • 変わったSF
    楽しく読めた。
    後半のほうが面白いんだからそれに合わせて前半の内容を少し変えてもいい気がした…

  • 内容紹介
    巨匠・手塚治虫の生誕80周年を記念し、幻の大作を完全復刻!! 単行本版と連載版をすべて収録の上、解説陣も太田光(爆笑問題)・香山リカ・小松左京・筒井康隆・豊田有恒・辻真先・二階堂黎人・吉田豪・竹内オサム・中野晴行・喜国雅彦と超豪華!

  • バーチャルリアリティの世界「ジレッタ」とメディアの融合の恐ろしさを描いた作品。大人漫画的でラフな線画にかかわらず、幻覚や妄想の描きかたの迫力がすごいです。物語には直接関係するわけではないけれども、「人間ども集まれ!」で最悪の人間性を見せた元呼び屋の木座神明が、なぜか特別出演していますね(笑)。文庫本の筒井康隆の解説が面白い!

  • 先見の目がある、なんて言うけれども、やはりそれは、様々な知識の積み重ねがそうさせたのだなぁとつくづく思う。

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