ロルティ伍長の犯罪: 父を論じる (ピエール・ルジャンドル 第 8講)
- 人文書院 (1998年10月1日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
- / ISBN・EAN: 9784409030530
作品紹介・あらすじ
政府を殺そうとした男、ロルティ。その狂気の犯罪の分析から西欧規範システムの根幹(法、系譜原理など)を明かすとともに、西欧それ自体を徹底的に相対化する。
感想・レビュー・書評
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解説も丁寧で非常に分かりやすかったです。
それなりに心理学の知識があると読みやすい気がします。
ただ、扱っているのが狂気の犯罪ですし、その根本にあったイメージが、狂った父親、機能しない家族という話なので、逆説的に家族が機能するとか、どうやって人になるのかということを考えさせてくれます。
ただ、そういう狂った状況に生きた人は過去のことがフラッシュバックしてきそうな嫌な感覚も出てきそうな本ではあると思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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