動物の解放 改訂版

  • 75人登録
  • 3.38評価
    • (1)
    • (3)
    • (2)
    • (2)
    • (0)
  • 5レビュー
制作 : Peter Singer  戸田 清 
  • 人文書院 (2011年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409030783

動物の解放 改訂版の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 動物の権利について触れる時、シンガーに触れずにいることは出来ないだろう。彼をきっかけとして動物の権利運動は世界的に広がったのである。これは、偏見、曲解、矛盾、詭弁に満ちた本ではある。しかし、その点をきちんと指摘できるか? また、確かに納得せざるを得ない主張も有る。それに対してどういう意見を持つか? そういった意味でこの本は我々、動物実験を行い、将来畜産に携わる獣医学生にとっては必読の挑戦状なのである。

    生命環境科学域 2年生

  •  私たちは、同じ種(スピシーズ)である人間に対して行われているときには激怒するような残虐行為であっても、他の種の成員に対して行われている場合には、大目に見るのである。スピシーシズムは、研究者たちが自分たちが実験に使っている動物を設備の一部として、生きていて苦しむ生きものというよりむしろ実験室の道具(tools)とみなすことを許すのである。(p.96)

     「問題は、彼らが思考できるか、ということでも、彼らが話せるか、ということでもなくて、彼らは苦しむことができるか、ということである」。動物たちがおかれた立場を黒人奴隷たちがおかれた立場と比較しつつ、「動物界の残りの成員が、圧制の手によるほかは奪われることの決してありえない諸権利を獲得する」日を期待しつつ、ベンサムは、おそらく歴史上初めて、「人間の支配」を、合法的な統治というよりもむしろ圧政として、非難したのである(p.254)

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4409030787
    ── ピーター・シンガー/戸田 清・訳《動物の解放 20110520 人文書院》改訂版
     

  • 第1章 すべての動物は平等である
    第2章 研究の道具
    第3章 工場畜産を打倒せよ
    第4章 ベジタリアンになる
    第5章 人間による支配
    第6章 現代のスピシーシズム

  • すべての動物は平等である。
    動物解放については肉を食べる人はみんな誰でも利害関係にある。
    肉食動物の存在が動物解放の倫理学にとって検討すべき課題となっているということは認めなければならない。
    人間はベジタリアンにならなければいけないのか??

    アクィナスによればキリスト教による殺害の禁止は人間以外の生き物にも適用されるかどうか、また適用されないとすれば、それはなぜなのか、を問うことから始めることができる。

全5件中 1 - 5件を表示

ピーター・シンガーの作品

動物の解放 改訂版を本棚に「読みたい」で登録しているひと

動物の解放 改訂版の作品紹介

世界における動物福祉論の最大の画期となり、現在まで重要性を増し続ける革命的書物にしてシンガーの代表作。そのあまりに苛烈かつ論理的な倫理の要求は、われわれ全存在に向けられている。大幅な改稿を施された2009年版にもとづく決定版。

ツイートする