かれらの日本語―台湾「残留」日本語論

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著者 : 安田敏朗
  • 人文書院 (2011年12月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (291ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409041024

かれらの日本語―台湾「残留」日本語論の感想・レビュー・書評

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  • 安田敏朗『かれらの日本語 台湾「残留」日本語論』人文書院、読了。植民地支配下の台湾における国語政策(日本語教育)の実態を明らかにすることで、しばしば郷愁を持って語られる“親日”国台湾の日本語受容の歪みを本書は厳格に指摘する。  http://www.jimbunshoin.co.jp/book/b94762.html


    「同化」「皇国臣民化」としての日本語教育(国語教育)とは、現代人が外国語を学習することと同義ではない。国語教育を通して、トータルに生活を支配していくことだ。傲岸な政策と日本語教育者の傲慢さは、薄っぺらい郷愁を排する。

    戦後日本人は「かれらの日本語」を再発見することで自己正当化の標としたが、各々の言語文化を否定する植民地支配の発想は置き去りにされたままである。たえず彼らは奪い続けられている。「ことばはだれのものか」を考えさせられる。

  • 和図書 810.9/Y62
    資料ID 2012100621

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かれらの日本語―台湾「残留」日本語論の作品紹介

日本植民地時代の「国語」教育、およびその「成果」をめぐる、当時から現在までの様々な言説を分析。台湾人の苛立ちと諦観、教育者の焦りと自己満足、旅行者のノスタルジー、言語学者の興奮など、日本語を話す台湾人という現象からあぶりだされるのは、むしろ日本人の日本語観である。ことばをめぐる政治・歴史・他者像を明らかにしてきた著者の最新書下ろし。

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