谷崎潤一郎と異国の言語

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  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409160855

作品紹介・あらすじ

西洋へ、中国へ、あるいはインドへ。ひたすらに、執拗に「別の生」を求める欲望、「エキゾティシズム」を越える異邦への夢。「謎のやうな塀の向う」の誘惑。

感想・レビュー・書評

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  • 上海かー。「ハッサン・カンの妖術」を探して読んでみよう。

  • 第四章「映画的言語の実験-人面疽」は、本当に面白い、作品もさることながら、野崎氏の解釈がまた刺激的で、説得力も失っていない。

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著者プロフィール

1959年新潟県生まれ。フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。放送大学教養学部教授、東京大学名誉教授。2001年に『ジャン・ルノワール――越境する映画』(青土社)でサントリー学芸賞、2006年に『赤ちゃん教育』(講談社文庫)で講談社エッセイ賞、2011年に『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』(講談社文芸文庫)で読売文学賞、2019年に『水の匂いがするようだ――井伏鱒二のほうへ』(集英社)で角川財団学芸賞受賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞受賞。プレヴォ、スタンダール、バルザック、サン=テグジュペリ、ヴィアン、ネミロフスキー、トゥーサン、ウエルベックなどフランス小説の翻訳多数。著書に『こどもたちは知っている――永遠の少年少女のための文学案内』(春秋社)、『フランス文学と愛』(講談社現代新書)、『翻訳教育』(河出書房新社)、『アンドレ・バザン――映画を信じた男』(春風社)、『夢の共有――文学と翻訳と映画のはざまで』(岩波書店)ほか。

「2022年 『無垢の歌  大江健三郎と子供たちの物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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