フロイト著作集 9 技法・症例篇

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著者 : フロイト
制作 : 小此木 啓吾 
  • 人文書院 (1983年1月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409310090

フロイト著作集 9 技法・症例篇の感想・レビュー・書評

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  • ラカンさんのセミナール「フロイトの技法論」で取り上げられていた論文「転移の力動性について」を読もうと思ってお借りした。読んではみたのだが何も頭に残っていない。まぁ…いいだろう。

    それと有名な鼠男の症例「強迫神経症の一症例に関する考察」や狼男の症例「ある幼児期神経症の病歴より」も読んだ。そのほか「転移性恋愛について」という論文もあり、ちょっと考えさせられた。

    精神分析治療において、病気を治すまいとする無意識が働いて、女性患者が男性分析医に恋愛感情をぶつけてくるという転移性恋愛という現象がまま起こるそうなのである。これは分析治療を妨げようとする「抵抗」の一番強力な発現のなのだが、そういう時、分析医は患者さんのそういった心の動きを巧みに操作してさらに分析を進めなければならないのだそうだ。もちろん、惚れられたなどと勘違いしてことに至ったりしては断じていかんのである。

    最近、精神分析についていろいろ読んでるうちに、「精神分析って恋愛に似ているなぁ〜恋愛によって自分や相手が変わるってことがあるものな…」などとぼんやり思っていたのだが、事実は逆だったのかもしれない。

    高潔な人格も豊かな経済力もないわたしが女性に惚れられるわけがないではないか。こんなわたしが唯一女性に取り入る手段は親身になって話を聞くことだけである。そして、話を聞いているうちになんか精神分析みたいな関係になって、相手の女性が患者さんみたいに転移性恋愛を発動していたのだろう。それを惚れられたと勘違いして、自分たちが恋愛していると思い込んでいただけなのかもしれないと今はちょっと冷静になっている。

    そう考えると辻褄の合うことがいろいろとあるのである。なんせ、高潔な人格も豊かな経済力もないのだから、相手の女性が、はたと我に返れば去ってゆくのが当然である。これからは勘違いしないように気をつけようと思う。

    Mahalo

  •  「精神分析学は、いわゆる身体的随伴現象といわれているものが、本質的に精神的なものであると説く」(P.116)

    「最初すべてのものがエスであった。自我は外界からの絶えざる影響によってエスの中から発達してきたのである」(P.172)

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