社会をつくる仏教: エンゲイジド・ブッディズム

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  • 人文書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784409410752

作品紹介・あらすじ

仏教は様々な社会悪にいかに立ち向かうか

感想・レビュー・書評

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  • 宗教学というよりは神学(仏教学?)よりの本だが、その分宗教者の内側というか、宗教をどう評価しているかが真に迫っているような気がして迫力がある。とはいえそれだけではなく、宗教というものが近代においてどう受け入れられてきたか(あるいは概念づけられてきたか)も追っており、誠実だなという印象。

  • 『日本人はなぜ無宗教なのか』が衝撃的だった阿満利麿さんがエンゲイジド・ブディズムを紹介してくれています。一度聞かせて頂いた講演会でお話していたことも少し入っていたけれど、そこからだいぶ発展・深化・拡大させた論が展開されています。ティク・ナット・ハンも出てきます。僧侶にとってはいろいろなヒントがめいっぱいでした。ただ、じっくり読むと蓮如さんのことをあんまり評価してないような感じがして、そのへんはわたしとちょっと違うなあと思いました。

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著者プロフィール

阿満利麿(あま・としまろ):1939年生まれ。明治学院大学名誉教授、同人誌「連続無窮」主宰。著書に『法然の衝撃』『親鸞・普遍への道』『歎異抄』『親鸞からの手紙』『柳宗悦』『『歎異抄』講義』(以上、ちくま学芸文庫)、『無宗教からの『歎異抄』読解』『人はなぜ宗教を必要とするのか』(以上、ちくま新書)、『日本精神史』『『往生要集』入門』『『教行信証』入門』(筑摩書房)、『選択本願念仏集』(角川ソフィア文庫)などがある。

「2023年 『唯信鈔文意』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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