アドラー博士が教えるこんなひと言で子どものやる気は育つ: 今日かけた言葉が、明日の子どもの自信になる

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413032674

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  • 2015年12月11日読了。アドラー心理学に沿った子育てのアドバイス集。子どもにイライラしてつい叱ったり怒鳴ったりしがちな母親を対象に、「こういう考え方に基づいてこう言ってやればいいんだよ」ということを助言する本だと感じた。アドラー心理学では「○○な人なのだから、つい□□してしまう」というような「人間の性質に基づいた行動」という解釈を認めず、「△△という目的のために、今××という行動をしている」と解釈するので、「その××では△△は実現できないよ、◎◎をやるようにしようよ」ということを、本人に考えさせて学ばせることが教育のやり方になること、ということか。子どもの感情・したいことに焦点を当てる、それに共感を寄せる。また、「子どもに対して親たる自分はどんな感情を抱いているのか?」を自問する。心がけていきたい。

  • ・ほめるにしろ叱るにしろ、子どもが納得し、自分からやろうとする気持ちを引き出す言葉かけが大事

    ・人格より行動をほめる

    ・できないことより、できたことを見る

    ・どうして、と責めずに
    そのままの現状を認め、どうしたいのか考えさせる

    ・特に叱る時、
    「あなたは〜」ではなく
    「お母さんは〜」と
    自分を主語にする。


    ・子どもにレッテルを貼らない
    自信を失わせない為、出来た時に喜んでほめる

    ・恐怖で子どもを動かさない

    ・親も子も、お互いの言うことにノーを言っていい。
    あきらめたり交渉したりする術を学ぶ。

    ・言い分を聞いてもらって子どもは育つ
    口答えを、ちゃんと許す

    ・「話したいことがある時は、お母さんはちゃんと、聞くからね」

    ・その子のいまを認めてあげる。
    積極的じゃない時も、慎重すぎるときも。
    気持ちを無視しない。

    ・泣いている状態をどうこうしようと考えない。

    ・役立った、と言われることが自信になる


    ーーー

    内容は、素晴らしいです。
    こんな風に言えたらいいなと思う。
    なので心がけます。

    しかしながら、菩薩のような優しさを身につけないと、これ全部実現するのは、難しい気がする。
    そういう意味では、重いです。

  • 子供にどうやって接すればよいのか良く分かった。えらいね、すごいねとすぐいってしまいがちなので、Iメッセージで具体的に伝えられるように訓練が必要と感じた。

  •  何か参考になる本はないかと手に取ってみました。
    早速実践していることがたくさん書かれていました。
    「これはないな」と思うこともあったので、自分が「いいな」と思ったところをつまんで取り入れて行きます。
    私はこの本ですごく色んなことが見えたような気がする。
    子供とどうかかわったらいいか分からないと思ってるママさん、お勧めですよ。

  • アドラー心理学実践編

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著者プロフィール

心理セラピスト。1941年、東京生まれ。東京学芸大学卒。都立梅ヶ丘病院精神科心理主任技術員、都立中部精神保健福祉センターなどを経て、子育てボランティア団体「わいわいギルド」代表ほか、IP心理教育研究所所長を務める。元日本アドラー心理学会評議員。アルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」を取り入れた子育て論や子どもへの対処法には定評がある。

「2019年 『アドラー心理学で子どもの「がまんできる心」を引きだす本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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