アドラー博士のお父さんといっしょに子どもを大きく伸ばす本: 2人の力が10の力に変わる魔法

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  • 青春出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413033565

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  • 「アドラー心理学」(オーストリアの精神科医アルフレッド・アドラー博士が提唱する
    人と人との関わりを重視した心理学)
    を元に、著者が子ども自身のやる気を引き出すために勇気づける方法を主に書いた、子育ての本。

    お母さんが子育てしない(と思っている)お父さんに対するための
    参考書を前提に書かれている。

    以下、気になったフレーズ

    ・「テストで100点をとった」
    →これまでの努力が実ったことをほめる

    ・「片付けない子どもに対しては、片付けないとソンと思わせる」
    →片付けないとゴミ箱に捨てて、翌日破棄することを宣言(約束)する

    ・寝坊する子への対処
    →「朝遅いと遅刻したりすると思うが、親が起こした方がいいか
    自分で起きる方がいいかどっちだ?」と子どもに聞く
    →「起こしてほしい」との回答だったとき
    どんな方法がいいか?声をかけるだけとしたら、
    それ以上がしない
    →「起こしてほしくない」との回答だったとき
    それで、遅刻した場合、「起こすか?起こさないか?」
    どっちがいいかまた、聞く。

    ・お父さんは家庭の中の裁判官
    →子どもが悪いことをしたときは、なぜそれをしたかまず聞くこと。
    そのうえで、どうしたらよいか?言う。

    ・兄弟げんか
    →くれぐれも、ケンカ中にどっちが悪いか?犯人探しをしないこと
    子どもに言い分を話させて、どう対処したらよかったか考えさせること

  • お父さんといっしょに子どもを大きく伸ばす本
    星一郎 青春出版

    家族で子育て
    お父さんが
    アドラー的に子どもとの接し方を具体的に確かめたい時や
    お母さんが
    お父さんを巻き込んで子どもを育てたい時の虎の巻

    アドラーの本質を知るには
    「面白くてよくわかるアドラー心理学」や
    「アドラーの知恵」をおすすめします

  • アドラー博士のお父さんといっしょに子どもを大きく伸ばす本 / 星 一郎 / 2013.06.13(19/150)
     叱っているときに、口出しをしない。=>子供は、「お母さんが見方してくれるからいい、お父さんの言うことをきかなくてもいい」、と思ってしまう。それがきっかけに夫婦喧嘩になると、子供が最も傷つく(自分が原因で不仲になったと思ってしまう)。
     お父さんのやりかたに任せる。
     間接話法で子供をほめる(「お母さんから聞いたけど、よく頑張ったね)。ただし、悪い話には間接話法は使わないこと。
     お父さんを納得させなければ、ほしいものは手に入らない。逆に、納得させることができたら、ほしいものが手にはいることもある、ということを分からせる。
     約束を守らないと皆がどれだけ困るかを、子供に身をもって理解させる。(例:風呂掃除当番をしない、皆がお風呂に入れない(代わりに掃除してあげない))
     10歳になったら、両親の生き方を伝える。倒産はこんなふうに生まれて、こんなことを考えながら、こうやって過ごしてきた。お母さんと出会って、結婚して、こうやって今、お前を育てている、こんな仕事をして、こんなことを頑張ってきた。
     感情的に怒ることなく、ルールを教えたうえで、あくまでも子供に自分で考え、約束させる(例:電車で騒いだら、途中駅で降りる)。子育てはニッコリ笑って、ばっさり切る。
     片づけしない=>すべてビニール袋に入れて、あすまで置いておくから、必要なものだけ取り出して、でなければゴミに出す。
     ごめんなさいを教えるには、お父さんも素直に謝ること。
     お父さんの「良い」「悪い」が子供の価値観を育てる。=>社会の規範の壁。
     父母が協力する姿を見て、人と協力できる子に育つ。=>夫婦のやりとりは、両親が思っている以上に、子供の親子関係や人間関係にコピーされる。
     お母さんには7人の協力者が必要、という発想が大切(祖父母、保育園の先生、近所の人等々)

  • 夫婦で子育てをしていくには、夫婦関係が多いに関わってくることを痛感させられました。
    分かっているけどつい…うちもそうなんだよね…。というような事例が多かったです。

    お母さんの立場や考え方を充分理解したうえでのお父さん目線での考え方がたくさん出てきます。
    「夫にもっと子育てに関わってほしい」と思っている方には参考になる部分があると思います。

    母親、父親それぞれのこどもへの関わりかたを改めて学ぶことができたので、普段の生活に役立てていきたいと思います。

  • あらためて言われると思い当たる節が。反省しました。
    どうしても親の都合になってしまうけど、子供の求めて
    いることに気付いてあげられてたかなぁ。ただ頭ごなしに言ってなかったかなぁ。注意するだけじゃなくて一緒に行動できてたかなぁ。
    そんな気付きに出会えました。

  • お父さんの上手な子育てが始まる小さなきっかけ、人生と社会のルールを教える"父親流"しつけ など

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著者プロフィール

心理セラピスト。1941年、東京生まれ。東京学芸大学卒。都立梅ヶ丘病院精神科心理主任技術員、都立中部精神保健福祉センターなどを経て、子育てボランティア団体「わいわいギルド」代表ほか、IP心理教育研究所所長を務める。元日本アドラー心理学会評議員。アルフレッド・アドラーが提唱した「アドラー心理学」を取り入れた子育て論や子どもへの対処法には定評がある。

「2019年 『アドラー心理学で子どもの「がまんできる心」を引きだす本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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