仕組まれたアメリカ解体の真実

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413037204

作品紹介・あらすじ

オバマを操る闇の権力者たち。メディアには絶対に語れない理由がある!"偽りの回復"に騙されるな。

感想・レビュー・書評

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  • 最近報道があまりされていないのか私の関心度が低いのか不明ですが、オバマ大統領のアメリカ経済再生の状況はどうなのでしょうか。昨日4ヶ月前倒しのクリスマスセールをやっているニュースがありましたが景気は上向くのでしょうか。

    昨年秋までアメリカは目一杯儲けていて楽しいキリギリス生活をしていたのですから、その生活やそれを支えていた考え方・ビジネスモデルを見直し必要があると思うのですが、果たしてそれは実行されているのでしょうか。

    回復や直すよりも一度壊してから出直したほうが早いと考えている人がアメリカにいるとしたら、この本のタイトルである「仕組まれたアメリカ解体の事実」ということもあり得るのではと思ってしまいます。

    この本で、アメリカの州は連邦政府とは異なる法律を出す権利があったり、連邦から退出する権利がある(p104)とは驚きでした。中国も分裂しそうですが、アメリカ帝国?も6つに分裂(p123)するのでしょうか。

    以下は気になったポイントです。

    ・オバマ大統領は、連邦選挙管理委員会の公表データによると、200ドル未満の小口献金が数百万ドルに達したのは事実、総額7.45億ドル、献金者総数395万人のうちの4分の1に過ぎない(p24)

    ・大統領を選抜しているのは、CFR(外交問題評議会)、日米欧三極委員会、ビルダーバーグ会議という3つの組織である、民主、共和党のどちらが政権をとっても変わらない(p28)

    ・2009年2月26日にオバマ政権が議会に送付した2010年会計年度の予算教書で要求されている国防予算は、ブッシュ政権が作った前年度の予算を比べて4%増の5337億ドル、軍縮は考えていない(p44)

    ・オバマ政権の経済担当をするポストには、3組織出身者が多い、経済問題最高顧問のボルガー、国家経済会議委員長のサマーズ、財務長官のガイトナーである(p51)

    ・2008年9月以降、アメリカが信奉してきた経済ルールは変わった、ファニーメイ、フレディマックの国有化、AIG国有化、シティグループの優先株購入である、かつてアルゼンチンや韓国で公的資金の注入を認めず、グローバル化を迫った時とはルールを変える(p69)

    ・2009年4月、FASB(米国財務会計基準審議会)は、時価会計基準の緩和を決定、金融機関が不良債権を査定する際に、一段の柔軟性が認められた、G20が認めた時価会計の緩和処置は、所得価格の70%程度の評価にしてよいというもの(p70)

    ・アメリカでは、外交・軍事など合衆国憲法で連邦政府に帰属が明記されている権限以外は、全て州政府に属する、連邦政府は所得税を徴収する正当な権利を持っていない、警察や軍も各州の指揮下にある(p102)

    ・テキサス州が1854年に連邦へ加入した際の条件として、将来、連邦から退出する権利は認められている、アメリカ各州は連邦政府の定めとは異なる法律を公布できる、24州ではギャンブル合法化、26州では禁止する法律が制定されている(p104)

    ・アメリカ建国13州が大同盟を結ぶきっかけとなったのは、イギリス本国がフランスと戦争をする戦費を調達するために課税を強化したことにある(p105)

    ・国防総省は2008年10月から、アメリカ陸軍の実働部隊を50州全てに駐留させることにした、名目はテロ対策だが、将来起きるであろう自国民による暴動鎮圧が目的(p120)

    ・アメリカは2010年7月頃を目処に6地域に分裂、,カリフォルニア州中心の西部(中国との連携)、テキサス州(メキシコ)、ニューヨーク州東部(EU)、中西部(カナダ)、ハワイ州(日本)、アラスカ州(ロシア)である、ソ連の崩壊は1976年に初めて予言された(p124)

    ・イラクから引き上げることにある9万人のアメリカ兵士は、次なる戦地であるアフガニスタン、パキスタン等へ向かうことになる(p138)

    ・1980年以前にはアフガニスタンにはアヘンはほとんど生産されていなかったが、CIAが入った途端に生産が始まり、1999年には80%、タリバン台頭後には生産量は激減(10分の1以下)した(p148)

    ・1988年にコロンビアのコーヒー価格が40%下落したのを受けて、コーヒー農家がコカイン市場に活路を見出した(p154)

    ・現在のドル札(グリーンパック)を国内では流通不可、新ドル札(ブルーノート)を発行する、旧ドルを暴落させ、それを大量に抱えた中国・日本・産油国は破産状態となる(p172)

    ・タックスヘイブンでは麻薬組織などのマネーロンダリングが行われているというイメージがあるが、実際にマフィアが流す量は全体の5%、残りは金融機関、ヘッジファンド等(p195)

  • アメリカという国の裏側を暴いた本。オバマ氏は大統領を演ずるピエロなのか???

  • 2009/11/4
     新鮮みにかけるなぁ。これからこ​の人はどういう言論を展開してい​くんだろうか??
     http://blog.tre​nd-review.net/b​log/2009/06/001​224.html”

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著者プロフィール

1961年カナダ生まれ。ジャーナリスト。上智大学比較文学科を経て、カナダのブリティシュ・コロンビア大学卒業。米経済紙『フォーブス』の元アジア太平洋支局長。著書に、『日本がアルゼンチン・タンゴを踊る日』(光文社)、『メルトダウンする世界経済』『闇の支配者に握り潰された世界を救う技術』シリーズ(イースト・プレス)、『分断される世界経済』『戦時体制に突入した世界経済』(清談社Publico)、『一神教の終わり』(秀和システム)、『破滅する世界経済と日本の危機』(かや書房)など多数。

「2023年 『ディストピア化する世界経済』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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