- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784413037280
感想・レビュー・書評
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非常に興味深い内容だった。
岡野さんは面白い!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
痛快!
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大きなリターンを得るには二つの条件がいる。磨かれた腕と情報、この両輪を磨く方法がのべられている。安い仕事でも工夫して稼ぐ、おもしろい奴になれ…長年の経験をもとにこの本でしか読めない話が盛り沢山。
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ビジネスで大事にしていることをべらんめぇ調で書いてあって、
おもしろかった。
the職人さんって感じ。 -
痛くない注射器で有名な岡野工業、岡野社長。破天荒の
ように見えるが、情があり義に厚い。いかにも江戸っ子
らしい経営哲学。従業員5人で世界相手にいかに戦うか。
量産、低価格だけではない企業生き残りへの秘策が満載。
小さい会社だけど大きな自信を持ちたいあなたへ!
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▼3 つの共感ポイント▼
■仕事の一番の決め手は「情報」だ。そして、それを持っ
てきてくれるのは「人」なんだな(P3)
■人間ってのは、いくら自慢話を聞かされたって話の半分
も信じないもんだけど、第三者が「あいつはすごい」と
ほめあげたら、そのまま信じるんだよ(P152)
■受けるのも断るのも、こっちが決定権を握ってなきゃ、
いい仕事はできねえよ(P177) -
この本の筆者、岡野雅行を代表社員とする岡野工業をご存じだろうか?従業員数たった5人の町工場でありながら、NASAのような世界的企業からも注文が殺到する企業なのだ。代表的なものとして、「痛くない注射針」や、今の社会に必要不可欠な携帯電話の小型化に貢献した「リチウムイオン電池ケース」がある。もともと金型を作っていたが金型業界での暗黙のルールを破り、プレス機をつくる事もしている。こんなすごい事をしていながら筆者の学歴は中学中退、実質小学校卒業というのだ。とても驚かされるが、学業ではなく筆者が小さな頃から心にとめているものが世界的企業まで成長させたのである。
筆者は「情報」「自分を曲げない事」が大切だと述べている。他にも述べられているが、中でも私は「情報」について、本を読みながら「その通りだな」と思わされた。「情報」には二種類あり、「石ころの情報」と「ダイヤモンドの情報」である。簡単に言ってしまえば、使える情報と使えない情報である。筆者には「ダイヤモンドの情報」が勝手に入ってくるという。なにかを買っているわけではなく、そのような人物なのだ。
私は次のように思う。大学での実話に例えてみる。学生の頃に、「あの授業おもしろいよ」とか「○日にテストあるんだって」や、「(少し言い方が悪いが)あの先生簡単に単位くれるよ」などの情報を受信、発信しなかっただろうか?きっと一つくらいは思い当たる事があるはずだ。「情報」は循環するのだ。自分にとって特に有益な「ダイヤモンドの情報」は、誰かに教えるべきである。独り占めしてはいけないのだ。その見返りに「あいつにも教えてあげるか」となり、情報は循環する。特に「ダイヤモンドの情報」はどんどん他人に教え、自分だけが良い思いをするものではない。自分にも情報が入ってこないからだ。ビジネスの世界で「ダイヤモンドの情報」が勝手に入ってきたらどうだろう。自分は一歩先の世界に踏み込んでいるのだ。
いくら情報が入ってくるからといって、本物の情報、偽者の情報かはわからない。これらを見抜くためには、この本で知って欲しい。筆者の成功の秘訣も述べられているのだ。私は今この文書を通して「情報」を発信している。「こいつには○○を教えてやるか」と思ってくれることを願いながら書いている。この「情報」があなたにとって「ダイヤモンド」だと感じるなら、ぜひこの本を手にとってみて欲しい。