酵素が太らない体をつくる!

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784413038041

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  • 年齢別基礎代謝基準値
    50歳以上 男性21.5Kcal/kg 女性20.7Kcal/kg

    酵素は、体内にある潜在酵素と外部から取り入れる食物酵素に分けられる、潜在酵素には消化酵素と代謝酵素がある。
    酵素は生野菜や果物、発酵食品などにたくさん含まれています
    消化酵素を浪費しない、代謝酵素のムダ使いを防ぐことができる

    トラブルが起きた細胞が減って、元気な細胞に置き換わる新陳代謝が毎日1兆個の細胞で起これば、1ヶ月で30兆個、2ヶ月で60兆個の細胞が入れ替わる計算になります。私たちの身体の細胞は約60兆個ですから、単純計算で考えれば2ヶ月ですべての細胞が入れ替わる、新陳代謝の流れがある。

    悪玉菌が増えると腸内の腐敗現象がどんどん進行し、血液が汚れ、活性酵素の発生が増え、全身の動脈硬化や細胞便秘などを起こしやすくなっていきます。さまざまな病気にかかるリスクが高まると同時に、代謝が悪くなり、内臓脂肪が蓄積しやすく太りやすい体になってしまいます。

    腸内の善玉菌を増やし、活動を活性化させるプロバイオティクス(乳酸菌など)とプレバイオティクス(植物繊維やオリゴ糖など)を積極的に摂取しておけば鬼に金棒です。

    酵素の働きを悪くする酵素阻害剤には、白砂糖、食品添加物、残留農薬がついた野菜、生のナッツや種、豆などがあります。これらに勝るとも劣らない酵素阻害剤が西洋薬なのです。

    アレルギーを起こす最大の原因は酵素不足です。
    小腸の腸壁が炎症を起こすと、普通吸収できないような比較的大きな分子(特にタンパク質がアミノ酸まで分解されないタンパクのかけら)が吸収されるようになってしまいます。この状態を「リーキーガット症候群」といいます。私たちの血液中に通常存在しない物質が入り込むと、これらから体を守ろうとしてアレルギー反応が起こり、皮膚炎やぜんそくなどを起こしてしまうというわけです。

    酵素の多い生野菜や果物、発酵食品などをよく食べ、ときどき定期的に酵素断食をして消化器官を休ませることで、腸壁にできた広がった穴は正常に戻っていきます。

    白砂糖などの含まれる糖分は血液中の最近のエサになります。血糖値が上がると血中に菌が増えて、菌血症になってしまいます。血液中に増えた細菌は、白血球のマクロファージや好中球が食べてくれるのですが、そのとき細菌を殺す目的で活性酵素が発射されます。この活性酸素こそが、正常な細胞をも傷つけ、ガンを発生させたり、あらゆる病気を生じさせたりする元凶となるのです。高GIは非常に強力な活性酸素発生因子です。

    体に望ましくない油は、1、トランス型油、2、酸化油脂(過酸化脂質)、3、過剰なリノール酸油
    体を良くする油は、1、αーリノレン酸油、2、EPA・DHA 3、オレイン酸油の3っつです。
    天然の青魚・・・DHAドコサヘキサエン酸、EPAエイコサペンタエン酸などの血液サラサラ効果がある不飽和脂肪酸が多く含まれている。
    フラックス油、エゴマ油・・・αーリノレン酸が豊富に含まれている
    アーモンド、クルミ、ビスタチオなどのナッツ類・・・αーリノレン酸、オレイン酸など体に良い油が多く含まれている

    リノール酸の過剰摂取はありとあらゆる病気につながります。
    たとえ動脈硬化が強くても、EPA、DHAがしっかり摂れていれば、梗塞は起きにくいことも分かってきました。

    リノール酸を減らし、αーリノレン酸、EPA、DHAの油を多くとることが絶対的な健康法となります。

  • 先日読んだ同種の本(著者は其々、カナダ人と米国人)に酵素の話は皆無だった。日本人の食生活には割合と取り入れ易いよね。和食バンザイ!すりおろし野菜っていいなぁ。でも私、大根をおろすのが苦手。猪突猛進型なんで、すぐに手を擦っちゃうのよね…(涙)よし、亭主に押し付けよう!花粉症も治りそう〜。
    ちょっとだけ残念なのは、この本には「酵素断食」ってのが出てきます。でも、ジュースにすると食物繊維が破壊されちゃう…ってことには注意が払われていないのです。

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著者プロフィール

鶴見クリニック院長/NPO法人鶴見酵素栄養学協会理事長。1948年、石川県生まれ。金沢医科大学医学部卒業後、浜松医科大学にて研修勤務。東洋医学、鍼灸、筋診断法、食養生などを研究。西洋医学と東洋医学を融合させた医療を実践。米ヒューストンでディッキー・ヒューラ博士などから酵素栄養学を学ぶ。 病気の大きな原因は「食生活」にあるとして、酵素栄養学に基づくファスティングや機能性食品をミックスさせた独自の代替医療で、がんや難病・慢性病の治療に取り組み、多くの患者の命を救う。食養生や酵素栄養学に関する著書多数。

「2013年 『食事を変えれば病気は治る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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